六道珍皇寺はあの世への出入口【京都の寺社100選】(東山区)

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六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)をご存知でしょうか?六道珍皇寺はあの世と通じているお寺といわれており、独特の雰囲気を感じさせてくれます。この記事でその魅力を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

六道珍皇寺の歴史や見どころをご紹介

六道珍皇寺の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
六道珍皇寺はどんなところですか?

詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は近くにある建仁寺(けんにんじ)の塔頭(たっちゅう)です。通称で「六道さん」と呼ばれたり、「珍皇寺」と呼ばれたりするほか、古くは「愛宕寺(おたぎでら)」とも呼ばれました。

そんな六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)の歴史や見どころから解説いたします。

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六道珍皇寺の歴史

六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は、平安時代や鎌倉時代には東寺(とうじ)に属するお寺として栄えました。その後、衰退(すいたい)しましたが、建仁寺の聞渓良聡(もんけいりょうそう)というお坊さんが再建しました。明治時代には一時的に建仁寺にまとめられたのですが、明治43年に独立しています。

仏教では六道(ろくどう)という6つの世界があると考えられ、人が亡くなったらこの世界を移り変わるとされています。

この世とあの世の境目(さかいめ)が、六道珍皇寺の境内(けいだい)あたりだといわれ、六道へ通じる分かれ道という意味で、門の前には「六道の辻(ろくどうのつじ)」という石碑(せきひ)が建てられています。

 

六道珍皇寺の見どころ

六道珍皇寺の見どころを、いくつかピックアップして紹介します。

 

閻魔大王・小野篁の像

六道珍皇寺の閻魔堂(えんまどう)の中には、有名な閻魔大王(えんまだいおう)の像と小野篁(おののたかむら)の像が祀(まつ)られています。

閻魔大王はギョロリと目を見開いた怖い表情をしており、やましい心では眺めていられないほど迫力があります。

小野篁(おののたかむら)は昼間は朝廷に使え、夜は冥土(めいど)〈あの世〉で閻魔大王に使えたという伝説の人物です。小野篁(おののたかむら)の像は、その伝説を信じたくなるミステリアスな雰囲気をまとっています。

 

あの世からの霊を迎える「迎え鐘」

六道珍皇寺の迎え鐘
六道珍皇寺の迎え鐘

六道珍皇寺には、お盆の際にご先祖さまの霊を迎えるための「迎え鐘(むかえがね)」があります。小さなお堂の中に隠れる迎え鐘(むかえがね)は、外に出ているロープを引っ張って撞(つ)きます。

六道珍皇寺を開いた慶俊(けけいしゅん)というお坊さんがつくらせた鐘で、古くからその鐘の音があの世まで届くと信じられています。

 

冥土通いの井戸

小野篁(おののたかむら)がこの世からあの世に通うのは、「冥土通いの井戸(めいどがよいのいど)」を使ったとされており、六道珍皇寺の奥にその井戸が存在します。普段は隙間から覗(のぞ)いて見ることしかできませんが、特別拝観が行われている際には見学可能です。

さらに近年、あの世から戻ってくる時に使ったとされる「黄泉がえりの井戸(よみがえりのいど)」が、かつての境内から見つかりました。これらの井戸から行ったり来たりしていたとのことです。

 

六道珍皇寺のお役立ち情報

六道珍皇寺のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
六道珍皇寺に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

六道珍皇寺のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

六道珍皇寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 六道珍皇寺が怖いと言われる理由
  • 六道珍皇寺の御朱印
  • 有名な六道まいり

 

六道珍皇寺が怖いと言われる理由

亡くなった人々の遺体を野ざらしにして見送った場所を「風葬の地(ふうそうのち)」と言います。京都には鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいの)という3カ所の風葬の地があり、六道珍皇寺はそのうちの1つ「鳥辺野(とりべの)」の入り口付近に存在します。

そのため、六道珍皇寺や周辺寺院を怖いと感じる人がいるようですが、現在は雰囲気の良い街並みとなっています。

 

六道珍皇寺の御朱印

六道珍皇寺には以下の御朱印をいただけます。

薬師如来の御朱印
医王殿の御朱印
限定の御朱印

また、かっこいいオリジナル御朱印帳も複数用意されていますので、必要な人はぜひゲットしましょう。

 

有名な六道まいり

六道まいりの際の珍皇寺周辺
六道まいりの際の珍皇寺周辺

六道珍皇寺では、毎年8月7日から10日までの4日間、ご先祖の霊をお迎えする「六道まいり」が行われます。この期間は多くの参拝者で賑わい、迎え鐘を撞(つ)こうとする参拝者で長い列ができます。

六道まいりは夜まで行われるほか、周辺のお寺でも行われ、京都の夏の一大行事となっています。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

六道珍皇寺の参拝情報

冥土通いの井戸
冥土通いの井戸

観光客のAさん
観光客のAさん
六道珍皇寺の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

六道珍皇寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 六道珍皇寺の拝観料や参拝時間
  • 六道珍皇寺の交通アクセス
  • 六道珍皇寺の駐車場情報
  • 六道珍皇寺の地図

 

六道珍皇寺の拝観料や参拝時間

六道珍皇寺は境内自由散策でき、参拝時間は9時~16時となっています。

 

六道珍皇寺の交通アクセス

六道珍皇寺への交通アクセスは、市バス「清水道(きよみずみち)」バス停から徒歩約5分、京阪電車(けいはんでんしゃ)「清水五条駅(きよみずごじょうえき)」から徒歩約15分です。

 

六道珍皇寺の駐車場情報

六道珍皇寺には駐車場がありません。周辺のコインパーキングを利用するか、公共交通機関を利用しましょう。

 

六道珍皇寺の地図

六道珍皇寺の住所は「〒605-0811 京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。


【公式サイト】大椿山 六道珍皇寺 公式サイト

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まとめ

六道珍皇寺はかつての風葬の地周辺に立地していることや、あの世とこの世を行き来する小野篁(おののたかむら)の伝説があるなど、ミステリアスな雰囲気を感じられるお寺です。

見どころである閻魔堂には、立派な閻魔大王像と一緒に小野篁像が安置されています。また、ご先祖さまを迎える六道まいりは、真夏の京都の一大行事としておすすめです。ぜひ開催期間中に参拝してください。