下鴨神社は美しさ際立つ世界遺産【京都の寺社100選】(左京区)

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京都の下鴨神社(しもがもじんじゃ)に行ったことがありますか?下鴨神社は京都市左京区にある神社で、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。とても美しい神社である下鴨神社の魅力を紹介します。ぜひ参考にしてください。

下鴨神社の見どころと歴史

下鴨神社
下鴨神社

観光客のAさん
観光客のAさん
下鴨神社はすごくキレイなイメージがあります。

はい、とても美しい神社ですよ。下鴨神社について解説します。
神主さん
神主さん

 

下鴨神社(しもがもじんじゃ)は、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言いまして、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)とともに人気がある神社です。世界文化遺産に指定されている下鴨神社の歴史や見どころ、神様について見ていきましょう。

 

下鴨神社の歴史

下鴨神社は崇神天皇の7年(紀元前90年)に、神社の周りにあった垣根が直されたという記録があるため、さらに古い時代から存在していたと考えられています。

下鴨神社の敷地にある糺の森(ただすのもり)周辺の発掘調査では、縄文時代の土器や弥生時代の住居跡が発見されたため、その裏付けとなっています。

奈良時代には大きなお祭りが行われていた記録、平安時代には宗教の中心地の1つだった記録が残っています。ちなみに、平安時代以降は都を守る神社、つまり王城鎮護(おうじょうちんご)神社として信仰されました。

鎌倉時代や室町時代には能(謡曲)などに登場し、国民が信仰を支えていたことがうかがわれます。江戸時代には幕府から領地が寄付され、明治時代以降も全国有数の神社として高い地位を築いています。

 

下鴨神社の見どころ

下鴨神社には多くの見どころがあるため、紹介しきれないのが本音ですが、特にチェックして頂きたいところをいくつかピックアップいたします。

美しく立派な本殿

下鴨神社の本殿は、東本殿と西本殿あり、西本殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東本殿には玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀(まつ)られています。現在の両本殿は1863年(江戸時代)に建てられており、代表的な神社建築として国宝に指定されています。

下鴨神社の本殿は21年ごとに式年遷宮(しきねんせんぐう)されています。式年遷宮とは、一定の年ごとに社殿を造り替えることです。

1036年(平安時代)に第1回目の式年遷宮の制度が確立し、例外を除いて21年に一度の式年遷宮が行われてきました。これにより、傷んだところが直されてきたのです。

 

縁結びで知られる相生社

下鴨神社の中には縁結びのご利益で知られる相生社(あいおいしゃ)があります。相生社(あいおいしゃ)にあるご神木(しんぼく)は、2本の木が1本に結ばれていて、その間から子どもの木が生えていることから、縁結びだけでなく安産や育児、家庭円満などのご利益があるとされています。

ちなみにご神木(しんぼく)とは信仰の対象となる木のことです。現在のご神木は4代目です。

 

女性に人気の河合神社

河合神社
河合神社

神社に付属して、その神様と縁の深い神様を祭った社(やしろ)のことを摂社(せっしゃ)と呼びますが、河合神社(かわいじんじゃ)は古くから下鴨神社として、女性守護の信仰を集めています。

河合神社(かわいじんじゃ)に祀(まつ)られている玉依姫命(たまよりびめ)の美しさによって、美のご利益を求める女性に人気の神社となっています。

特に有名なのが鏡絵馬(かがみえま)で、手鏡の形状に顔が書かれた絵馬となっています。普段使っている化粧品で鏡絵馬にメイクをすると、外見も内面も美しくなるとのことです。

鏡絵馬
鏡絵馬

随筆家として有名な鴨長明(かものちょうめい)は、河合神社(かわいじんじゃ)の禰宜(ねぎ)の息子だったゆかりがあり、鴨長明が晩年をすごしたと伝わる庵が展示されています。禰宜(ねぎ)とは神主(かんぬし)の下の役です。

鴨長明が実際に晩年を過ごしたのは伏見区の日野(ひの)の山中で、現在も方丈石(ほうじょうせき)という大きな礎石(そせき)が残っています。

 

契約のお社である印璽社

印璽社(いんじしゃ)は下鴨神社本殿の近くにある神社で、印璽(いんじ)とはカンタンに言うとハンコのことです。

印は聖徳太子の時代(574~622年)の時代に日本に伝わり、宮廷や寺社で貴重な扱いを受けているうちに神格化しました。印璽社(いんじしゃ)は契約の神様として信仰を集めています。

大事な契約を控えている時や、物事を成功させたい時に参拝する人が多い神社です。

 

パワースポットの糺の森

糺の森(ただすのもり)は、縄文時代から同じような樹木が残っている森で、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹が中心となっています。樹齢200年から600年の木々がおよそ600本も存在し、とても貴重な森とされています。奈良時代や平安時代のさまざまな物語に登場するほど昔から有名な森で、現在では多くの神社ファンの中でパワースポットとしても愛されています。

 

下鴨神社の神様

下鴨神社に祀(まつ)られている神様は、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)に祀(まつ)られている賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)の母方のお爺さんで、玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)の母親です。

【関連記事】上賀茂神社は魅力あふれる世界遺産【京都の寺社100選】(北区)

 

下鴨神社のお役立ち情報

下賀茂神社境内

観光客のAさん
観光客のAさん
下鴨神社のご利益や御朱印情報が知りたいです。

わかりました。下鴨神社のお役立ち情報を紹介します。
神主さん
神主さん

下鴨神社のお役立ち情報として以下内容を紹介ます。ぜひ参考にしてください。

  • 下鴨神社のご利益
  • 祭りなどの年中行事
  • 下鴨神社の御朱印やお守り

 

下鴨神社のご利益

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は平和や、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、病気を治すなどのご利益があります。ほかにも導きの神、勝利の神としても知られており、試験合格や交通安全などさまざまなご利益があるとされています。

玉依媛命(たまよりひめのみこと)は女性の守護神であり、縁結びや安産、育児などのご利益があります。また、水の神様としても知られています。

 

祭りなどの年中行事

葵祭(京都御苑にて)
葵祭(京都御苑にて)

下鴨神社では年間を通して数多くの行事が行われますが、特に有名なのは5月の葵祭(あおいまつり)です。葵祭は上賀茂神社と下鴨神社のお祭りで、祇園祭(ぎおんまつり)、時代祭(じだいまつり)とともに京都三大祭の1つに数えられています。

葵祭は古くからのしきたりのまま、「宮中の儀(きゅうちゅうのぎ)」「路頭の儀(ろとうのぎ)」「社頭の儀(しゃとうのぎ)」という3つの行事が行われ、路頭の儀では平安貴族姿の行列が、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社へと進みます。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

下鴨神社の御朱印やお守り

下賀茂神社の御朱印
下賀茂神社の御朱印

下鴨神社の御朱印は以下の種類があり、いずれも御朱印は500円でもらえます。

  • 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)の御朱印
  • 相生社(あいおいしゃ)の御朱印
  • 御手洗社(みたらいしゃ)の御朱印
  • 比良木社(ひらきしゃ)の御朱印
  • 雑太社(さわたしゃ)の御朱印
  • 河合神社(かわいじんじゃ)の御朱印

※河合神社の御朱印は河合神社の社務所にて

 

このほか時期により、葵祭限定の御朱印などもあります。オリジナル御朱印帳は、双葉葵(ふたばあおい)や菊、藤の模様が入っており、2,000円で手に入れることができます。ほかにも手作りの御朱印帳など、いくつかの種類が用意されています。

お守りは多数の取り扱いがありますが、特に人気なのが相生社(あいおいしゃ)のお守りです。女性用に京ちりめんで作られた「媛守(ひめまもり)」と、男性用にデニム生地で作られた「彦守(ひこまもり)」があります。

 

下鴨神社の参拝情報

下賀茂神社楼門
下賀茂神社楼門

観光客のAさん
観光客のAさん
下鴨神社への行き方が分かりません。

下鴨神社の参拝情報をお伝えします。
神主さん
神主さん

下鴨神社の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 下鴨神社への交通アクセス
  • 下鴨神社の駐車場情報
  • 下鴨神社の地図

 

下鴨神社への交通アクセス

下鴨神社は京阪電鉄「出町柳駅(でまちやなぎえき)」から徒歩12分のところにあります。車の場合は名神南インターから約30分、東インターから約40分です。

 

下鴨神社の駐車場情報

下鴨神社には有料駐車場があります。乗用車は300台ほど停められますので、お車での参拝も便利です。ただ、春や秋の観光シーズンは周辺が渋滞する恐れがありますので、なるべく公共交通機関での参拝がおすすめです。

 

下鴨神社の地図

下鴨神社の住所は「〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

 

【公式サイト】下鴨神社|賀茂御祖神社

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まとめ

下鴨神社は世界文化遺産に数えられ、京都を代表する神社の1つです。自然と融合した建物の美しさは古くから今に伝わる姿そのままです。パワースポットとしても知られる下鴨神社へ、ぜひご利益をもらいに行きましょう。