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圓徳院は北政所ねね終焉の地【京都の寺社100選】(東山区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

京都の圓徳院(えんとくいん)をご存知でしょうか?圓徳院は豊臣秀吉の奥さんである北政所(きたのまんどころ)が余生を過ごされたお寺です。この記事では圓徳院について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

圓徳院の魅力を詳しく解説

圓徳院の北庭
圓徳院の北庭

 

観光客のAさん
観光客のAさん
圓徳院ってどんなお寺ですか?

ねねさんが余生を過ごされたお寺です。詳しく解説しますね。
お坊さん
お坊さん

 

圓徳院(えんとくいん)は高台寺(こうだいじ)に属する小型のお寺、いわゆる塔頭(たっちゅう)です。清水寺から徒歩15分、円山公園から徒歩5分のところにあり、いつも観光客で賑わう「ねねの道」沿いにあります。

その割に、行ったことがないという人も多いのですが、とても魅力的なおすすめのお寺です。そんな圓徳院の魅力を詳しく紹介します。

【関連記事】高台寺はのんびり歩けるお庭が見事【京都の寺社100選】(東山区)

 

圓徳院は北政所が余生を過ごしたお寺

圓徳院(えんとくいん)は、豊臣秀吉の奥さんである「北政所ねね(きたのまんどころねね)」が、余生を過ごされた場所です。

お隣の高台寺(こうだいじ)を建てた時に、秀吉との思い出深い伏見城の建物を移築してお寺にしました。伏見城に有ったお庭も移動させています。

ねねが77歳で亡くなるまでの19年間、この圓徳院で余生を過ごされました。つまり、圓徳院は、ねねの終焉(しゅうえん)の地ということです。

 

圓徳院の見どころ

圓徳院は見どころの多いお寺です。数ある見どころの中から必見の内容をピックアップいたします。

 

長屋門

圓徳院の入り口には長屋門(ながやもん)という門です。この長屋門は侍長屋(さむらいながや)がつながっています。

どういうことかといいますと、敵が攻めてきた時に、すぐに対応できるよう、侍がいる場所とつながっているのです。北政所ねねが過ごした場所なので、このような警備体制が必要だったのかも知れませんね。

 

南庭

長屋門をくぐって中に入ると、目の前に広がる素晴らしい庭園が有ります。境内の南側に広がる枯山水庭園(かれさんすいていえん)の南庭は、大海原を感じさせる見事なお庭です。

年中さまざまな花が見られるので、四季を感じられるお庭です。そんな南庭は方丈(ほうじょう)という建物から眺められます。

 

襖絵

方丈には、有名絵師の長谷川等伯(はせがわとうはく)が描いた襖絵(ふすまえ)があります。重要文化財に指定されているこの襖絵には面白いエピソードが有ります。

長谷川等伯は春屋宗園(しゅんおくそうえん)という住職に、「襖絵を描かせて下さい」といつもお願いをしておりました。でも、ずっと許されませんでした。

ところが、ある日、住職が2か月間の旅に出て留守になりました。その時を見計らって、長谷川等伯が一気に描いてしまったと伝えられている襖絵なのです。そんなエピソードを思いながら眺めてみてください。

 

北庭

圓徳院には、一面パノラマの北庭があります。北庭は伏見城から移してきた庭園で、その時の状態とほとんど変わらないのです。

賢庭(けんてい)という作庭家(さくていか)が作り、歴代の作庭家の中でも名作庭家といわれている「小堀遠州(こぼりえんしゅう)」が手を加えている名勝庭園(めいしょうていえん)です。

北庭は北書院(きたしょいん)という建物から眺めるのですが、北書院に入ってきた瞬間に、余りの素晴らしさにため息が漏れます。

 

三面大黒天

三面大黒天
三面大黒天

北庭を後にすると、三面大黒天(さんめんだいこくてん)が祀られている所に出てきます。三面大黒天は、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(べんざいてん)の3つの顔を持った仏さまで、1回お参りすると、それぞれの仏さまのご利益が全て受けられるといわれています。

大黒天の「財」、弁財天様の「女性・学問・芸術」、毘沙門天様の「戦・子宝・縁結び」などのご利益を1度の参拝で受けられるのです。

 

圓徳院のお役立ち情報

圓徳院の南庭
圓徳院の南庭

観光客のAさん
観光客のAさん
圓徳院について耳寄りな情報があれば知りたいです。

はい、お役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

圓徳院のお役立ち情報として、以下内容を紹介します。ぜひ観光情報として役立ててください。

  • 名勝庭園を見ながらお茶
  • アメックス会員専用のラウンジ
  • 圓徳院の御朱印

 

名勝庭園を見ながらお茶

圓徳院の茶室
圓徳院の茶室

北庭の奥には茶室が有り、前日16:00までに予約をすれば有料(1,500円/1人)でお茶を飲ませていただけます。このお茶室は、江戸時代後期の当時の住職が、名勝の庭園をごちそうにしながら茶を楽しませたいと考え作られたものです。

 

アメックス会員専用のラウンジ

圓徳院には、アメックス会員専用の「京都特別観光ラウンジ」があります。知客寮(しかりょう)と呼ばれる一室をラウンジとして利用でき、拝観券売場でカードを呈示すれば利用できます。

同伴者3名様まで利用可能です。特典としては、圓徳院の拝観料が無料になることや、お茶の接待が受けられること、高台寺掌美術館(こうだいじしょうびじゅつかん)の拝観割引、高台寺の駐車場1時間無料などがあります。

 

圓徳院の御朱印

圓徳院の御朱印は、「安寧」と書かれた御朱印、「豊福」と書かれた御朱印、「開運」と書かれた御朱印があります。

「安寧」と「豊福」は300円で、「開運」は500円です。「開運」は食べる御朱印として有名で、御朱印に「幸運のらくがん」というお菓子が付いてきます。

 

圓徳院の参拝情報

圓徳院の長屋門
圓徳院の長屋門

観光客のAさん
観光客のAさん
圓徳院は電車で行けますか?

電車でも行けますし、バスも便利ですよ。アクセスを含めた参拝情報を紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

 

圓徳院の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 圓徳院の拝観料や拝観時間
  • 圓徳院のアクセス
  • 圓徳院の駐車場情報
  • 圓徳院の地図

 

圓徳院の拝観料や拝観時間

圓徳院の拝観料は、大人が500円、中高生が200円です。また、高台寺と掌美術館、圓徳院の共通割引拝観券が900円となっています。拝観時間は、10時~17時30分で、17時に受付終了です。

 

圓徳院のアクセス

圓徳院の交通アクセスは、市バス「東山安井」停留所から徒歩7分です。電車の場合は、京阪電鉄「祇園四条駅」から徒歩約15分ですので、街ブラしながら駅から歩くのも良いでしょう。

 

圓徳院の駐車場情報

車で参拝する場合は、高台寺駐車場の利用が可能です。圓徳院のみ拝観の場合は1時間駐車無料、共通拝観券の場合は2時間駐車無料です。

 

圓徳院の地図

圓徳院の住所は「〒605-0825 京都市東山区下河原町530」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】京都・東山 圓徳院

 

まとめ

圓徳院は北政所ねねが余生を過ごしたお寺です。美しい南庭とダイナミックな北庭、有名な襖絵など見どころの多いお寺です。周辺地域は観光客で賑わっていますが、落ち着いて見れるお寺ですので、ぜひとも参拝しましょう。

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