本能寺は信長が光秀に討たれた寺【京都の寺社100選】(中京区)

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本能寺(ほんのうじ)に行かれたことはありますか?織田信長が家臣である明智光秀に倒された「本能寺の変」は有名ですが、現在の寺院は移転後のものですので、謀反(むほん)が起きた場所とは異なります。詳しく解説しますので参考にしてください。

本能寺の歴史や見どころをご紹介

本能寺の境内と本堂
本能寺の境内と本堂

観光客のAさん
観光客のAさん
本能寺はどんなところですか?

本能寺について詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

本能寺(ほんのうじ)は「本能寺の変」により、織田信長が家臣である明智光秀に倒された場所として有名です。ただし、本能寺の変が起きた場所は現在の本能寺の場所ではありません。そのあたりは後述するとして、まずは本能寺の歴史や見どころから紹介いたします。

 

本能寺の歴史

本能寺は法華宗(ほっけしゅう)という宗派のお寺で、1415年(室町時代)に日隆(にちりゅう)というお坊さんが「油小路高辻(あぶらのこうじたかつじ)」という場所に建てた「本応寺(ほんのうじ)」が前身です。

何度も火災にあい、その中の1つとして1582年(戦国時代)の本能寺の変でも焼失しています。豊臣秀吉が現在地に移転させた後も火災にあい、現在のお堂は1928年(昭和時代)に建てられたものです。

 

本能寺の見どころ

本能寺の見どころについて、いくつかピックアップして紹介します。

 

立派な本堂

本能寺の本堂(ほんどう)は、京都大学名誉教の天沼俊一(あまぬましゅんいち)氏が設計したお堂です。昭和に建てられたお堂でありながら室町時代の面影があり、大変立派なお堂となっています。

入り口から境内(けいだい)に入ると大きなお堂がすぐに見え、古くから残るお堂を見ているような感覚になります。日蓮宗(にちれんしゅう)系寺院の本堂として、標準的な姿をした本堂です。

 

大賓殿宝物館

本能寺には大賓殿宝物館(だいほうでんほうもつかん)があり、何度も火災にあうなかで守られてきた宝物が保管されています。

たとえば、本能寺の変の前夜に鳴き出して異変を知らせたという「三足の蛙(みつあしのかえる)」という香炉(こうろ)〈お香をたく道具〉や、梅樹雉雀文様銅鏡(ばいじゅきじすずめもんようどうきょう)という重要文化財(じゅうようぶんかざい)の鏡(かがみ)、織田信長が持っていた建盞天目茶碗(けんさんてんもくちゃわん)など、貴重な宝物が多く展示されています。

 

信長公廟

本能寺の信長公廟(のぶながこうびょう)は、信長のお墓です。信長のお墓とされているところは数多く存在するのですが、信長公廟もその1つです。

本能寺の変で信長が亡くなってから、三男の織田信孝(おだのぶたか)の命によって建てられたものです。

 

本能寺のお役立ち情報

信長公廟
信長公廟

観光客のAさん
観光客のAさん
本能寺に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

本能寺のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

本能寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 本能寺の変の時の本能寺跡はどこか
  • 本能寺の漢字は独特
  • 本能寺の御朱印
  • 本能寺の年中行事

 

本能寺の変の時の本能寺跡はどこか

本能寺は火災による焼失などの影響で、何度もさまざまな場所で建て直されています。本能寺の変で織田信長が討たれたのは、四条堀川(しじょうほりかわ)という場所の北東付近です。

蛸薬師通り(たこやくしどおり)と油小路通り(あぶらのこうじどおり)の交差点付近や、蛸薬師通り(たこやくしどおり)と小川通り(おがわどおり)の交差点付近には、それぞれ石碑(せきひ)が立てられています。

蛸薬師通りと油小路通りの交差点付近の石碑
蛸薬師通りと油小路通りの交差点付近の石碑
蛸薬師通りと小川通りの交差点付近の石碑
蛸薬師通りと小川通りの交差点付近の石碑

現在では、石碑(せきひ)が建てられている北側一帯で、南は蛸薬師通り(たこやくしどおり)、北は三条通り(さんじょうどおり)、東は西洞院通り(にしのとういんどおり)、西は油小路通り(あぶらのこうじどおり)に本能寺があったという説が有力です。

 

本能寺の漢字は独特

本能寺の入り口に立つ案内石碑(せきひ)を見ると、「能」の文字が「䏻」になっていることが分かります。これは、本能寺がこれまで5回も火災にあっているために使われた漢字です。

「能」の文字は右側が「ヒ」であり、火を嫌って「去」に変えられています。

 

本能寺の御朱印

本能寺の御朱印は300円でいただけます。また、本能寺ではご首題(しゅだい)もいただけます。ご首題(しゅだい)は信仰や参拝の証としていただけるもので、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と書かれたものを入手可能です。

オリジナル御朱印帳も用意されており、織田家の家紋(かもん)〈家のマーク〉が入った御朱印帳や表紙が木製の御朱印帳、期間限定の御朱印帳など、数種類の御朱印帳が扱われています。

 

本能寺の年中行事

本能寺では年間を通してさまざまな行事が行われます。その中で9月15日に行われる「方丈会(ほうじょうえ)」は、生き物に感謝する行事として知られています。

本堂でお経が唱えられたあと、鴨川(かもがわ)に移動し、コイやフナなどが放流されます。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

本能寺の参拝情報

本能寺の参拝情報

観光客のAさん
観光客のAさん
本能寺の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

本能寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 本能寺の拝観料や参拝時間
  • 本能寺の交通アクセス
  • 本能寺の駐車場情報
  • 本能寺の地図

 

本能寺の拝観料や参拝時間

本能寺は境内自由散策(無料)で、参拝時間は6時~17時です。また、大賓殿宝物館(だいほうでんほうもつかん)は9時~17時(入館は16時半まで)で、入館料は大人500円、中高校生300円、小学生250円となっています。

 

本能寺の交通アクセス

本能寺への交通アクセスは、市バス「河原町三条(かわらまちさんじょう)F乗り場・H乗り場」から徒歩すぐです。また、「京都市役所前駅(きょうとしやくしょまええき)」から徒歩約2分です。

 

本能寺の駐車場情報

本能寺には20台ほどとめられる有料駐車場があり、30分200円となっています。また、近くにはゼスト御池地下駐車場(有料)もあり、マイカーでの参拝も便利です。

 

本能寺の地図

本能寺の住所は「〒604-8091 京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【公式サイト】法華宗大本山 本能寺

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まとめ

本能寺は織田信長が明智光秀に討たれた「本能寺の変」で有名ですが、現在の本能寺は別の場所に移転しています。それどころか、本能寺は何度も火災にあいながら異なる場所で建てられており、「能」の文字を変えたくなるほど火災被害に見舞われたお寺です。

現在は寺町通商店街(てらまちどおりしょうてんがい)沿いという、賑(にぎ)やかなところに建てられています。