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龍安寺は石庭や足るを知るが有名【京都の寺社100選】(右京区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

龍安寺(りょうあんじ)に行かれたことがありますでしょうか?石庭(せきてい)が世界的に有名ですが、石庭以外にもさまざまな見どころがあります。この記事では龍安寺について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

龍安寺の歴史や見どころをご紹介

龍安寺石庭
龍安寺石庭

観光客のAさん
観光客のAさん
龍安寺ってどんなお寺ですか?

龍安寺について詳しく解説しますね。
お坊さん
お坊さん

 

龍安寺(りょうあんじ)は、臨済宗(りんざいしゅう)の妙心寺派(みょうしんじは)という集団のお寺で、妙心寺の敷地外にある塔頭(たっちゅう)寺院です。まずは龍安寺の歴史や見どころについて解説いたします。

 

龍安寺の歴史

龍安寺は、室町幕府の重役だった細川勝元(ほそかわかつもと)が、妙心寺の義天玄詔(ぎてげんしょう)というお坊さんを招いて、1450年(室町時代)に建てました。

まもなく応仁の乱(おうにんのらん)という大戦で焼失しましたが、細川勝元の息子である細川政元(ほそかわまさもと)によって復興されました。

1499年(むろまちじだい)には、方丈(ほうじょう)が建てられ、有名な石庭(せきてい)もこの時につくられたといわれています。

1797年(江戸時代)の火災によって方丈は焼失しており、現在の方丈は西源院(せいげんいん)という塔頭(たっちゅう)の方丈を移築したものです。

 

龍安寺の見どころ

龍安寺の数ある見どころのうち、いくつかピックアップして紹介します。

 

世界的に有名な枯山水の石庭

龍安寺といえば石庭といっても過言ではないほど、世界的な有名な石庭があります。この石庭は白い砂だけを敷き詰め、15個の石が配置されています。

どこから見ても14個までしか同時に見えないようにつくられており、シンプルさの中に神秘性が感じられる庭園となっています。

この石庭の解釈は「雲の海から頭を出す山をあらわしている」「海に浮かぶ島々をあらわしている」「虎の子渡し(とらのこわたし)という中国のお話しをテーマにしている」など、見る人によってさまざまなものがあります。

また、作者もいろいろな説があるものの、確証がある作者は不明です。そんな龍安寺の石庭は特別名勝(めいしょう)に指定されています。

 

吾唯足知の「つくばい」

龍安寺の「つくばい」には、「吾唯足知(われただたるをしる)」の文字が入っています。「つくばい」とは、身を清める水を貯める器で、龍安寺の「つくばい」は水戸黄門のモデルである徳川光圀(みとみつくに)が寄付したものです。

本物は蔵六庵(ぞうろくあん)という茶室にあり、普段見れる方丈の「つくばい」は複製品です。

さて、この「吾唯足知(われただたるをしる)」がどのような意味かというと、カンタンにいうと「満足する心を持ちなさい」という意味です。「つくばい」に書かれた文字を見ていると、言葉で言われるより心に響きます。

 

かつて石庭より有名だった鏡容池

龍安寺の石庭はコンパクトな敷地ですが、石庭を出てから見学する鏡容池(きょうようち)のある庭は広く、かつては石庭よりも有名だったようです。

平安時代、ここがまだ龍安寺ではなかったころ、公卿(くぎょう)たちがこの池で舟遊びをしていたという記録が残っています。

そんな鏡容池(きょうようち)には美しい草花が数多くあるため、春夏秋冬いつ来ても楽しめるほか、池にいる多くの鳥たちを見ることもできます。石庭とは異なる雰囲気を楽しめるため、1回の参拝で2度おいしいお寺だといえるでしょう。

 

龍安寺のお役立ち情報

鏡容池
鏡容池

観光客のAさん
観光客のAさん
龍安寺に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

龍安寺のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

 

龍安寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 龍安寺は世界文化遺産
  • 一度に全部の石が見える場所がある
  • 龍安寺は桜と紅葉の名所
  • 龍安寺の御朱印帳

 

龍安寺は世界文化遺産

龍安寺は世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に指定されています。世界文化遺産は世界的に見ても価値があるもので、京都には龍安寺を含め17の世界文化遺産が「古都京都の文化財」として、まとめて登録されています。

 

一度に全部の石が見える場所がある

全部の石が見える場所

龍安寺の石庭は、15個の石のうち14個しか同時に見えないと解説しましたが、実は全て見れる場所があります。ほかの石と重なって見えることが前提ではありますが、ギリギリ15個全部が同時に見えるのです。

ぜひいろいろなところからチェックしてください。とはいえ、全ての石の全体像を見るという意味では、やはり14個が限界です。

 

龍安寺は桜と紅葉の名所

龍安寺に桜や紅葉が美しく、シーズンになると美しい姿が見られます。石庭の背後にもそれぞれの木がありますので、石庭と桜、石庭と紅葉の取り合わせを楽しむこともできます。

 

龍安寺の御朱印帳

龍安寺の御朱印は「石庭」の文字が大きく書かれ、吾唯足知(われただたるをしる)の印が押されます。通常、御朱印は本尊(ほんぞん)の名前を記入することが多いので、龍安寺の御朱印はとてもユニークです。

オリジナル御朱印帳も扱われており、「石庭」デザインの御朱印帳と、「吾唯足知」デザインの御朱印帳が用意されています。

 

龍安寺の参拝情報

吾唯足知
吾唯足知

観光客のAさん
観光客のAさん
龍安寺の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

 

龍安寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 龍安寺の拝観料金や参拝時間
  • 龍安寺の交通アクセス
  • 龍安寺の駐車場情報
  • 龍安寺の地図

 

龍安寺の拝観料金や参拝時間

龍安寺の拝観料は大人・高校生が500円、小中学生が300円です。拝観時間は3月1日~11月30日が8時~17時、12月1日~2月末日が8時半から4時半となっています(2023年4月~大人のみ600円) 。

 

龍安寺の交通アクセス

龍安寺は嵐電(らんでん)「龍安寺(りょうあんじ)」駅から徒歩約7分です。バスの場合は「竜安寺前(りょうあんじまえ)」バス停からすぐのところにあります。

バス停の場合は漢字が「龍」ではなく「竜」となっていますね。

 

龍安寺の駐車場情報

龍安寺には参拝者専用駐車場があります。石庭拝観者に限り1時間無料となっていますので、マイカーでの参拝もおすすめです。

 

龍安寺の地図

龍安寺の住所は「〒616-8001 京都市右京区龍安寺御陵下町13」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】大雲山 龍安寺|Ryoanji

 

まとめ

龍安寺は世界的に有名な石庭がありますが、ほかにもさまざまな見どころがあります。特に鏡容池は見ごたえがあり、四季折々(しきおりおり)の楽しみがあります。ぜひシーズンを変えて何度も参拝し、それぞれ違った表情を味わいましょう。

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