高台寺はのんびり歩けるお庭が見事【京都の寺社100選】(東山区)

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高台寺(こうだいじ)に行かれたことはありますか?高台寺は豊臣秀吉を供養(くよう)するために、妻である北政所(きたのまんどころ)が建てたお寺です。この記事で詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

高台寺の歴史や見どころをご紹介

高台寺の入り口

観光客のAさん
観光客のAさん
高台寺はどんなところですか?

詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

 

高台寺(こうだいじ)は、臨済宗(りんざいしゅう)の建仁寺派(けんにんじは)という集団のお寺で、ただしくは高台寿聖禅寺(こうだいじゅしょうぜんじ)といいます。そんな高台寺について、まずは歴史や見どころから紹介します。

 

高台寺の歴史

高台寺は1606年(江戸時代)、豊臣秀吉を供養(くよう)するため、妻である北政所(きたのまんどころ)が徳川家康の援助を受けて建てたお寺です。前身は北政所(きたのまんどころ)が母親を供養(くよう)するために建てた康徳寺(こうとくじ)でした。

さきほど臨済宗(りんざいしゅう)のお寺と紹介しましたが、元々は曹洞宗(そうとうしゅう)で、1624年(江戸時代)から臨済宗建仁寺派(りんざいしゅうけんにんじは)に変わりました。

何度も火災にあいましたが、建物の多くは現在でも残っています。

 

高台寺の見どころ

高台寺の見どころの中から、いくつかピックアップして紹介します。

 

美しい庭園

高台寺は庭園が見事です。方丈(ほうじょう)の南側には枯山水庭園(かれさんすいていえん)があり、イベントが行われるごとにその姿が変わります。イベントごとに異なる雰囲気となるので、何度見ても飽きません。

お堂から出てのんびり歩ける庭園は、桃山時代から江戸時代初期に小堀遠州(こぼりえんしゅう)という作庭家(大名や茶人、建築家などでもある)によってつくられたと言われおり、質素さとダイナミックさの両方が感じられる美しい庭園です。

偃月池(えんげつち)、臥龍池(がりょうち)という2つの池が存在するほか、庭園内に複数の茶室が建てられており、都会とは思えないゆったりと時間を与えてくれます。

 

傘亭と時雨亭

高台寺の傘亭
高台寺の傘亭

庭園内にある「傘亭(かさてい)」と「時雨亭(しぐれてい)」は、たいへん見ごたえのある茶室です。傘亭(かさてい)は屋根を支える木が、まるで傘の骨組みのような形状をしていることから、この名前が付けられています。

高台寺の時雨亭
高台寺の時雨亭

時雨亭(しぐれてい)は珍しい2階建ての茶室で、景色を眺めたり、暑い時に涼んだりするために造られました。傘亭(かさてい)と時雨亭(しぐれてい)は、廊下(ろうか)で結ばれるユニークな姿をしています。

 

高台寺蒔絵が残る霊屋

高台寺は蒔絵(まきえ)が有名で、上品な美しさと斬新(ざんしんさ)を兼ね備え、「高台寺蒔絵(こうだいじまきえ)」と呼ばれています。

蒔絵(まきえ)とは、漆(うるし)で絵や文様(もよう)、文字を描き、漆(うるし)が乾かないうちに金粉(きんぷん)や銀粉(ぎんぷん)などををまき付ける伝統技法で、桃山時代には建物にも蒔絵が使われました。

霊屋(おたまや)という建物では、階段や厨子(ずし)という仏具(ぶつぐ)などに蒔絵が使われています。この霊屋(おたまや)には、豊臣秀吉と北政所(きたのまんどころ)の像が安置され、床下(ゆかした)は北政所が眠っています。

 

塔頭の圓徳院

高台寺の塔頭(たっちゅう)として圓徳院(えんとくいん)があります。圓徳院は豊臣秀吉の奥さんである北政所(きたのまんどころ)が余生を過ごされたお寺です。

圓徳院は庭園や襖絵(ふすまえ)など、見どころの多いお寺です。高台寺のすぐ近くにありますので、ぜひ圓徳院も参拝してください。

【関連記事】圓徳院は北政所ねね終焉の地【京都の寺社100選】(東山区)

 

高台寺のお役立ち情報

高台寺のお役立ち情報
高台寺のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
高台寺に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

高台寺のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

高台寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 高台寺は紅葉の名所
  • 高台寺の御朱印
  • 涅槃図公開

 

高台寺は紅葉の名所

高台寺は京都でも有数の紅葉スポットです。境内(けいだい)ではヤマモミジやイロハモミジなどが美しく色づき、たいへん華(はな)やかな雰囲気となります。

また、池に映る紅葉は「逆(さか)さ紅葉」と呼ばれ、特にライトアップされた時によく映ります。この世のものとは思えないほどの幻想的な雰囲気を、ぜひ一度味わいましょう。

 

高台寺の御朱印

高台寺では以下御朱印をいただけます。

佛心の御朱印
高台寺天満宮の御朱印
利生堂「安心」の御朱印

また、イベントに応じた限定御朱印をいただける場合もあります。オリジナル御朱印帳も扱われており、豊臣家の家紋(かもん)が入った御朱印帳を入手できます。

 

涅槃図公開

高台寺の駐車場に建っている利生堂(りしょうどう)には、拡大された涅槃図(ねはんず)が壁や天井に描かれています。

涅槃図(ねはんず)とは、お釈迦様(おしゃかさま)が亡くなられた時の様子を描いたもので、利生堂(りしょうどう)の涅槃図(ねはんず)は南北朝時代(約650年前)に描かれたものです。

高台寺が保有している八相涅槃図(はっそうねはんず)を、最先端技術を駆使(くし)し、拡大して完成したものです。毎年2月に公開されますので、ぜひ見学しましょう。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

高台寺の参拝情報

高台寺の霊屋
高台寺の霊屋

観光客のAさん
観光客のAさん
高台寺の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

高台寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 高台寺の拝観料や参拝時間
  • 高台寺の交通アクセス
  • 高台寺の駐車場情報
  • 高台寺の地図

 

高台寺の拝観料や参拝時間

高台寺の拝観料は大人600円、中高生250円です。圓徳院(えんとくいん)と、近くにある高台寺掌美術館(こうだいじしょうびじゅつかん)の共通割引拝観券が900円となっています。

拝観時間は9時から17時半(17時受付終了)となっており、時おり夜間特別拝観が行われます。夜間特別拝観の時は22時(21時半受付終了)までとなります。

 

高台寺の交通アクセス

高台寺への交通アクセスは、市バス「東山安井(ひがしやまやすい)」バス停から徒歩約7分、京阪電車(けいはんでんしゃ)「祇園四条駅(ぎおんしじょうえき)」から徒歩約10分です。

 

高台寺の駐車場情報

高台寺には有料駐車場がありますので、マイカーでの参拝も可能です。ただし、周辺は人気観光スポットのため、大変混雑します。なるべく公共交通機関を利用しましょう。

 

高台寺の地図

高台寺の住所は「〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526番地」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【公式サイト】高台寺: ホーム

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まとめ

高台寺は北政所(きたのまんどころ)が眠るお寺で、豊臣秀吉を弔(とむら)うために建てられました。都会でありながらゆったり庭園観賞ができる、京都の人気観光スポットです。特に紅葉の美しさは見事で、毎年多くの観光客で賑わいます。豊臣秀吉と北政所をしっかり参拝しつつ、ぜひその美しさを楽しみましょう。