西本願寺は浄土真宗本願寺派のお寺【京都の寺社100選】(下京区)

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京都の西本願寺(にしほんがんじ)に行かれたことがありますでしょうか?西本願寺は外から見ていても大きくて立派ですが、中に入るとスケールの大きさをより実感できるお寺です。この記事では西本願寺について詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

西本願寺は浄土真宗本願寺派のお寺

西本願寺

観光客のAさん
観光客のAさん
西本願寺ってどんなお寺ですか?

はい。西本願寺について詳しく解説しますね。
お坊さん
お坊さん

 

西本願寺(にしほんがんじ)は浄土真宗(じょうどしんしゅう)という宗派のお寺で、数ある派閥(はばつ)のうち本願寺派(ほんがんじは)に属しています。そんな西本願寺について以下内容を解説します。

  • 西本願寺の歴史
  • 西本願寺の見どころ
  • 世界文化遺産の1つ

 

西本願寺の歴史

西本願寺(にしほんがんじ)は、1272年(鎌倉時代)に覚信尼(かくしんに)が東山に建てた大谷廟堂(おおたにびょうどう)が前身です。覚信尼(かくしんに)とは浄土真宗(じょうどしんしゅう)を開いた親鸞(しんらん)の娘です。

そして、覚如(かくにょ)というお坊さんがトップ(第3代)の時に本願寺(ほんがんじ)と名付けられました。

1591年(安土桃山時代)に豊臣秀吉が現在地である堀川六条(ほりかわろくじょう)という場所をお寺に寄付して整備されました。

しかし、1602年(安土桃山時代)に教如(きょうにょ)というお坊さんが徳川家康から烏丸七条(からすましちじょう)という場所を寄付され、東本願寺(ひがしほんがんじ)を建てました。

これにより、西本願寺(にしほんがんじ)と東本願寺(ひがしほんがんじ)に分裂したのです。

豊臣秀吉や徳川家康の駆け引きに巻き込まれるなど、分裂した事情はとても複雑でしたが、いずれにせよ現在も西本願寺と東本願寺の2つの本願寺が現在も存在感を放っています。

【参考記事】東本願寺の歴史と見どころをご紹介【京都の寺社100選】(下京区)

 

西本願寺の見どころ

西本願寺の見どころは盛りだくさんですが、ここでは特に見ごたえのあるおすすめを紹介します。

立派な阿弥陀堂と御影堂

西本願寺に入るとすぐ目に飛び込んでくるのが阿弥陀堂(あみだどう)と御影堂(ごえいどう)です。

阿弥陀堂(あみだどう)は西本願寺の本堂です。本堂とは最も尊重される仏像である本尊(ほんぞん)がまつられる場所で、西本願寺の本尊(ほんぞん)は阿弥陀如来(あみだにょらい)です。

阿弥陀堂(あみだどう)は1760年(江戸時代)に建て直されたもので、東西42メートル、南北45メートル、高さ25メートルと巨大です。

御影堂(ごえいどう)は、浄土真宗を開いた親鸞(しんらん)の木造がまつられています。

1636年(江戸時代)に建て直されており、東西48メートル、南北62メートル、高さ29メートルと、阿弥陀堂よりも巨大です。重要な行事はこの御影堂(ごえいどう)で行われます。

 

国宝の唐門

唐門(からもん)はとても美しい門で、ずっと見ていても飽きずに日が暮れるため、日暮らし門(ひぐらしもん)とも呼ばれています。この唐門は国宝に指定されています。

もともと御影堂(ごえいどう)の門だったのですが、1618年(江戸時代)に彫刻などを施した上で現在地に移築されています。

キリンビールの麒麟(きりん)は、この唐門に彫刻されている麒麟(きりん)をモデルとしています。

 

普段は非公開の書院

一般公開していませんが、西本願寺には書院(しょいん)という建物があります。書院はとても豪華で、黄金に輝く障壁画(しょうへきが)が美しいほか、彫刻(ちょうこく)の飾りつけも見事です。

ちなみに、障壁画(しょうへきが)とは襖(ふすま)や壁(かべ)に描かれた絵画のことです。

襖(ふすま)だけなら襖絵(ふすまえ)と言いますね。西本願寺の書院は、「鴻の間(こうのま)」「雀の間(すずめのま)」「雁の間(がんのま)」「菊の間(きくのま)」「白書院(しらしょいん)」など、たくさんの部屋があります。

また、能舞台(のうぶたい)も2つあり、北能舞台は現存する最も古い能舞台です。

 

京の3閣に数えられる飛雲閣

西本願寺には飛雲閣(ひうんかく)という建物があります。この飛雲閣(ひうんかく)は、金閣寺と通称される鹿苑寺(ろくおんじ)金閣と、銀閣寺と通称される慈照寺(じしょうじ)銀閣と並び、京の三閣(きょうのさんかく)と呼ばれています。

また、大徳寺芳春院(だいとくじほうしゅういん)の呑湖閣(どんこかく)を入れて京の四閣(きょうのよんかく)と呼ばれたり、東福寺の伝衣閣(でんねかく)を入れて京の五閣(きょうのごかく)と呼ばれることもあります。

 

世界文化遺産の1つ

西本願寺は世界文化遺産に指定されています。世界文化遺産は世界的に見ても価値があるもので、京都には西本願寺を含め17の世界文化遺産が「古都京都の文化財」として、まとめて登録されています。

 

 

西本願寺のお役立ち情報

西本願寺の唐門
西本願寺の唐門

観光客のAさん
観光客のAさん
西本願寺について、観光に役立つ情報はありますか?

はい。西本願寺のお役立ち情報を紹介します。
お坊さん
お坊さん

西本願寺のお役立ち情報について以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 朝のお勤めに参加できる
  • 西本願寺の御朱印
  • 西本願寺の年中行事

 

朝のお勤めに参加できる

西本願寺は5時30分に開門(かいもん)し、それと同時に飛雲閣(ひうんかく)の横にある鐘(かね)が鳴らされます。

そして6時から晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)が行われます。晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)とは朝のお勤め、つまりお経をあげることです。

阿弥陀堂(あみだどう)、引き続き御影堂(ごえいどう)で行われで、誰でも自由に参加可能です。

 

西本願寺の御朱印

西本願寺には御朱印(ごしゅいん)がありません。「教え(法話)を聞き続けることが大事」であり、参拝回数は関係ないため、特に書いていないようです。お守りやお札(おふだ)もありません。

その代わり参拝記念スタンプがもらえます。記念スタンプは御影堂(ごえいどう)南側の龍虎殿(りゅうこでん)や、西本願寺敷地内の東側にあるお茶所(おちゃどころ)でもらえます。

 

西本願寺の年中行事

西本願寺は年間をとおして多くの行事が行われますが、最も大きな行事は1月9日~16日の「御正忌報恩講法要(ごしょうきほうおんこう)」です。

親鸞(しんらん)の命日を縁に7昼夜行われ、この期間は全国各地からお坊さんや信徒(しんと)さんが多数参拝します。信徒さんとは、その宗教を信じ、寺院などに属している人のことです。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

西本願寺の参拝情報

西本願寺のイチョウ

観光客のAさん
観光客のAさん
西本願寺の交通アクセスが知りたいです。

わかりました。アクセスとあわせて西本願寺の参拝情報を紹介します。
お坊さん
お坊さん

西本願寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 西本願寺の拝観料や拝観時間
  • 西本願寺の交通アクセス
  • 西本願寺の地図

 

西本願寺の拝観料や拝観時間

西本願寺の拝観時間は5:30~17:00で、拝観料は無料です。阿弥陀堂(あみだどう)や御影堂(ごえいどう)、唐門(からもん)はいつでも見学可能です。

 

西本願寺の交通アクセス

京都駅からの場合、市バス9系統、28系統、75系統に乗り、「西本願寺前」バス停からすぐです。

また、京阪七条駅からの場合、市バス206系統、208系統「七条堀川」バス停からすぐです。お車の場合は西本願寺の北側に広い駐車場がありますので、無料で停めることができます。

 

西本願寺の地図

西本願寺の住所は「〒600-8501 京都市下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町 本願寺内」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

 

【公式サイト】浄土真宗本願寺派(西本願寺)

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まとめ

西本願寺はスケールが大きいお寺で、阿弥陀堂(あみだどう)と御影堂(ごえいどう)の大きさは圧巻です。また、内部の美しさも目をみはるものがあります。ほかにも美しい唐門(からもん)や通常非公開の飛雲閣(ひうんかく)、書院(しょいん)など、見どころ満載のお寺です。