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六角堂は京都のへそとして有名【京都の寺社100選】(中京区)

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六角堂(ろっかくどう)に行かれたことはありますか?正式には頂法寺(ちょうほうじ)である六角堂は、聖徳太子が建てたと伝わり、長い歴史の中で多くの人から信仰されてきました。この記事で詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

六角堂の歴史や見どころをご紹介

ビルに囲まれているお堂
ビルに囲まれているお堂

観光客のAさん
観光客のAさん
六角堂はどんなところですか?

六角堂について詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

六角堂(ろっかくどう)は、正式には頂法寺(ちょうほうじ)で、本堂(ほんどう)の形が六角形であることから「六角堂」と通称されています。

都会のど真ん中に存在する六角堂は、ビルの間に建っており、小さい敷地ながら独特かつ良い雰囲気をかもしだしています。そんな六角堂について、まずは歴史や見どころから紹介いたします。

 

六角堂の歴史

六角堂は、聖徳太子が587年(飛鳥時代より前)に建てたとされ、822年(平安時代)には嵯峨天皇(さがてんのう)〈在位:809年(平安時代)~823年(平安時代)〉の勅願寺(ちょくがんじ)となりました。

1201年(平安時代)には浄土真宗(じょうどしんしゅう)を開いた親鸞(しんらん)が100日間こもり、浄土真宗が開かれたきっかけになったと伝わります。

室町時代の中頃には、池坊専慶(いけのぼうせんけい)など、立花(りっか)〈生け花の1つで室町時代から続く古い様式〉の名人を数多く生み出し、池坊(いけのぼう)の家元(いえもと)が代々住職を兼ねています。

平安時代から庶民(しょみん)の進行を集め、室町時代の大戦である「応仁の乱(おうにんのらん)」以降は、革堂(こうどう)が上京の町堂(まちどう)であるのに対し、六角堂は下京の町堂として親しまれまれ続けています。

【関連記事】行願寺(革堂)は1千年の歴史あり【京都の寺社100選】(中京区)

 

六角堂の見どころ

六角堂の見どころについて、いくつかピックアップして紹介します。

 

六角形の本堂

六角形の本堂(ほんどう)は、1877年(明治時代)に建て直されたもので、本尊(ほんぞん)聖徳太子が身の回りで大切に持っていたとされる「如意輪観音坐像(にょいりんかんのんざぞう)」です。

普段は見ることができず、閉まっている扉の前には、参拝されるための仏さまが安置されています。本堂の裏側にも多くの仏像が安置されていて、小さな窓から拝(おが)むことができます。

 

池の横に浮かぶ太子堂

境内(けいだい)奥には池があり、その池に太子堂(たいしどう)という建物が浮かんでいます。太子堂は聖徳太子を祀(まつ)るお堂で、聖徳太子が二歳の像や十六歳の像、戦う姿を現す騎馬像(きばぞう)が安置されています。六角堂の太子堂は開山堂(かいざんどう)とも呼ばれます。

太子堂横の、水中にある石の囲いのようなものは、聖徳太子が身体を清めた場所の跡(あと)と伝えられています。

その池のほとりに僧侶が住むところが建てられたので、池坊(いけのぼう)と呼ばれるようになりました。現在はこの池では白鳥や鯉が泳いでいます。

 

へそ石

へそ石
へそ石

六角堂の門をくぐった右手側には、中央に丸い穴があいた六角形の石があります。これは「へそ石」と呼ばれるもので、京都の中心を表すといわれています。

また、平安京がつくられる際、六角堂の本堂の位置に道を通したいと祈ったところ、本堂が勝手にズレてくれ、もとの位置に1つだけ残ったのがこの石だとも伝わります。

 

六角堂のお役立ち情報

六角堂の境内(隣のビルからの眺め)
六角堂の境内(隣のビルからの眺め)

観光客のAさん
観光客のAさん
六角堂に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

六角堂のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

六角堂のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • なぜ六角形なのか
  • 六角堂のご利益
  • 六角堂の御朱印
  • 六角堂の年中行事

 

なぜ六角形なのか

仏教の教えを歌にしたものを「御詠歌(ごえいか)」と言いますが、六角堂の御詠歌は「わが思う心のうちは六(むつ)の角ただ円(まろ)かれと祈るなりけり」です。

ここに出てくる六角は「眼・耳・鼻・舌・身・意」によって生じる六つの欲をあらわし、これらを捨て去って角を無くし、円満になるという祈りを込めての六角だそうです。

 

六角堂のご利益

六角堂は、寿命を延ばしたり病気を治すなどのご利益があるとされているほか、子宝のご利益があるといわれています。

また、華道(かどう)発祥の地であるため、技術や芸能上達のご利益がを求め、多くの参拝者が訪れています。

 

六角堂の御朱印

六角堂の御朱印(洛陽三十三所観音霊場)
六角堂の御朱印(洛陽三十三所観音霊場)

六角堂では以下の御朱印をいただけます。

西国三十三所観音霊場の御朱印
洛陽三十三所観音霊場の御朱印
聖徳太子御遺跡霊場の御朱印
石不動明王の御朱印
御詠歌の御朱印

など。

また、オリジナル御朱印帳も用意されていますので、必要に応じてお求めください。

 

六角堂の年中行事

六角堂では年間をとおしてさまざまな行事が行われます。その内容を以下にてまとめますので、参考としてください。

六角堂の行事
1月5日初生け式
2月22日太子祭
3月中旬夜の特別拝観 & 春のいけばな展
3月中旬花供養会・花行列
4月8日灌仏会(花まつり)
7月下旬唐崎明神祭
8月下旬地蔵盆
11月中旬旧七夕会池坊全国華道展

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

六角堂の参拝情報

六角堂の白鳥たち
六角堂の白鳥たち

観光客のAさん
観光客のAさん
六角堂の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

六角堂の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 六角堂の拝観料や参拝時間
  • 六角堂の交通アクセス
  • 六角堂の駐車場情報
  • 六角堂の地図

 

六角堂の拝観料や参拝時間

六角堂は境内自由散策(無料)で、参拝時間は6時から17時となっています。

 

六角堂の交通アクセス

六角堂への交通アクセスは、地下鉄「烏丸御池駅(からすまおいけえき)」から徒歩3分、阪急京都線(はんきゅうきょうとせん)「烏丸駅(からすまえき)」から徒歩5分です。

 

六角堂の駐車場情報

六角堂には無料駐車場がありませんので、マイカーで参拝する場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。

 

六角堂の地図

六角堂の住所は「京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】『六角堂』 紫雲山 頂法寺|聖徳太子創建、いけばな発祥の地

まとめ

六角堂は聖徳太子が建てたと伝わるお寺で、都会のど真ん中に存在するお寺です。ビルの間に建っているため、その雰囲気は独特です。六角形で個性的な本堂や、伝説のへそ石、聖徳太子が身を清めた場所など、見どころの多いお寺ですので、近くに行かれた際にはぜひ参拝してください。

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