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金閣寺は相国寺の塔頭寺院【京都の寺社100選】(北区)

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金閣寺(きんかくじ)に行かれたことがありますでしょうか?京都の観光スポットとして人気のある金閣寺は、国内・海外問わず、多くの参拝者が訪れます。この記事でその魅力を紹介しますので、ぜひ参拝時の参考としてください。

金閣寺の歴史や見どころをご紹介

鹿苑寺金閣
鏡湖池と金閣

観光客のAさん
観光客のAさん
金閣寺って通称ですよね?

はい、正式には鹿苑寺金閣といいます。金閣寺について詳しく解説しますね。
お坊さん
お坊さん

金閣寺(きんかくじ)は京都有数の観光名所で、国内外を問わず多くの参拝者で賑わうお寺です。舎利殿(しゃりでん)という建物「金閣(きんかく)」が特に有名であるため、通称で金閣寺と呼ばれていますが、正式には鹿苑寺(ろくおんじ)というお寺です。そんな金閣寺について詳しく解説いたします。

 

金閣寺と銀閣寺は相国寺の塔頭

金閣寺と共に有名なお寺として銀閣寺(ぎんかくじ)〈正式には慈照寺(じしょうじ)〉があります。実は金閣寺も銀閣寺も、相国寺(しょうこくじ)というお寺の塔頭(たっちゅう)です。

敷地の外にあるので境外塔頭(けいがいたっちゅう)といいます。相国寺は京都御苑(きょうとぎょえん)の北側に存在し、とても格式が高いお寺として知られています。

【関連記事】相国寺は金閣寺と銀閣寺を統轄【京都の寺社100選】(上京区)

【関連記事】銀閣寺の見どころや銀箔説を解説【京都の寺社100選】(左京区)

 

金閣寺の歴史

金閣寺は室町幕府3代将軍の足利義満(あしかがよしみつ)ゆかりのお寺です。足利義満が造った「北山殿(きたやまでん)」に始まり、義満が亡くなってから禅寺(ぜんでら)となりました。

室町時代の大戦である「応仁の乱(おうにんのらん)」で荒れてしまいましたが、西笑承兌(せいしょうじょうたい)というお坊さんや、鳳林承章(ほうりんじょうしょう)というお坊さんらが住職となって復興しました。

西笑承兌(せいしょうじょうたい)というお坊さんや、鳳林承章(ほうりんじょうしょう)は、豊臣秀吉や徳川家康たちから信仰を受けたお坊さんです。

金閣寺は世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に指定されています。

 

金閣寺の見どころ

金閣寺は多くの見どころがありますが、その中からいくつかピックアップして紹介します。

 

鏡湖池と舎利殿(金閣)

金閣寺の境内(けいだい)4万坪のうち、2万8千坪が鹿苑寺庭園(ろくおんじていえん)として、特別名勝(めいしょう)に指定されています。

鹿苑寺庭園(ろくおんじていえん)の中心には約2千坪の鏡湖池(きょうこち)という池があり、葦原島(あしはらじま)など複数の島が配置されています。

その鏡湖池の端(はし)に金閣と呼ばれる舎利殿(しゃりでん)が建てられており、まばゆい金色の光が池にも映ってため息が出るほど美しい姿をしています。

一層目が法水院(ほうすいいん)、二層目が潮音洞(ちょうおんどう)、三層目が究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれ、3層異なる雰囲気を見事に調和させた室町時代の代表的な建物です。

 

鯉が滝を登るように見える龍門滝

金閣を経て歩き進めると、ゴツゴツした岩の間に水が流れる滝があります。この滝は「龍門滝(りゅうもんたき)」と呼ばれ、鯉(こい)が滝を登るシーンを石で表しています。

登りきると龍(りゅう)になるという中国の言い伝えを表現しており、鯉(こい)に見立てた鯉魚石(りぎょせき)という石が、いまにも龍として跳ね上がりそうに見えます。

 

立派な茶室の夕佳亭

さらに奥まで歩くと、夕佳亭(せっかてい)という茶室があります。夕佳亭は先述の鳳林承章(ほうりんじょうしょう)が、金森宗和(かなもりそうわ)という茶人に造らせた茶室です。

夕日に映える金閣が特に佳(よ)いという意味で、夕佳亭と名付けられています。

 

金閣寺のお役立ち情報

金閣寺の龍門滝
金閣寺の龍門滝

観光客のAさん
観光客のAさん
金閣寺に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

金閣寺のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

金閣寺のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 金閣は京の3閣の1つ
  • 金閣は昭和25年に放火で焼失
  • 金閣寺の御朱印

 

金閣は京の3閣の1つ

金閣は銀閣寺の銀閣、西本願寺の飛雲閣(ひうんかく)とともに京の3閣の1つに数えられています。これに大徳寺芳春院(だいとくじほうしゅんいん)の呑湖閣(どんこかく)を加えて京の4閣、東福寺の伝衣閣(でんねかく)を加えて京の5閣と数えられることもあります。

京の3閣金閣、銀閣、飛雲閣
京の4閣金閣、銀閣、飛雲閣、呑湖閣
京の5閣金閣、銀閣、飛雲閣、呑湖閣、伝衣閣

 

金閣は昭和25年に放火で焼失

金閣は1950年(昭和時代)に放火で焼失し、金閣寺の見習いの僧侶が逮捕されました。人的な被害はありませんでしたが、金閣とともに複数の化財が燃えてしまいました。

明治時代の大修理で詳しい図面が造られていたため、忠実に建て直すことができ、火災から5年後の1955年に再建されています。

建て直された金閣は、火災直前の金箔(きんぱく)が剥(は)げた質素(しっそ)なものではなく、最初に造られた時のように美しい金閣に生まれ変わりました。

その後、1987年に金箔のはりかえや漆(うるし)の塗りかえなどが行われるとともに、天井画(てんじょうが)と義満像(よしみつぞう)の復元もなされています。

 

金閣寺の御朱印

金閣寺の御朱印は「舎利殿」と書かれたものと「石不動尊」と書かれたものがあり、いずれも300円で入手できます。

オリジナル御朱印も扱われており、金閣をモチーフとした美しい御朱印帳をお買い求めいただけます。

 

金閣寺の参拝情報

金閣の内部
金閣の内部

観光客のAさん
観光客のAさん
金閣寺の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

金閣寺の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 金閣寺の拝観料金や参拝時間
  • 金閣寺の交通アクセス
  • 金閣寺の駐車場情報
  • 金閣寺の地図

 

金閣寺の拝観料金や参拝時間

金閣寺の拝観料は、高校生以上の大人が400円、小中学生が300円です。拝観時間は9時~17時となっています(2023年4月1日より500円に改定)。

 

金閣寺の交通アクセス

金閣寺への交通アクセスは、京都市バス「金閣寺道(きんかくじみち)」から徒歩3分です。電車では嵐電(らんでん)「北野白梅町(きたのはくばいちょう)」駅から徒歩17分となっており、バスの方が便利です。

 

金閣寺の駐車場情報

金閣寺には250台とめられる駐車場があり、最初の60分が300円、以後30分ごとに150円となっています。多くの台数に対応しているため、マイカーでのアクセスも便利です。

 

金閣寺の地図

金閣寺の住所は「〒603-8361 京都市北区金閣寺町1」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】金閣寺 | 臨済宗相国寺派 

 

まとめ

金閣寺は足利義満ゆかりのお寺で、京都でも指折りの観光名所です。まばゆく輝く金閣は息をのむほど美しく、国内外の参拝者を魅了させ続けています。また、金閣のみならずさまざまな見どころがありますので、行ったことがない人はぜひ一度参拝しましょう。金閣を見学していると、その場から立ち去りがたくなりますよ。

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