養源院は日本絵画や血天井が有名【京都の寺社100選】(東山区)

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養源院(ようげんいん)をご存知でしょうか?養源院は有名な俵屋宗達(たわらやそうたつ)の絵が見れるほか、ゾクゾクするような血天井(ちてんじょう)でも知られています。この記事で詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

 

養源院の歴史や見どころをご紹介

養源院の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院はどんなところですか?
詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

養源院(ようげんいん)は京都市東山区にあり、小さいながらも見ごたえのあるお寺です。まずは養源院の歴史や見どころから紹介します。

 

養源院の歴史

豊臣秀吉の側室だった淀殿(よどどの)は、浅井長政(あさいながまさ)という大名と、織田信長のお姉さんの娘です。そんな淀殿(よどどの)が父親である浅井長政を供養(くよう)するために建てたのが養源院です。

亡くなった人が仏さまの弟子として授かる名前のことを「院号(いんごう)」といいますが、養源院というお寺の名前は浅井長政の院号からとられています。

それが1594年(安土桃山時代)なのですが、程なくして火災により焼失してしまいました。1621年(江戸時代)に淀殿の妹で、二代将軍である徳川秀忠(とくがわひでただ)の妻「崇源院(すうげんいん)〉」によって建て直され、それ以降は徳川家を弔(とむら)うお寺となっています。

 

養源院の見どころ

養源院の見どころは多いのですが、その中からいくつかピックアップして紹介します。

 

養源院の血天井

養源院は血天井(ちてんじょう)でも有名です。関が原の戦いの前哨戦で、徳川家康の家臣だった鳥居元忠(とりいもとただ)ら1800人が伏見城(ふしみじょう)に立てこもりました。

13日間の攻防の末、反徳川軍に攻め落とされた時、鳥居元忠や家臣たちは自害しました。その戦いによってたくさんの血がついた廊下の板を天井に張って、彼らの霊を弔って(とむらって)いるのがこの養源院の血天井(ちてんじょう)です。

今も生々しくたくさんの血が残っていて、戦乱の世のすさまじさを物語っています。ちなみに養源院のほか、北区の源光庵(げんこうあん)や左京区大原の宝泉院(ほうせんいん)にも血天井があります。

【関連記事】源光庵は悟りの窓や血天井で有名【京都の寺社100選】(北区)

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俵屋宗達の杉戸絵

養源院では、江戸時代の画家である俵屋宗達(たわらやそうたつ)が描いた絵が見れます。杉の木でできた戸には、白象図(はくぞうず)、唐獅子図(からじしず)、麒麟図(きりんず)などが描かれており、風変りな表現が新鮮です。当時では珍しい動物たちが大胆に描かれ、参拝者を魅了し続けています。

 

俵屋宗達の襖絵

俵屋宗達が描いた襖絵(ふすまえ)も有名です。松と岩だけが描かれた襖絵(ふすまえ)は、今にも動き出しそうな松が大きなインパクトを与えてくれます。

背景は全て金箔(きんぱく)となっている豪華な襖絵(ふすまえ)で、俵屋宗達の作品として唯一残っている襖絵です。

 

養源院のお役立ち情報

養源院のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?
養源院のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

養源院のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 養源院の桜
  • 養源院の紅葉
  • 養源院の御朱印

 

養源院の桜

養源院は隠れた桜の名所として知られています。参道に咲き誇る樹齢200年のヤマザクラや、本堂(ほんどう)前の2本の八重紅枝垂桜(やえべにしだれざくら)は見事です。

地元京都の人でも知らない桜ですので、ぜひ穴場の桜として観賞してください。

 

養源院の紅葉

養源院は紅葉の名所でもあります。参道で色づく真っ赤な紅葉や、石畳(いしだたみ)の上に落ちる散りもみじは、鮮やかな秋の雰囲気を存分に楽しませてくれます。

それほど人が多くない穴場なので、ぜひ紅葉シーズンに参拝しましょう。

 

養源院の御朱印

養源院の御朱印

養源院の御朱印は「雨寶殿」と書かれた御朱印を300円でいただけます。せっかく参拝したのなら、ぜひ御朱印もいただきましょう。

 

養源院の参拝情報

養源院の参拝情報

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院の交通アクセスを教えて下さい。
参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

養源院の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 養源院の拝観料金や参拝時間
  • 養源院の交通アクセス
  • 養源院の駐車場情報
  • 養源院の地図

 

養源院の拝観料金や参拝時間

養源院の拝観料金は600円で、参拝時間は9時~16時です。養源院の中では血天井や襖絵(ふすまえ)なども含め、丁寧に案内してもらえますので、意味を理解しながらの参拝が可能です。

 

養源院の交通アクセス

養源院への交通アクセスは、市バス「博物館三十三間堂前(はくぶつかんさんじゅうさんげんどうまえ)」バス停、「東山七条(ひがしやまななじょう)」バス停からそれぞれ徒歩約3分です。

また、京阪電車(けいはんでんしゃ)「七条駅(しちじょうえき)」から徒歩約10分です。

 

養源院の駐車場情報

養源院には駐車場がありません。マイカーで参拝する場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。養源院の前には三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)がありますが、三十三間堂の駐車場にとめて養源院に行くことはできません。

 

養源院の地図

養源院の住所は「京都市東山区三十三間堂廻町656」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【公式サイト】養源院 【公式】

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まとめ

養源院は浅井長政を弔(とむら)うため、娘の淀殿が建てたお寺です。小さい敷地ながらも、俵屋宗達の絵や血天井など、見どころの多いお寺です。また、桜や紅葉の隠れスポットでもあるため、時期を選んで参拝すると見どころが増えます。交通アクセスの良いところにありますので、ぜひ参拝してください。