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醍醐山のルートを写真付きで紹介!入山料や駐車場、山頂のお堂を解説

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醍醐山(だいごさん)を登ったことはありますか?京都市伏見区の醍醐寺は、背後に醍醐山(だいごさん)という山があります。この記事では醍醐山の登山ルートを写真付きで紹介します。山頂にあるお堂の解説もしますので、ぜひ参考にしてください。

醍醐山は醍醐寺の背後にあり

醍醐山は醍醐寺の背後にあり

醍醐山(だいごさん)は、京都市伏見区にある醍醐寺(だいごじ)〈厳密には下醍醐(しもだいご)〉の背後にあります。まずは醍醐山について基本的な事柄から解説いたします。

  • 上醍醐と下醍醐
  • 醍醐山の標高と所要時間
  • 醍醐山の駐車場
  • 醍醐山の入山料

 

上醍醐と下醍醐

醍醐寺は醍醐山(だいごさん)の上の「上醍醐(かみだいご)」と、醍醐山ふもとの下醍醐(しもだいご)で構成されています。

上醍醐には、国宝の薬師堂(やくしどう)や、重要文化財の開山堂(かいざんどう)、昭和15年に再建の五大堂(ごだいどう)など、さまざまなお堂が建てられています。

下醍醐にも立派なお堂が数多く存在し、豊臣秀吉の命令によって建てられた金堂(こんどう)、951年(平安時代)に建てられた五重塔、重要文化財の清瀧宮本殿(せいりゅうぐうほんでん)ほか、多くのお堂が建てられています。

また、下醍醐には貴重な宝物を数多く見学できる霊宝館(れいほうかん)や、庭園が美しい塔頭(たっちゅう)の三宝院(さんぽういん)があります。

醍醐寺について詳しくは以下記事で解説していますので、参考にしてください。

【関連記事】醍醐寺は桜が有名な世界文化遺産【京都の寺社100選】(伏見区)

 

醍醐山の標高と所要時間

醍醐山の標高は450メートルで、所要時間は片道1時間~1時間半ほどです。登山だけで往復2~3時間、山頂の参拝と休憩に1時間ほどとすると、合計3時間~4時間はかかります。

下醍醐の参拝も行う場合は、さらに2時間~2時間半ほど見ておきましょう。ただし、険しいわけではありませんので、初心者でも登れます。

 

醍醐山の駐車場

醍醐山を登る際には、醍醐寺の駐車場の利用が可能です。以下、醍醐寺の駐車料金です。

大型車(約8台)2,000円
普通車(約100台)1,000円
バイク・自転車無料

 

入山料

醍醐山は入山料として大人600円、中高生400円が必要です。上醍醐は入山料だけで参拝できますが、下醍醐は別途拝観料が必要です。ちなみに、下醍醐の拝観券があれば、入山料が100円割引となります。

 

いざ上醍醐へ!醍醐山を登る

下醍醐から上醍醐に向かって、醍醐山を登るルートを紹介します。山登りの雰囲気を味わってください。

  • 大自然の中をノンビリ登る
  • 醍醐山への登り口
  • 不動明王にご挨拶
  • 上醍醐の境内に到着

 

醍醐山への登り口

醍醐山への登り口は、下醍醐拝観エリアの一番奥「女人堂(にょにんどう)」というところにあります。女人堂の横にある建物で、入山料を払ってから登りましょう。

醍醐山への登り口

引用:醍醐寺境内案内より
https://www.daigoji.or.jp/grounds/index.html

下醍醐を拝観しない場合は、仁王門(におうもん)の南側(上記地図では右側)から女人堂まで道があります。下醍醐の拝観料なしで登ることができます。

キレイなトイレもありますので、活用してください。

 

女人堂の横にある、以下の建物でお金を払いましょう。

醍醐寺女人堂

 

女人堂の前には仏像が並んでおり、手を合わせてから登る人も多いです。

女人堂前の仏像 

大自然の中をノンビリ登る

入山料を払えば、あとはひたすら上るだけです。

醍醐山スタート付近

 

無理せず、自分のペースで登りましょう。

醍醐山スタート付近の道

 

スタート地点付近は坂道が多いのですが、次第に階段が増えてきます。

醍醐山で初めの方の階段

 

後半でバテないよう、ところどころで休憩をはさみながら登ると良いでしょう。

醍醐山の不動明王の前

 

不動明王にご挨拶

開けたところに出てくると、前方に滝があります。この滝は「不動の滝」と呼ばれています。

醍醐山の滝

 

滝の上には、不動明王(ふどうみょうおう)がまつられていますよ。

醍醐山の不動明王

 

不動の滝が上醍醐までの中間点です。不動明王に向かって左側の階段を登ります。

醍醐山、不動明王から左へ

 

いくつか、ベンチが用意されていますので、疲れたら活用してください。

醍醐山のベンチ

 

一休みしたら頑張って登りましょう。

醍醐山の上り坂

 

登っていくと、「音羽魔王大権現社(おとはまおうだいごんげんしゃ)」という祠(ほこら)が見えてきます。

醍醐山の祠

かつて天狗の休憩所といわれた「天狗杉」があった場所とされ、天狗杉の跡地に建てられた祠です。昭和10年に建てられ、現在のものは平成4年に再建されています。

 

まだまだ上り坂は続きます。

醍醐山、まだまだ登り

 

しばらく長い上り坂です。

醍醐山、長い上り坂

 

前方に看板があります。

上醍醐の看板

 

上醍醐の境内であることを示す看板です。

上醍醐境内を示す看板

 

上醍醐の境内に到着

看板を左折すると、左側に役行者(えんのぎょうじゃ)の像があります。役行者(えんのぎょうじゃ)は山で厳しい修行をする「修験道(しゅげんどう)」を開いた人のことです。

上醍醐の役行者像

醍醐寺を開いた理源大師聖宝(りげんたいし・しょうぼう)というお坊さんは、役行者を模範として山での修行を行ったとのことです。

ちなみに、修験道とは、山に宿る神々を信仰し、山へ籠(こ)もって厳しい修行を行うことで悟りを開く民族信仰です。

 

しばらくは緩やかな下りです。

上醍醐の緩やかな下り

 

寺務所(じむしょ)が見えてきます。

 

寺務所の左脇の道を歩きましょう。

寺務所の左脇の道

 

上醍醐の見どころをご紹介

上醍醐の境内を文章で紹介するには、道が複雑です。上醍醐に建てられている以下の地図と照合しながら参拝してください。

上醍醐の地図

数ある上醍醐のお堂のうち、いくつかピックアップして紹介します。

  • 醍醐味の由来である醍醐水
  • かつて五大明王像がまつられた五大堂
  • 豊臣秀頼が再建した開山堂

 

醍醐味の由来である醍醐水

醍醐味の由来である醍醐水

醍醐水(だいごすい)は醍醐山から出ている湧き出ており、理源大師聖宝(りげんだいじしょうぼう)が神秘的な力によって発見した湧き水です。

「醍醐味(だいごみ)」の言葉の由来になっている醍醐水は、今でも飲むことができます。

醍醐水の蛇口

牛乳の精製における5つの味のことを「五味(ごみ)」といい、上から順番に醍醐味(だいごみ)、熟酥味(じゅくそみ)、生酥味(しょうそみ)、酪味(らくみ)、乳味(にゅうみ)といいます。

最高位の醍醐味は、サンスクリット語で「サルピルマンダ」といい、有名な飲料の「カルピス」のネーミングのきっかけとなりました。

カルシウムの「カル」と「サルピルマンダ」を足して「カルピル」とする案が出ていたのです。ただし、「カルピル」では歯切れが良くないので、二番目の熟酥味とカルシウムのかけあわせとなりました。

熟酥味はサンスクリット語で「サルピス」といいますので、「カルシウム+サルピス」で「カルピス」となったようです。諸説はあるものの、とても面白いお話しですね。

 

かつて五大明王像がまつられた五大堂

かつて五大明王像がまつられた五大堂

五大堂(ごだいどう)は、913年(平安時代)に建てられたお堂です。内部には迫力のある五大明王像(ごだいみょうおうぞう)がまつられていたのですが、今は下醍醐の霊宝館(れいほうかん)に安置されています。

何度も火災にあい、現在の建物は昭和15年に再建されました。近年の再建ではあるものの、とても立派なお堂です。

豊臣秀頼が再建した開山堂

豊臣秀頼が再建した開山堂

開山堂(かいざんどう)は、911年(平安時代)に建てられたお堂で、最初は御影堂(みえいどう)と呼ばれていました。

焼失により鎌倉時代に建て直されたのですが、再建されたお堂も荒れはててしまい、現在のお堂は1606年(江戸時代)に豊臣秀頼が建てたものです。

山の上に建っているとは思えないほど立派なお堂で、中には聖宝理源大師像(しょうぼうりげんだいしぞう)などがまつられています。

 

まとめ

醍醐山は醍醐寺の背後にある山で、片道1時間~1時間半ほどで登れます。階段や登り坂が長く続くため、休憩を取りながらマイペースに登りましょう。

頑張って登った先には、立派なお堂が多く建つ上醍醐にたどりつきます。古くからの歴史や、美味しい醍醐水を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてください。

もちろん、下山の際も気を抜かずにゆっくりおりましょう。参拝と山登りを楽しめる醍醐山へ、ぜひ挑戦してください。

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