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随心院は小野小町ゆかりと伝わる【京都の寺社100選】(山科区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

随心院(ずいしんいん)をご存知でしょうか?随心院(ずいしんいん)は真言宗(しんごんしゅう)という宗派のお寺で、絶世の美女である小野小町(おののこまち)にゆかりがあります。この記事で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

随心院の歴史や見どころをご紹介

随心院の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
随心院はどんなところですか?

随心院について詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

随心院(ずいしんいん)周辺は、その昔「小野郷(おののごう)」と呼ばれ、現在でも周辺は「小野(おの)」という地名が名残りとなっています。

小野氏が栄えたといわれる地域であるほか、平安時代の歌人にして絶世の美女といわれた小野小町(おののこまち)が住んでいたとも伝わります。そんな随心院の歴史や見どころから紹介します。

 

随心院の歴史

随心院(ずいしんいん)は、991年(平安時代)に仁海(にんかい)というお坊さんが建てた曼荼羅寺(まんだらじ)に始まります。

5代目の増俊(ぞうしゅん)というお坊さんの時に「随心院」に名前が変わりり、7代目の親厳(しんごん)というお坊さんの時に門跡寺院(もんぜきじいん)となりました。

鎌倉時代や室町時代の戦争で衰退(すいたい)しましたが、1599年(安土桃山時代)に復興し、明治41年には独立して真言宗小野派となり、昭和6年に善通寺(ぜんつうじ)というお寺に属する大本山(だいほんざん)となっています。

 

随心院の見どころ

随心院の見どころの中から、いくつかピックアップして紹介します。

 

小野小町の一生を描いた襖絵

随心院にはさまざまな襖絵(ふすまえ)がありますが、中でも必見なのは「極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)」です。

このカラフルな極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)は、小野小町の一生を描いた襖絵です。写真撮影も可能でSNSへのアップもオッケーですので、その美しい襖絵をたくさんシェアしましょう。

 

化粧の井戸

化粧の井戸
化粧の井戸

随心院の境内(けいだい)には、「化粧の井戸(けわいのいど)」という井戸があります。今でもしっかりと形が残っているこの井戸は、かつてこの場所にあったといわれる小野小町の屋敷跡に残った井戸と伝わります。

絶世の美女といわれる小野小町が化粧をした場所として、多くの人が見学に訪れる井戸です。

 

小町文塚

境内の最も奥の方には、小町文塚(こまちふみづか)がひっそりと建っています。この塚(つか)には小野小町が男性からもらったラブレター1,000通が埋まっていると伝わり、参拝すれば恋愛の願いが叶ったり、ラブレターが上手に書けるほか、文章自体もうまくなるとのことです。

ぜひ参拝して、小野小町のようにモテモテとなりましょう。

 

随心院のお役立ち情報

極彩色梅匂小町絵図
極彩色梅匂小町絵図

観光客のAさん
観光客のAさん
随心院に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

随心院のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

随心院のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 深草少将の百夜通い
  • 随心院の御朱印
  • 随心院の年中行事

 

深草少将の百夜通い

随心院にはこんなお話しがあります。それは、深草少将(ふかくさしょうしょう)という人と小野小町の物語です。

小野小町を愛した深草少将でしたが、残念ながら小野小町は断りました。その断り文句としてこう言いました。

「私のもとに100回に通ったらあなたの思う通りになりましょう」

それを聞いた深草少将は本当に毎晩通いました。どこからどこまで通ったかと言いますと、今の京阪「墨染駅(すみぞめえき)」ちかくの欣浄寺(ごんじょうじ)から随心院(ずいしんいん)までです。

片道6キロ弱の道のりを毎晩通って、なんと99夜目に雪に埋もれて亡くなったという悲しい恋の物語です。このお話を百夜通い(ももよがよい)と言います。

ただし、この話は作り話でのようですが、深草少将のモデルとなった人物は存在したと言われています。

 

随心院の御朱印

随心院の御朱印
随心院の御朱印

隨心院では以下の御朱印をいただけます。

隨心院の御朱印
京都十三佛霊場の御朱印
真言宗十八本山の御朱印
大聖歓喜天の御朱印(毎月1日、16日限定)

このほか、時期によっては限定の御朱印をいただける場合もあります。また、オリジナル御朱印帳も用意されており、梅の花がデザインされた美しい御朱印帳を含め、数種類の御朱印帳があります。

 

随心院の年中行事

随心院では3月の最終日曜日に「はねず踊(おど)り」が行われます。わらべ唄(うた)のベースとなっているのは、先ほど紹介した小野小町と深草少将の物語「百夜通い(ももよがよい)」です。

華やかな衣装をまとった少女たちによる踊りで、元々は田舎の子どもたちが家々を回って、門の中の庭で踊っていたようです。昭和48年に復活し、現在にいたります。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

随心院の参拝情報

小町文塚
小町文塚

観光客のAさん
観光客のAさん
随心院の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

随心院の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 随心院の拝観料や参拝時間
  • 随心院の交通アクセス
  • 随心院の駐車場情報
  • 随心院の地図

 

随心院の拝観料や参拝時間

随心院の拝観料は大人500円、中学生300円で、拝観時間は9時~17時(16時半受付終了)です。

 

随心院の交通アクセス

随心院への交通アクセスは、地下鉄東西線「小野駅(おのえき)」より徒歩約5分です。

 

随心院の駐車場情報

随心院には無料駐車場がありますので、マイカーでの参拝も便利です。

 

随心院の地図

随心院の住所は「〒607-8257 京都市山科区小野御霊町35」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】真言宗 大本山・隨心院

 

まとめ

随心院(ずいしんいん)は真言宗(しんごんしゅう)という宗派のお寺で、絶世の美女である小野小町(おののこまち)ゆかりのお寺です。美しい襖絵(ふすまえ)や小野小町ゆかりの井戸、ラブレターが埋まっている小町文塚(こまちふみづか)のほか、多くの見どころがあります。静かなお寺ですのでのんびりと参拝できるでしょう。

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