本ページはプロモーションが含まれています。定期更新していますが、拝観料や駐車料金が変わっている場合がありますのでご注意ください。

祇王寺は悲しい恋の物語が有名【京都の寺社100選】(右京区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

祇王寺(ぎおうじ)をご存じでしょうか?祇王寺は京都市右京区の嵯峨(さが)エリアにあるお寺で、悲しい恋の物語で知られています。この記事では祇王寺について詳しく解説しますので、ぜひお読みいただいた上で参拝してください。

祇王寺の歴史や見どころをご紹介

祇王寺の庭園と草庵
祇王寺の庭園と草庵

 

観光客のAさん
観光客のAさん
祇王寺って悲しい恋の物語があるのですよね?

はい、平清盛と白拍子の物語が有名ですね。詳しく解説します。
お坊さん
お坊さん

 

祇王寺(ぎおうじ)は嵯峨エリアの奥にある静かなお寺で、思わずため息が漏れるほど美しい名所です。そんな祇王寺について以下内容の解説をいたします。

  • 祇王寺は平家物語に登場する尼寺
  • 祇王寺の歴史
  • 祇王寺の見どころ

 

祇王寺は平家物語に登場する尼寺

祇王寺は平家物語にも登場し、悲しい恋の物語で知られています。武士で初めて太政大臣(だじょうだいじん)という位にまで上り詰めた平清盛(たいらのきよもり)は有名ですが、その平清盛から愛された祇王(ぎおう)という白拍子(しらびょうし)がいました。白拍子とは男装して舞を披露する女性や子どものことです。

平清盛が、祇王と同じ白拍子の「仏御前(ほとけごぜん)」に心を奪われてから、祇王は都を追われるように去り、母親や妹の祇女(ぎじょ)とともに出家して、尼寺に入りました。それが現在の祇王寺の地です。

しばらく時が過ぎ、3人が念仏を唱える毎日を過ごしていると、とある人物がやってきました。3人の前に現れたのは祇王の恋敵だった仏御前でした。仏御前は祇王の不幸に無常を感じ、尼となってやってきました。その後、4人は念仏三昧の日々を過ごしたと言われています。

 

祇王寺の歴史

祇王寺はかつての「往生院(おうじょういん)」の境内(けいだい)にありました。往生院は浄土宗を開いた法然(ほうねん)の弟子である良鎮(りょうちん)によって開かれたとされています。

とても広い敷地だったお寺ですが、残念ながら廃れてしまい、ささやかな尼寺として残ったとされています。それが祇王寺と呼ばれるようになりました。

 

祇王寺の見どころ

祇王寺にはさまざまな見どころがあります。数ある見どころの中からおすすめを紹介します。

 

草庵の仏像や吉野窓

祇王寺の吉野窓
祇王寺の吉野窓

 

祇王寺に入ると、味わいのある草庵(そうあん)が目に入ります。草庵の中には本尊の大日如来(だいにちにょらい)が祀(まつ)られているほか、平清盛、祇王、祇女、母、仏御前の木造が安置されています。

草庵は大きな丸い窓が特徴的です。この丸い窓のことを吉野窓と言いますが、庭園から木々の葉っぱを通って入る日の光が、障子(しょうじに)さまざまな色合いを映すことから「虹の窓」と呼ばれています。

 

四季のうつろいを味わえる苔庭

祇王寺に入ると目の前に広がるのが苔庭(こけにわ)です。一面が苔の絨毯(じゅうたん)のように広がり、その美しさに心を奪われてしまいます。四季折々の花を楽しむことができるため、春夏秋冬いろいろな表情を味わえます。

 

祇王が書き残した歌碑

祇王が平清盛の元を去るときに、屋敷の襖(ふすま)に書いたと言われる歌があります。

「萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草 いづれか秋に あはではつべき」

カンタンに言うと、祇王と仏御前の関係を草に例えて表現し、いずれあなた(仏御前)も飽きられるかも知れないよという意味です。祇王寺にはこの歌が刻まれた歌碑があります。

 

祇王寺のお役立ち情報

祇王寺の庭園
祇王寺の庭園

観光客のAさん
観光客のAさん
祇王寺について、知っておくべき情報はありますか?。

祇王寺のお役立ち情報を紹介します。
お坊さん
お坊さん

祇王寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 祇王寺の御朱印
  • 苔の見頃は梅雨の時期

 

祇王寺の御朱印

祇王寺の御朱印
祇王寺の御朱印

祇王寺の御朱印は、大日如来と書かれた通常の御朱印と、季節限定の御朱印があります。通常の御朱印は御朱印帳に手書きしてもらえるのではなく、書き置きの御朱印のみとなっています。

季節限定の御朱印は日付を細かくかかれるのではなく、「令和二年 秋」のように季節が書かれます。こちらも書き置きのみで、値段は通常の御朱印ともに300円です。

オリジナル御朱印帳は2種類あります。1つは白拍子や紅葉が描かれた御朱印で、もう1つが吉野窓や苔庭が入った御朱印です。いずれも値段は1,800円です。

 

苔の見頃は梅雨の時期

祇王寺の苔庭はいつ見ても綺麗なのですが、特におすすめなのが梅雨の時期です。苔は雨に濡れるとより美しくなるので、梅雨のシーズンは最高の苔を見れるチャンスが多いです。

 

祇王寺の参拝情報

祇王寺の入り口
祇王寺の入り口
観光客のAさん
観光客のAさん
祇王寺への行き方を教えて下さい。
祇王寺の参拝情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

祇王寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 祇王寺の拝観料や参拝時間
  • 祇王寺の交通アクセス
  • 祇王寺の駐車場情報
  • 祇王寺の地図

 

祇王寺の拝観料や参拝時間

祇王寺の拝観時間は9時~16時半(受付終了)で、拝観料は大人300円、小人(小中高)100円です。また、大人のみ大覚寺との共通拝観券が600円で提供されています。

 

祇王寺の交通アクセス

祇王寺へは、JR「嵯峨嵐山駅」や嵐電「嵐山駅」から徒歩25分です。また、市バス「嵯峨釈迦堂前」から徒歩15分、「嵯峨小学校前」から徒歩17分です。

 

祇王寺の駐車場情報

祇王寺は5~6台分ほどの駐車スペースがあり、無料利用可能です。ただし、道中の道が狭いことや、観光シーズンに人通りが多くなるため、なるべく公共交通機関での参拝をおすすめします。

 

祇王寺の地図

祇王寺の住所は「〒616-8435 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】祇王寺

 

まとめ

祇王寺は悲しい恋物語で知られるお寺です。お寺自体はこじんまりしているものの、苔庭の美しさや趣深い草庵が多くの観光客を魅了しています。白拍子たちに想いを寄せながら、静かでしっとりとした雰囲気を味わいましょう。

当記事と同じカテゴリーの他の記事は、以下リンクにまとめてありますので、宜しければクリックしてご覧になってください。

【カテゴリー】同じカテゴリーの他の記事をお読みになりたい場合は、京都の寺社100選【右京区】をご覧ください。

祇園辻利の「宇治茶と抹茶スイーツ」でホッコリ休憩しませんか?



京都祇園に本店を構える「祇園辻利」。抹茶好きなら知らない人はいない、京都でも老舗の宇治茶専門店です。

自宅にいながら老舗の味を楽しめる【祇園辻利・茶寮都路里オンラインショップ】 をご紹介します。

《他では味わえないおすすめポイント》
・最高の宇治茶をお届けする職人技
・1時間にわずか40グラムの奇跡!最高品質の抹茶をお届けするための独自製法
・名だたるパティシエが羨むほどに素材に応じた使い分けができる繊細な風味の差異をもつ抹茶を持っており、抹茶好きにはたまらない“質の高い”スイーツを提供

メディアで紹介された人気の抹茶スイーツ「Petitパフェ」や、抹茶スイーツの先駆者で行列が絶えない「宇治抹茶ロール」などをはじめ、人気NO.1の抹茶菓子「つじりの里・ぎおんの里」など、おすすめ盛沢山です。

他にもクリスマス、バレンタイン、母の日、敬老の日など、シーズナルで登場する限定商品にも注目ください♪