詩仙堂は石川丈山の晩年の地【京都の寺社100選】(左京区)

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詩仙堂(しせんどう)をご存知ですか?仙堂は石川丈山(いしかわじょうざん)という文人(ぶんじん)が過ごした山荘跡で、現在は曹洞宗(そうとうしゅう)の永平寺(えいへいじ)に属するお寺です。この記事で詳しく解説しますので参考にしてください。

詩仙堂の歴史や見どころをご紹介

詩仙堂の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
詩仙堂について詳しく教えてください。

はい、詩仙堂の歴史や見どころを紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

詩仙堂(しせんどう)は、石川丈山(いしかわじょうざん)という文人(ぶんじん)が晩年に過ごした山荘の跡地で、詩仙堂丈山寺(しせんどうじょうざんじ)といいます。

文人とは学問をおさめて詩などの文芸に秀でた人のことです。現在は曹洞宗(そうとうしゅう)という宗派のお寺で、福井県にある永平寺(えいへいじ)に属しています。そんな詩仙堂の歴史や見どこをを紹介します。

 

詩仙堂の歴史

詩仙堂の正しい呼び方は「凹凸窠(おうとつか)」です。聞きなれないかも知れませんが、凹凸窠(おうとつか)とはデコボコな土地に建てた住居という意味です。

徳川家康の側近だった、石川丈山が1641年(江戸時代)に隠居の場所として建てました。曹洞宗のお寺となったのは1966年(昭和41年)なので、詩仙堂の歴史から見ると最近です。

 

詩仙堂の見どころ

詩仙堂にはさまざまな見どころがありますが、その中から特に注目すべきところをピックアップして紹介いたします。

 

三十六詩仙で有名な凹凸窠

凹凸窠の中心部分に、詩仙の間(しせんのま)という部屋があります。詩仙の間には江戸時代の絵師である狩野探幽(かのうたんゆう)が描いた肖像画(しょうぞうが)が掛かっています。

この肖像画は中国の詩人36人の肖像画で、三十六詩仙(さんじゅうろくしせん)として選ばれた人たちです。この詩仙の間(しせんのま)が詩仙堂の名前の由来となっています。

ちなみに、日本には平安時代の和歌の名人36人として「三十六歌仙(さんじゅうろっかっせん)」がありますが、三十六詩仙はそれにならったものです。

 

四季折々の風景を楽しめる庭園

詩仙堂の庭園は自然豊であるため、春夏秋冬それぞれを味わえるお庭となっています。春のキリシマツツジやアヤメ、夏のホタルブクロやキョウガノコ、秋のシュメイギク、冬のセンリョウやマンリョウなど、さまざまな草花が迎えてくれます。

詩仙堂では、日々の喧騒(けんそう)を忘れ落ち着いた時間が過ごせます。

 

静寂に響くししおどし

詩仙堂のししおどし

詩仙堂のお庭には「ししおどし」があります。静けさの中に鳴り響く「ししおどし」は風情を演出してくれ、心にもジーンと響く良い音を奏でてくれます。天候によって微妙に音が変わるため、毎回異なる風情を楽しめます。

 

詩仙堂のお役立ち情報

詩仙堂のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
詩仙堂に行く予定なのですが、何か情報はありますか?

はい、詩仙堂に関するお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

詩仙堂に関するお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参拝前の参考としてください。

  • 石川丈山とは
  • チャールズ皇太子やダイアナ妃が訪れた
  • 詩仙堂の御朱印

 

石川丈山とは

詩仙堂で晩年を過ごした石川丈山について詳しく紹介いたします。石川丈山は安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した文人で、徳川家に仕える武将でもありました。

石川丈山が18歳の時に関ケ原の戦いで、家康のために勤めたと伝わっています。石川丈山が33歳になると、大坂夏の陣を最後として武士から身を引き、朱子学(しゅしがく)や禅(ぜん)を学んだといわれています。

紀州や広島で仕えたあと、59歳で詩仙堂をつくり、90歳で亡くなるまでの間、漢詩や書、作庭に励みながら悠々自適(ゆうゆうじてき)の生活を送りました。

 

チャールズ皇太子やダイアナ妃が訪れた

詩仙堂にはさまざまな人が参拝していますが、1986年(昭和61年)には、イギリス王室のチャールズ皇太子と故ダイアナ妃が参拝されています。

来日された際に京都にも来られ、その際に詩仙堂に立ち寄られました。詩仙堂の公式サイトにはお二人が参拝された時の写真が掲載されています。

 

詩仙堂の御朱印

詩仙堂の御朱印は「詩仙堂丈山寺」と書かれたシンプルな御朱印で、300円でいただけます。オリジナル御朱印帳は特に取り扱われていないようです。

 

詩仙堂の参拝情報

詩仙堂の参拝情報

観光客のAさん
観光客のAさん
詩仙堂の拝観料や交通アクセスを教えてください。

はい、詩仙堂の参拝情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

詩仙堂の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 詩仙堂の拝観料や参拝時間
  • 詩仙堂のアクセス
  • 詩仙堂の駐車場情報
  • 詩仙堂の地図

 

詩仙堂の拝観料や参拝時間

詩仙堂の拝観料は大人500円、高校生400円、小中学生200円です。拝観時間は午前9時~午後5時で、最終受付は4時45分となっています。5月23日は拝観休止日ですので注意しましょう。

 

詩仙堂のアクセス

詩仙堂へのアクセスは、市バス「一乗寺下り松町(いちじょうさがりまつちょう)」停留所から徒歩約7分です。電車を利用する場合は叡山電車「一乗寺駅(いちじょうじえき)」から徒歩約15分です。

 

詩仙堂の駐車場情報

詩仙堂の近くまで車で行った場合、ちかくに有料駐車場があります。ただし、台数が少ない上、ほかの観光スポットに行かれる方も停めるため、なるべく公共交通機関を利用しましょう。

 

詩仙堂の地図

詩仙堂の住所は「〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27番地」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

 

【公式サイト】詩仙堂丈山寺 公式Webサイト

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まとめ

詩仙堂は石川丈山が晩年を過ごした場所で、現在は曹洞宗のお寺です。三十六詩仙の間で知られる凹凸窠や、年間を通じて楽しめる庭園、心に響くししおどしなど、見どころたっぷりなお寺です。チャールズ皇太子やダイアナ妃も参拝された詩仙堂へ、ぜひ足を運びましょう。