曼殊院門跡は京都五箇室門跡の1つ【京都の寺社100選】(左京区)

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曼殊院(まんしゅいん)をご存知でしょうか?左京区にある門跡寺院で、黄不動や庭園が有名です。紅葉の名所としても知られており、京都観光の穴場スポットとなっています。この記事で詳しく紹介しますので参考にしてください。

曼殊院門跡の歴史や見どころをご紹介

曼殊院門跡の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
曼殊院ってどんなお寺ですか?

左京区にある門跡寺院です。詳しく解説しますね。
お坊さん
お坊さん

曼殊院(まんしゅいん)は天台宗(てんだいしゅう)の門跡寺院(もんぜきじいん)で、立派でありながら比較的観光客が少ない穴場スポットです。まずは曼殊院の歴史から紹介します。

 

曼殊院門跡の歴史

曼殊院は日本で天台宗を開いた最澄(さいちょう)が、比叡山にお堂を建てた(奈良時代~平安時代の間頃)ことに由来します。

そのあと円仁(えんにん)というお坊さんが継ぎ、いろいろなところに移築されました。室町時代に慈運(じうん)という皇族がお坊さんとなって曼殊院に入ってから、門跡寺院(もんぜきじいん)となっています。

1656年(江戸時代)になって、桂離宮(かつらりきゅう)をつくった八条宮智仁親王(はちじょうのみやとしひとしんのう)の子どもである良尚法親王(りょうしょうほっしんのう)が入寺し、お堂を移築してつくられたのが現在の曼殊院です。

 

曼殊院門跡の見どころ

曼殊院にはさまざまな見どころがありますが、その中から特におすすめの見どころをピックアップいたします。

 

枯山水庭園

曼殊院には立派な枯山水庭園(かれさんすいていえん)があります。砂により水を表現した中に、長寿を意味する鶴島(つるしま)と亀島(かめしま)を配置し、小書院(しょうしょいん)という建物は水をさかのぼる屋形船(やかたぶね)を表しています。

鶴島には樹齢400年の松の木があり、この松が鶴を表現し、根元には「曼殊院型石灯篭(まんしゅいんがたいしとうろう)」が据(す)えられています。

大書院(だいしょいん)という建物周辺ではキリシマツツジが植えられているほか、ツバキやウメ、ソメイヨシノなどさまざまな草花が咲き誇り、四季を通じて楽しめる庭園となっています。

 

国宝の黄不動

曼殊院には不動明王像(ふどうみょうおうぞう)があり、その体が黄色いことから「黄不動(きふどう)」と呼ばれています。

仏像ではなく掛け軸(かけじく)であり、滋賀県にある三井寺(みいでら)の仏像を書き写したものだといわれています。

ちなみに、曼殊院の黄不動は青蓮院(しょうれんいん)の「青不動」、高野山(こうやさん)の「赤不動」とともに三不動(さんふどう)と呼ばれています。

※現在は京都国立博物館にあり、曼殊院にはレプリカが掛かっています。

 

曼殊院門跡には怖い幽霊の掛け軸がある

曼殊院には、一人の女性の幽霊を描いた掛け軸があります。背筋が寒くなる怖い掛け軸で、円山応挙(まるやまおうきょ)が描いた幽霊画です。撮影は禁止ですのでご注意ください。

 

曼殊院門跡のお役立ち情報

曼殊院門跡のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
曼殊院に行く前に、知っておくべき情報はありますか?

はい、曼殊院のお役立ち情報をお伝えします。
お坊さん
お坊さん

曼殊院のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 曼殊院門跡は紅葉の名所
  • 曼殊院門跡は京都五箇室門跡の1つ
  • 曼殊院門跡の御朱印

 

曼殊院門跡は紅葉の名

曼殊院は紅葉の名所です。曼殊院外側の道路は、見事な紅葉がずらっと並ぶほか、曼殊院内部の庭園でも美しい紅葉を味わえます。

鉄道の駅から離れた場所にあるため、比較的混雑もしませんので、穴場の紅葉スポットとしておすすめです。

 

曼殊院門跡は京都五箇室門跡の1つ

曼殊院は天台宗の京都五箇室門跡(きょうとごかしつもんぜき)の1つに数えられています。京都五箇室門跡は曼殊院と三千院(さんぜんいん)、妙法院(みょうほういん)、青蓮院(しょうれんいん)、毘沙門堂(びしゃもんどう)の5つです。

つまり、とても格式が高いお寺の1つなのです。

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曼殊院門跡の御朱印

曼殊院の御朱印は、「黄不動尊」と書かれた御朱印と、「竹ノ内御殿」とかかれた御朱印があります。竹ノ内御殿(たけのうちごてん)とは曼殊院の別名です。いずれも300円でいただくことができます。

オリジナル御朱印帳も取り扱われていますので、御朱印帳をお持ちでない場合はゲットしましょう。

 

曼殊院門跡の参拝情報

曼殊院門跡の参拝情報

観光客のAさん
観光客のAさん
曼殊院へのアクセスを教えてください。

はい、参拝情報を合わせて紹介します。
お坊さん
お坊さん

曼殊院門跡の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 曼殊院門跡の拝観料や参拝時間
  • 曼殊院門跡のアクセス
  • 曼殊院門跡の駐車場情報
  • 曼殊院門跡の地図

 

曼殊院門跡の拝観料や参拝時間

曼殊院の拝観料は一般が600円、高校生が500円、小中学生が400円です。拝観時間は9時~17時で、16時半に受付が終了します。時間に余裕を持って参拝しましょう。

 

曼殊院門跡のアクセス

曼殊院へは、叡山電鉄(えいざんでんてつ)「修学院駅(しゅうがくいんえき)」から徒歩約20分、市バス「一乗寺清水町(いちじょうじしみずちょう)」バス停から東へ徒歩20分ほどです。駅やバス停からのんびり歩くのも良いですし、タクシーを利用するのも良いでしょう。

タクシーの場合、JR京都駅から約35分、京阪三条駅(さんじょうえき)より約25分、地下鉄国際会館駅(こくさいかいかんえき)より約8分です。

 

曼殊院門跡の駐車場情報

曼殊院には50台ほどがとめられる無料駐車場があります。そのためマイカーでの参拝も便利です。ただ、桜や紅葉シーズン、祇園祭シーズンなどは京都の道自体が混雑しますので、スケジュールにはゆとりを持つことをおすすめします。

 

曼殊院門跡の地図

曼殊院門跡の住所は「〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町42」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

 

【公式サイト】曼殊院門跡-オフィシャルサイト-

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まとめ

曼殊院は京都五箇室門跡の1つに数えられる門跡寺院で、紅葉の穴場スポットとして知られています。また、見事な庭園や黄不動、幽霊画などを含め、見どころの多いお寺です。観光客少な目のエリアですので、ぜひゆるやかな時間を過ごしに行きましょう。