松尾大社は猛霊とあがめられた神社【京都の寺社100選】(西京区)

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松尾大社(まつおたいしゃ)をご存知ですか?松尾大社は京都のメインストリート「四条通(しじょうどおり)」西側の突き当りにあります。この記事では猛霊(もうりょう)とあがめられた松尾大社について詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

松尾大社は猛霊とあがめられた神社

松尾大社

観光客のAさん
観光客のAさん
松尾大社は由緒ある神社なんですか?

はい。古くから京都に存在する由緒ある神社です。
神主さん
神主さん

 

松尾大社(まつおたいしゃ)は、京都のメインストリートである四条通(しじょうどおり)の西側の突き当りにあり、ファンが多い神社です。そんな松尾大社について以下内容を紹介します。

  • 賀茂の厳神と並んで松尾の猛霊と呼ばれる
  • 松尾大社の歴史
  • 松尾大社の見どころ

 

賀茂の厳神と並んで松尾の猛霊と呼ばれる

松尾大社は「松尾の猛霊(まつおのもうりょう)」と呼ばれた神社です。これはどういうことかと言うと、平安時代に都を守る神様、つまり王城鎮護(おうじょうちんご)の神として、東の「賀茂の厳神(かものげんしん)」、西の「松尾の猛霊」と呼ばれたのです。

賀茂の厳神(かものげんしん)とは上賀社(かもしゃ)〔今の上賀茂神社(かみがもじんじゃ)と下鴨神社(しもがもじんじゃ)〕です。松尾大社はそれだけ由緒のある神社であることが分かります。

 

松尾大社の歴史

松尾大社は701年(飛鳥時代)に始まります。秦忌寸都理(はたのいみきとり)という人が、松尾山にある磐座(いわくら)の神様の霊を迎えて社殿を建てたのが始まりです。

本殿(ほんでん)は、1397年(室町時代)に建てられ、1542年(室町時代)に大修理されました。重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定されており、信仰の対象としてだけでなく、歴史や芸術的価値が高い建物でもあることが伺えます。

 

松尾大社の見どころ

松尾大社を訪れると、威厳ある雰囲気により気持ちがと引き締まります。それでいて豊かな自然が癒しを与えてくれます。そんな松尾大社の見どころを紹介します。

 

境内に導く立派な鳥居

松尾大社は、四条通の突き当りに大きな鳥居(とりい)が立っているので、すぐに場所が分かります。美しい朱色(しゅいろ)のこの鳥居は一の鳥居(大鳥居)で、上部にかかっている額には「松尾大神」と書かれており、鳥居の横には「松尾大社」書かれた案内の石が立っています。

一の鳥居をくぐると二の鳥居が迎えてくれます。一の鳥居よりも少し小さ目ですが、それでも立派な朱色の鳥居です。二の鳥居にも「松尾大神」と書かれた額がかかっています。

 

よみがえりの水と呼ばれる亀の井

松尾大社の亀の井
松尾大社の亀の井

松尾大社は古くからお酒の神様として信仰されており、敷地内にある「亀の井(かめのい)」の水を混ぜてお酒をつくると、お酒が腐らないといわれています。

また、延命長寿のご利益があるとされ「よみがえりの水」とも呼ばれています。亀の井の奥には美しい滝が流れており、参拝者から人気のスポットとなっています。

 

しっかり参拝したい磐座

松尾大社の後ろにある松尾山は、7つの谷に分かれています。そのうちの1つである大杉谷の頂上近くにある巨大な岩石が磐座(いわくら)です。

社殿が建つよりも前にまつられていた神聖な場所とされています。残念ながら平成30年9月の台風21号により、登るための道が修復不可能となったため、現在は参拝することができません。

 

押さえておきたい庭園拝観や神像館

松尾大社には松風苑(しょうふうえん)三庭として、上古(じょうこ)の庭、曲水(きょくすい)の庭、蓬莱(ほうらい)の庭の3つがあります。

いずれも昭和の作庭家(さくていか)である重森三玲(しげもりみれい)が作ったもので、それぞれ雰囲気が異なります。

また、庭園のすぐ裏には宝物館(ほうもつかん)という建物があります。宝物館には男神・女神像があり、重要文化財に指定されています。

 

お酒の資料館

松尾大社にはお酒の資料館があります。お酒の資料館には、松尾大社とお酒とのかかわり、お酒の作り方、お酒の文化などビデオなどで分かりやすく展示しています。

 

松尾大社のお役立ち情報

松尾大社の庭園

観光客のAさん
観光客のAさん
松尾大社に参拝する前に、知っておくべき情報はありますか?
はい、ぜひ知っておいて欲しい情報を紹介します。
神主さん
神主さん

 

松尾大社のお役立ち情報として以下内容を紹介ます。ぜひ参考にしてください。

  • 松尾大社の神様
  • 松尾大社の御朱印
  • 松尾大社の年中行事

 

松尾大社の神様

松尾大社にまつられている神様は、大山咋神 (おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)です。

日本最古の歴史書といわれる「古事記」では、別名を山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)と伝えています。

市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)は、中津島姫命(なかつしまひめのみこと)の別名で、福岡県の宗像大社(むなかたたいしゃ)にまつられている三女神の一神として古くからあがめられています。

 

松尾大社の御朱印

松尾大社の御朱印は、通常のご朱印と京都五社めぐりの御朱印があります。通常の御朱印は手書きで「松尾大社」と書かれるもので、300円となっています。

平安京に縁のある神社を巡る「京都五社めぐり」も300円ですが、台紙をもらう1箇所目は御朱印込みで1,000円です。

オリジナルの御朱印帳は2種類あり、いずれも1,500円です。また、限定版の御朱印を販売することもあります。

 

松尾大社の年中行事

松尾大社は年間をとおして多くの行事が行われますが、特に有名な行事の中から節分祭と神幸祭・還幸祭を紹介します。

 

宮司による豆撒きで疫鬼を払う節分祭

松尾大社の節分祭は2月3日の13時30分から行われ、宮司(ぐうじ)が豆まきで鬼をはらいます。宮司とはその神社で神職につく人をまとめている、いわば神社の長です。

また、拝殿(はいでん)では、宮司(ぐうじ)が弓をかまえて3回引き、鬼や災の退散を念じます。その後、2時頃と3時半ごろに2度の豆まき行事が行われます。

 

神幸祭と還幸祭

松尾大社の神幸祭(しんこうさい)は4月26日に行われ、6基の神輿(みこし)などが御旅所(おたびしょ)に向かう途中、船に乗せられて桂川(かつらがわ)を渡ります。

5月17日には還幸祭(かんこうさい)が行われ、神輿(みこし)がさまざまな場所を経由して松尾大社に戻されます。

還幸祭(かんこうさい)が祭の中心で、今でも氏子(うじこ※神様が守ってくれる囲に生まれた人)たちの中では、祭といえばこの祭のことを指します。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

松尾大社の参拝情報

松尾大社の鳥居

観光客のAさん
観光客のAさん
松尾大社はどうやって行けば良いですか?
交通アクセスとともに参拝情報をお伝えしますね。
神主さん
神主さん

松尾大社の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 松尾大社駅からすぐの好立地
  • 松尾大社の駐車場情報
  • 松尾大社の地図

 

松尾大社駅からすぐの好立地

松尾大社は阪急嵐山線「松尾大社」駅から徒歩2分ほどの所にあります。駅を降りればすぐに鳥居が見えて来るので、迷うことはないでしょう。

 

松尾大社の駐車場情報

松尾大社には100台ほどの無料駐車場があります。ただし、シーズにによっては周辺の道路が混雑することがありますので、電車でのアクセスが無難です。

 

松尾大社の地図

松尾大社の住所は「〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【公式サイト】松尾大社 – MATSUNOO TAISHA

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まとめ

松尾大社(まつおたいしゃ)は、四条通(しじょうどおり)西側の突き当りにあり、古くから「松尾の猛霊」と呼ばれ、信仰する人が多い神社です。亀の井や庭園、神像など、見どころ盛りだくさんですので、ぜひ近くに行く際には立ち寄って参拝に行きましょう。