本ページはプロモーションが含まれています。定期更新していますが、拝観料や駐車料金が変わっている場合がありますのでご注意ください。

智積院は障壁画や庭園が素晴らしい【京都の寺社100選】(東山区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

智積院(ちしゃくいん)に行かれたことはありますか?智積院は京都市東山区に所在するお寺で、素晴らしい日本絵画と見事な庭園があり、多くの参拝者が訪れます。この記事で詳しく解説しますので、ぜひ参拝時の参考としてください。

智積院の歴史や見どころをご紹介

智積院の名称庭園
智積院の名称庭園

観光客のAさん
観光客のAさん
智積院はどんなところですか?

詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

智積院(ちしゃくいん)は真言宗(しんごんしゅう)という宗派で、智山派(ちさんは)という集団の総本山(そうほんざん)です。

真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)は、全国に3,000を超える寺院を持ち、30万人以上の人が信仰しています。その中心となる智積院の歴史や見どころから解説いたします。

 

智積院の歴史

智積院は、紀州(きしゅう)〈和歌山県〉の根来山(ねごろやま)にあった根来寺(ねごろじ)<正式には大伝法院(だいてんぽういん)>の塔頭(たっちゅう)寺院でした。

1600年(安土桃山時代)に、徳川家康が玄宥(げんゆう)というお坊さんに、京都の豊国神社(とよくにじんじゃ)境内(けいだい)にあった寺院の土地と建物を与え、「五百仏山根来寺智積院(いおぶさんねごろじちしゃくいん)」を開いたのが始まりです。

豊臣家が滅亡したあと、周りのお寺の土地も与えられて智積院は大きくなりました。そのお寺は1591年(安土桃山時代)、たった3歳で亡くなった秀吉の息子「鶴松(つるまつ)」を弔(とむら)う祥雲禅寺(しょううんぜんじ)でした。

秀吉が息子のために建てたこのお寺は、豪華できらびやかだったようで、当時「都一番の華やかさ」と言われていました。

智積院は学生僧が学ぶお寺として栄え、火災や幕末の情勢に巻き込まれるなどの出来事もありながら、真言宗を教えをしっかりと今に伝えています。

【関連記事】豊国神社は出世や開運のご利益あり【京都の寺社100選】(東山区)

 

智積院の見どころ

智積院の見どころの中から、特にオススメをピックアップして紹介します。

 

国宝の障壁画

国宝(こくほう)の障壁画(しょうへきが)は必見です。障壁画(しょうへきが)とは、襖(ふすま)や天井、建物の仕切る衝立(ついたて)などに描かれた絵のことで、智積院では日本画家である長谷川等伯(はせがわとうはく)らの絵が有名です。

長谷川等伯(はせがわとうはく)の息子である久蔵(きゅうぞう)が描いた国宝の「桜図(さくらず)」は、久蔵25歳の時の作品です。

金色に輝く豪華な背景に、力強い桜が描かれ、迫力のある障壁画です。残念ながら久蔵は翌年に亡くなりました。

息子の死を悲しんだ長谷川等伯は、やる気を失いかけましたが、息子の分まで頑張ろうと思い、国宝の「楓図(かえでず)」を描きました。桜図と同様に豪華で力強い楓図(かえでず)は、長谷川等伯55歳の時の作品です。

智積院の大書院(おおしょいん)という建物では、レプリカ(複製品)の障壁画が見れますが、智積院の収蔵庫(しゅうぞうこ)では本物の障壁画を見れます。レプリカと本物の違いを見比べるのも面白いかも知れません。

 

名勝庭園

大書院(おおしょいん)という建物の東側に、名勝庭園(めいしょうていえん)があります。この庭園は祥雲禅寺(しょううんぜんじ)の時代に原形がつくられました。

智積院になってからは運敞(うんしょう)というお坊さんが修復し、東山エリアで特に素晴らしい庭園と言われるようになりました。

土地の高低を利用して山や池をつくり、大きな石を配置するなど、変化に富んだ庭園となっています。どのシーズンでも楽しめますが、特にツツジやサツキの花が見ごろの4月中旬から6月中旬がおすすめです。

 

中心的建物の金堂

智積院の中心的建物である金堂(こんどう)は、昭和50年に建てられました。お堂の中に祀(まつ)られている本尊(ほんぞん)「大日如来像(だいにちにょらいぞう)」は、とても美しい姿をされています。

以前の金堂(こんどう)は1705年(江戸時代)に建てられましたが、1882年(明治時代)に焼失しています。

 

智積院のお役立ち情報

智積院の障壁画(レプリカ)
智積院の障壁画(レプリカ)

観光客のAさん
観光客のAさん
智積院に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

智積院のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

智積院のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 智積院は紅葉やアジサイの名所
  • 智積院の御朱印
  • 智積院の青葉まつり

 

智積院は紅葉やアジサイの名所

智積院の紅葉
智積院の紅葉

智積院は紅葉やアジサイのおすすめスポットです。名称庭園の紅葉はもちろんのこと、参道や金堂付近で美しい紅葉を楽しめます。

智積院のアジサイ
智積院のアジサイ

アジサイは無料で拝観できる「あじさい苑」で知られています。色とりどりのアジサイを楽しめる、京都有数のアジサイスポットです。

 

智積院の御朱印

智積院の御朱印は以下の種類があり、いずれも300円でいただけます。

総本山智積院 ご本尊
京都十三佛霊場 第1番札所
近畿三十六不動尊霊場 第20番札所
真言宗十八本山 第7番札所

また、オリジナルの御朱印帳も扱われており、長谷川等伯の「楓図」がデザインされています。

 

智積院の青葉まつり

智積院では毎年6月15日に「青葉まつり」が行われ、真言宗を開いた空海(くうかい)や、真言宗に大きく貢献した覚鑁(かくぱん)の誕生を祝い、お坊さんの行列などさまざまな行事が行われます。

この日は国宝の障壁画や名勝庭園などが無料で公開されるほか、お茶席などもあります。

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

智積院の参拝情報

智積院の本堂
智積院の本堂

観光客のAさん
観光客のAさん
智積院の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

智積院の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 智積院の拝観料や参拝時間
  • 智積院の交通アクセス
  • 智積院の駐車場情報
  • 智積院の地図

 

智積院の拝観料や参拝時間

智積院の拝観料は一般が500円、中・高生が300円、小学生が200です。拝観時間は9時~午後4時となっています。

 

智積院の交通アクセス

智積院への交通アクセスは、市バス「東山七条(ひがしやまななじょう)」バス停から徒歩約3分、京阪電車(けいはんでんしゃ)「七条駅(しちじょうえき)」から徒歩約10分です。

 

智積院の駐車場情報

智積院には参拝者専用の無料駐車場があります。そのためマイカーでの参拝も便利です。

 

智積院の地図

智積院の住所は「〒605–0951 京都府京都市東山区東瓦町964番地」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】真言宗智山派 総本山智積院

 

まとめ

智積院は真言宗智山派の総本山で、全国に3,000を超える寺院を持ち、30万人以上の人が信仰しています。そのスケールに見合う素晴らしいお寺で、特に障壁画や庭園は見事です。紅葉やアジサイの名所であるほか、ツツジやサツキの花も美しいので、季節を変えて何度も参拝したいお寺です。

当記事と同じカテゴリーの他の記事は、以下リンクにまとめてありますので、宜しければクリックしてご覧になってください。

【カテゴリー】同じカテゴリーの他の記事をお読みになりたい場合は、京都の寺社100選【東山区】をご覧ください。

祇園辻利の「宇治茶と抹茶スイーツ」でホッコリ休憩しませんか?



京都祇園に本店を構える「祇園辻利」。抹茶好きなら知らない人はいない、京都でも老舗の宇治茶専門店です。

自宅にいながら老舗の味を楽しめる【祇園辻利・茶寮都路里オンラインショップ】 をご紹介します。

《他では味わえないおすすめポイント》
・最高の宇治茶をお届けする職人技
・1時間にわずか40グラムの奇跡!最高品質の抹茶をお届けするための独自製法
・名だたるパティシエが羨むほどに素材に応じた使い分けができる繊細な風味の差異をもつ抹茶を持っており、抹茶好きにはたまらない“質の高い”スイーツを提供

メディアで紹介された人気の抹茶スイーツ「Petitパフェ」や、抹茶スイーツの先駆者で行列が絶えない「宇治抹茶ロール」などをはじめ、人気NO.1の抹茶菓子「つじりの里・ぎおんの里」など、おすすめ盛沢山です。

他にもクリスマス、バレンタイン、母の日、敬老の日など、シーズナルで登場する限定商品にも注目ください♪