本ページはプロモーションが含まれています。定期更新していますが、拝観料や駐車料金が変わっている場合がありますのでご注意ください。

鞍馬寺は天狗で知られるパワスポ【京都の寺社100選】(左京区)

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

京都の鞍馬寺(くらまでら)を参拝したことはありますか?鞍馬寺は牛若丸が修行をした地であることや、天狗が知られるほか、強力なパワースポットとして有名です。この記事では鞍馬寺について詳しく解説します。ぜひお読みいただいた上で参拝してください。

鞍馬寺は天狗で知られるパワスポ

鞍馬寺の仁王門
鞍馬寺の仁王門

 

観光客のAさん
観光客のAさん
鞍馬寺について教えてください。

はい、詳しく解説します。
お坊さん
お坊さん

 

鞍馬寺(くらまでら)は京都駅から車で40分ほど北上した鞍馬(くらま)にあって、近くにある貴船(きぶね)とともに「京都の奥座敷(きょうとのおくざしき)」と呼ばれています。

鞍馬寺は鞍馬山にさまざまなお堂が建っており、豊かな自然を感じながら参拝が可能です。また、有名なパワースポットであるため、多くの参拝者で賑わうお寺です。そんな鞍馬寺について以下内容を紹介します。

  • 鞍馬寺の歴史
  • 鞍馬寺の見どころ
  • 牛若丸に剣術を教えた鞍馬天狗

 

鞍馬寺の歴史

鞍馬寺(くらまでら)は鑑禎(がんちょう)というお坊さんが、770年(奈良時代)に毘沙門天(びしゃもんてん)という仏様をまつったのが始まりです。ちなみに鑑禎(がんちょう)は、かの有名な鑑真(がんじん)のお弟子さんです。

796年(平安時代)には、藤原伊勢人(ふじわらのいせんど)という貴族が、お寺の建物を建てて、北の方角を守る道場としました。

平安時代以降は天台宗という宗派でしたが、1947年(昭和)に鞍馬弘教(くらまこうきょう)という新しい宗教を開き、現在に至ります。

 

鞍馬寺の見どころ

鞍馬寺は非常に見どころが多いお寺です。鞍馬寺の見どころをカンタンに紹介いたします。

 

鞍馬寺の仁王門

鞍馬寺の仁王門(におうもん)はとても立派で、周辺のシンボルとして存在感を放っています。そんな仁王門(におうもん)は、明治44年に建て直されているもので、左側の扉は1182年~1184年(平安時代)のものです。

仁王門の中には両サイドに「仁王尊像(におうそんぞう)」が立っており、とても迫力があります。この仁王尊像(におうそんぞう)は有名仏師である運慶(うんけい)の息子である湛慶(たんけい)が作ったと伝わっています。

湛慶(たんけい)は鎌倉時代に活躍した仏師で、三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)の千手観音坐像(せんじゅかんのんざぞう)を作ったことでも知られています。

鞍馬寺の仁王尊像(におうそんぞう)が湛慶(たんけい)作だと知って「へぇ~」と言う仏像好きも多いですよ。

 

由岐神社

鞍馬山の中には、由岐神社(ゆきじんじゃ)という神社があります。940年(平安時代)に北の方角を守るため、宮中から移したとされています。

天皇の病気などの非常時の際に、靫(ゆき)という矢を入れる道具を献上したので靫明神(ゆきみょうじん)と呼ばれています。

大己貴命(おおむなちのみこと)という神様と、少彦名命(すくなひこなのみこと)という神様をまつっています。

 

鞍馬寺本殿と六芒星

鞍馬寺の六芒星
鞍馬寺の六芒星

鞍馬寺の本殿金堂(ほんでんこんどう)は、毘沙門天王(びしゃもんてんのう)、千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)、護法魔王尊(ごほうまおうそん)の3体が本尊としてまつられています。

ただ、鞍馬寺の御本尊は60年に1度、丙寅(ひのえのとら)の年に扉が開きます。西暦を60で割って6が余る年が丙寅(ひのえのとら)の年となるのですが、ちょっと複雑ですね。

それはともかく、鞍馬寺で最も人気のパワースポットが、本殿金堂の前にある星曼荼羅(ほしまんだら)です。地面に印象的な六芒星(ろくぼうせい)という六角形のスペースがあり、この上に立ってパワーを得に来る参拝者が多く、行列ができていることも珍しくありません。

鞍馬寺によると、千手観世音菩薩(ぜんじゅかんぜおんぼさつ)が「慈愛(じあい)」、毘沙門天(びしゃもんてん)が「光」、護法魔王尊(ごほうまおうそん)が「活力」ととらえられており、あらゆる現象を生む「宇宙エネルギー」と説いています。

そして、この3尊が一体となった存在が「天尊(てんそん)」であり、天尊と人間が一体となる修行の場が、この星曼荼羅(ほしまんだら)なのだそうです。

 

奥の院参道

本殿(ほんでん)の左側から参道が続いています。参道を2分ほど登って行くと、霊宝殿(れいほうでん)が見えてきます。

霊宝殿(れいほうでん)の1階は自然科学に関する展示、2階はお寺の宝ものや、歌人である與謝野鉄幹(よさのてっかん)・晶子(あきこ)夫婦の記念室となっています。3階には仏像が安置されており、ここにある毘沙門天(びしゃもんてん)は仏像ファンに有名です。

霊宝殿(れいほうでん)までには、與謝野鉄幹(よさのてっかん)・晶子(あきこ)夫婦の書斎である「冬柏亭(とうはくてい)」、その先には牛若丸(うしわかまる)が天狗(てんぐ)に剣術を習ったという伝説の場所など、たくさんの見どころがあります。

 

義経堂や魔王殿

義経堂
義経堂

霊宝殿(れいほうでん)を超えると、牛若丸こと源義経(みなもとのよしつね)ゆかりの義経堂(ぎけいどう)が建てられています。

源義経(みなもとのよしつね)の魂は、幼少を過した鞍馬山で眠っていると言われており、遮那王尊(しゃなおうそん)としてまつられているのです。

義経堂(ぎけいどう)を超えると魔王殿(まおうでん)があります。護法魔王尊(ごほうまおうそん)が降り立った場所として拝まれている場所です。

 

牛若丸に剣術を教えた鞍馬天狗

鞍馬天狗(くらまてんぐ)という言葉を聞いたことがありますでしょうか?鞍馬は天狗の伝説があります。鞍馬は天狗発祥の地と言われており、源義経(みなもとのよしつね)は天狗に剣術を習って強くなったと伝わります。

叡山電鉄(えいざんでんてつ)の鞍馬駅を降りたら、大きな天狗の顔が設置されており、多くの参拝者を迎えてくれています。

さきほどから何度か牛若丸と天狗の話しに触れていますが、鞍馬は天狗伝説発祥の地です。牛若丸が7歳の頃から約10年間、この地で過ごしていたのです。

牛若丸は鞍馬天狗に育てられて強く育ったと言われており、叡山電鉄(えいざんでんてつ)鞍馬駅の前には、大きな天狗の顔が飾られています。

 

鞍馬寺のお役立ち情報

護法魔王尊
護法魔王尊

観光客のAさん
観光客のAさん
鞍馬寺参拝に役立つ観光情報が知りたいです。

わかりました。鞍馬寺のお役立ち情報をお伝えします。
お坊さん
お坊さん

鞍馬寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。参拝時の参考としてください。

  • 鞍馬寺のお土産スポット
  • 鞍馬寺のお守り
  • 人気の授与品
  • 鞍馬寺の御朱印
  • 鞍馬寺の年中行事

 

鞍馬寺のお土産スポット 

鞍馬寺の前にはいくつかのお店が並び、さまざまなお土産(おみやげ)が売られています。たとえば、木の芽を昆布と煮た「木の芽煮(きのめに)」は、この地域が発祥です。

また、牛若餅(うしわかもち)や、天狗せんべいなど、鞍馬ならではのお土産があります。特に天狗をモデルにしたグッズは多くのお店で販売されています。

 

鞍馬寺のお守り

鞍馬寺のお守りは本堂金堂で購入可能です。さまざまなお守りが販売されていますが、特に人気なのが「福虎(ふくとら)」です。

可愛らしい2頭のトラがくっついており、中に鈴が入っています。鈴の音が福を呼んでくれるこのお守りは手作りですので、味わい豊かなお守りです。

それから、お守りではありませんが、由岐神社(ゆきじんじゃ)の「天狗みくじ」もおすすめです。天狗がモチーフとなった入れ物の中に、小さな天狗の顔をしておみくじが大量に入っています。見た人が笑顔になる独特のおみくじですよ。

 

人気の授与品

鞍馬寺には、大きな狛犬(こまいぬ)ならぬ「狛虎(こまとら)」が2カ所にあり、勇猛(ゆうもう)な姿が特徴的です。そして、狛虎をモチーフにした授与品が人気です。

新春限定で授与される狛虎は、魔除けの効果があるといわれています。授与品のほうの狛虎は勇猛というよりもキュートな狛虎となっています。

 

鞍馬寺の御朱印

鞍馬寺の御朱印(ごしゅいん)は、本殿金堂の授与所で書いてもらえます。「尊天(そんてん)」という文字の1種類で、御朱印料は300円です。

オリジナル御朱印帳は、菊の花を側面から見たデザインとなっており、その模様が銀色で織り込まれています。オリジナル御朱印帳面は、御朱印料を含んで2,000円です。

 

鞍馬寺の年中行事

鞍馬寺は年間をとおして多くの行事が行われますが、中でも有名なのが鞍馬の火祭(くらまのひまつり)です。

鞍馬の火祭は由岐神社(ゆきじんじゃ)のお祭で、広隆寺(こうりゅうじ)の牛祭(うしまつり)、今宮神社(いまみやじんじゃ)のやすらい祭とともに京都三大奇祭に数えられています。ただし、広隆寺の牛祭は中止されています。

鞍馬の火祭は、子どもや若者が約250本もの松明(たいまつ)を担ぎながら町内を歩くため、周辺が火の海になります。

また、石段を降りる神輿(みこしに)ぶらさがって足を大の字に押し上げる「チョッペン」の儀は、鞍馬での成人行事の名残だと言われています。そんな鞍馬の火祭は京都でも人気の行事ですので、大勢の見物客で賑わう行事です。

【関連記事】今宮神社は疫病退散のご利益!あぶり餅も有名【京都の寺社100選】(北区)

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

鞍馬寺の拝観情報や交通アクセス

不動堂
不動堂

観光客のAさん
観光客のAさん
鞍馬寺へはどうやって行けばいいですか?

交通アクセスを含めた参拝情報をお伝えします。
お坊さん
お坊さん

鞍馬寺の拝観情報や交通アクセスを紹介します。お出かけ前にチェックしてくださいね。

  • 鞍馬寺の拝観情報
  • 鞍馬寺の交通アクセス
  • 鞍馬寺の駐車場情報
  • 鞍馬寺の地図

 

鞍馬寺の拝観情報

鞍馬寺は鞍馬山に入る時に300円必要です。また、霊宝殿(鞍馬山博物館)の入館料は200円です。開館時間は9:00~16:00となっていますので知っておきましょう。

霊宝殿の休館日は月曜日(祝日の時は翌日)で、12月12日~2月末日までは冬期休館となっています。

 

鞍馬寺の交通アクセス

鞍馬寺は、叡山電鉄(えいざんでんてつ)鞍馬駅から、仁王門まで徒歩3分です。京都駅からですと、電車やバスを乗り継いで約1時間ほど見ておきましょう。

 

鞍馬寺はケーブルが便利

鞍馬山にはケーブルがありますので、少しでも楽に参拝したい場合に利用しましょう。ケーブルは大人片道200円、小学生以下片道100円です。

仁王門から本殿まで、全て徒歩だと30分かかりますが、ケーブルを使うと徒歩を合わせて12分で済みます。

 

鞍馬寺の駐車場情報

車で行く場合は京都駅から約40分です。ただし、鞍馬寺には専用駐車場がなく、近くにある民間の駐車場を利用すると良いでしょう。

 

鞍馬寺の地図

鞍馬寺の住所は「〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1074番地」です。地図を以下にて掲載しますので、最寄り駅からの参考としてください。

【外部リンク】総本山 鞍馬寺

 

まとめ

鞍馬寺は、京都の奥座敷と呼ばれる鞍馬にあり、見どころたっぷりのお寺です。天狗伝説や牛若丸のお話などが残るほか、有名な鞍馬の火祭が行われる場所でもあります。京都屈指のパワースポットとして、山全体が多くの人に親しまれています。山登りをのんびり楽しみながら、パワーをいただきに参拝しましょう。

当記事と同じカテゴリーの他の記事は、以下リンクにまとめてありますので、宜しければクリックしてご覧になってください。

【カテゴリー】同じカテゴリーの他の記事をお読みになりたい場合は、京都の寺社100選【左京区】をご覧ください。

祇園辻利の「宇治茶と抹茶スイーツ」でホッコリ休憩しませんか?



京都祇園に本店を構える「祇園辻利」。抹茶好きなら知らない人はいない、京都でも老舗の宇治茶専門店です。

自宅にいながら老舗の味を楽しめる【祇園辻利・茶寮都路里オンラインショップ】 をご紹介します。

《他では味わえないおすすめポイント》
・最高の宇治茶をお届けする職人技
・1時間にわずか40グラムの奇跡!最高品質の抹茶をお届けするための独自製法
・名だたるパティシエが羨むほどに素材に応じた使い分けができる繊細な風味の差異をもつ抹茶を持っており、抹茶好きにはたまらない“質の高い”スイーツを提供

メディアで紹介された人気の抹茶スイーツ「Petitパフェ」や、抹茶スイーツの先駆者で行列が絶えない「宇治抹茶ロール」などをはじめ、人気NO.1の抹茶菓子「つじりの里・ぎおんの里」など、おすすめ盛沢山です。

他にもクリスマス、バレンタイン、母の日、敬老の日など、シーズナルで登場する限定商品にも注目ください♪