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京都で牡丹(ぼたん)名所はどこ?ボタンが人気のお寺・神社情報

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京都で牡丹(ぼたん)名所と言えば、どこを思い浮かべますか?この記事では牡丹(ぼたん)がどんな花なのか、まずは基礎知識を解説した上で、京都の寺社におけるボタンの名所を紹介します。ぜひ観光の参考としてください。

牡丹(ぼたん)に関する基礎知識

牡丹(ぼたん)に関する基礎知識

観光客のAさん
観光客のAさん
牡丹(ぼたん)ってどんな花なのですか?
まずは基礎知識に関して解説しますね。
お坊さん
お坊さん

牡丹(ぼたん)は、10~20cmと大きな花を咲かせ、その美しさから「百花王(ひゃっかおう)」と称えられています。また、貴婦人のような姿から美人を表現する際に使われる花の一つです。そんな牡丹(ぼたん)のキホンから見ていきましょう。

  • 牡丹(ぼたん)はボタン科ボタン属の落葉小低木
  • 牡丹(ぼたん)とはどんな花?
  • 牡丹(ぼたん)の別名
  • 牡丹(ぼたん)とシャクヤクの違い
  • 牡丹(ぼたん)の見頃はいつごろ?

 

牡丹(ぼたん)はボタン科ボタン属の落葉小低木

牡丹(ぼたん)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木(らくようしょうていぼく)で、原産地は中国です。

「ボタン科ボタン属の落葉小低木」が何かを解説すると、たくさんの種の中でいくつかの似たグループを「属(ぞく)」といい、属の中の似たようなグループを「科(か)」といいます。

落葉小低木(らくようしょうていぼく)とは、秋や乾期に葉っぱが枯れて落ち、一定の休眠期間後にまた生えてくるタイプの小低木(しょうていぼく)のことで、小低木とは「成長したときの高さがおよそ1メートル以下」の植物を指します。

 

牡丹(ぼたん)とはどんな花?

牡丹(ぼたん)は、花が大きく華やかなことで有名です。花径(かけい)<花の端から端まで>は15cm~40cmにもなり、白、黒、赤、ピンク、紫、黄色など、さまざまな種類があります。

原産地が中国と紹介しましたが、日本にいつ持ち込まれたのかは定かではありません。聖武天皇(しょうむてんのう)〈在位:724年(奈良時代)~749年(奈良時代)〉の時代とも、7~8世紀に遣唐使(けんとうし)や空海(くうかい)が持ち帰ったなど、諸説あります。

ただ、「枕草子(まくらのそうし)」や「蜻蛉日記(かげろうにっき)」などにも登場するため、平安時代には観賞されていたと言われています。

 

牡丹(ぼたん)の別名

牡丹(ぼたん)にはさまざまな別名があります。先ほど紹介した「百花王」以外にもたくさんありますので、以下にて記載いたします。

牡丹(ぼたん)の別名

「花中の王」「百花の王」「富貴草」「富貴花」「花王」「花神」「天香国色」「名取草」「深見草」「二十日草」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数

 

牡丹(ぼたん)とシャクヤクの違い

牡丹(ぼたん)とシャクヤクの違い

牡丹(ぼたん)とよく似た花として、シャクヤクがあります。シャクヤクの原産地は中国東北部からシベリアで、平安時代に薬草として伝えられました。

大きな違いは、牡丹(ぼたん)が「木」であることに対して、シャクヤクは「草」であるところです。また、牡丹(ぼたん)の葉っぱには切れ込みがあってツヤはありませんが、シャクヤクの葉っぱには切れ込みがなくツヤがあります。

さらに、牡丹(ぼたん)はほとんどの品種で香りがない一方、シャクヤクはバラのような香りがします。ほかにも、牡丹(ぼたん)は一枚ずつ花びらが散りますが、シャクヤクは花の頭ごと落ちる違いもあります。

見た目が似ていても、これほど多くの違いがあるのです。

 

牡丹(ぼたん)の見頃はいつごろ?

牡丹(ぼたん)の見頃は、例年4月下旬~5月上旬です。ただし、品種や気候によって、見頃は前後することがあります。牡丹(ぼたん)の花は、春の訪れを告げる花として、多くの人々に愛されています。

 

京都における牡丹(ぼたん)の名所

京都における牡丹(ぼたん)の名所

観光客のAさん
観光客のAさん
牡丹(ぼたん)を見に行きたいです。
では、牡丹(ぼたん)の名所をいくつか紹介します。
お坊さん
お坊さん

京都における牡丹(ぼたん)の名所として、以下の寺社を紹介します。ぜひ見ごろの時期に参拝してください。

  • 京都市東山区の建仁寺
  • 京都市上京区の本満寺
  • 長岡京市の乙訓寺
  • 福知山市の洞玄寺

 

京都市東山区の建仁寺

建仁寺(けんにんじ)は臨済宗(りんざいしゅう)という宗派のお寺で、風神と雷神の屏風(びょうぶ)や、法堂(はっとう)というお堂の天井に描かれている龍の絵が有名です。

建仁寺は牡丹(ぼたん)の名所としても知られており、法堂(はっとう)の周りをぐるっと囲むように牡丹(ぼたん)が植えられています。

正確な数は分からないものの、かなり多くの牡丹(ぼたん)が咲き誇り、種類も多いため色や形もさまざまです。

建仁寺は京阪電鉄「祇園四条駅」から徒歩およそ7分です。ぜひ美しい牡丹(ぼたん)を鑑賞しに行きましょう。

【関連記事】建仁寺の絵画や庭園は見事!【京都の寺社100選】(東山区)

 

京都市上京区の本満寺

京都市上京区にある本満寺(ほんまんじ)は、枝垂桜(しだれざくら)が立派で、知る人ぞ知る桜スポットとなっています。そんな本満寺で桜が終わるころに見ごろを迎えるのが牡丹(ぼたん)です。

境内(けいだい)のいろいろなところに、大きく花開く牡丹(ぼたん)があり、その色も赤、ピンク、白、黄色などさまざまな花が咲き誇ります。

桜の時期ほどではないにせよ、地元の人を中心にファンが集まってきます。本満寺へのアクセスは、京阪電車「出町柳(でまちやなぎ)」駅から徒歩約12分です。

 

長岡京市の乙訓寺

京都府長岡京市(ながおかきょうし)にある乙訓寺(おとくにでら)は、早良親王(さわらしんのう)が幽閉(ゆうへい)<閉じ込められた>お寺として有名です。

早良親王(さわらしんのう)は、平安京に都をうつした桓武天皇(かんむてんのう)の弟で、藤原種継(ふじわらたねつぐ)暗殺事件に関わったとした理由で幽閉されました。

藤原種継(ふじわらたねつぐ)暗殺事件とは

平安京に都をうつす前に長岡京に都がうつされていますが、その時の責任者である藤原種継(ふじわらたねつぐ)が殺された事件で、捕まった犯人の背後には早良親王(さわらしんのう)がいたとして、厳しく罪を責められたのです。早良親王は無実であると訴えながら島流しされる途中で亡くなりました。

このような歴史のある乙訓寺は牡丹(ぼたん)名所としても知られており、約30種2,000株の牡丹(ぼたんが)美しく咲き誇ります。

乙訓寺へは阪急バス「薬師堂(やくしどう)」バス停から徒歩約7分です。古い歴史と牡丹(ぼたん)の魅力を味わいに行きましょう。

【外部リンク】乙訓寺

 

福知山市の洞玄寺

京都府福知山市(ふくちやまし)の洞玄寺(とうげんじ)は、室町時代の石原(いさ)城跡に建てられているお寺で、境内の周りには土塁(どるい)や空となっているお堀(ほり)が残っています。

洞玄寺は牡丹(ぼたんが)の名所として知られており、50種250株の牡丹(ぼたんが)咲き誇ります。そのため、「ぼたん寺」と呼ばれて親しまれています。

洞玄寺へのアクセスは「JR石原(いさ)駅」から徒歩10分です。牡丹(ぼたんが)の季節に福知山に行った際には、ぜひ立ち寄りましょう。

 

まとめ

牡丹(ぼたん)は百花王(ひゃっかおう)と称えられるほど、美しい花です。少なくとも平安時代には観賞されていた花なので、日本人にとっては古くから親しまれています。

京都市内では建仁寺や本満寺、京都市外京都府内では乙訓寺や洞玄寺が名所ですので、見ごろを迎える4月下旬~5月上旬に参拝してみましょう。

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