本ページはプロモーションが含まれています。定期更新していますが、拝観料や駐車料金が変わっている場合がありますのでご注意ください。

養源院は日本絵画や血天井が有名【京都の寺社100選】(東山区)

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

養源院(ようげんいん)をご存知でしょうか?養源院は有名な俵屋宗達(たわらやそうたつ)の絵が見られるほか、ゾクゾクするような血天井(ちてんじょう)でも知られています。この記事で詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

養源院の歴史や見どころをご紹介

養源院の歴史や見どころをご紹介

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院はどんなところですか?

詳しく紹介しますね。
お坊さん
お坊さん

養源院(ようげんいん)は京都市東山区にあり、小さいながらも見ごたえのあるお寺です。まずは養源院の歴史や見どころから紹介します。

 

養源院の歴史

豊臣秀吉の側室だった淀殿(よどどの)は、浅井長政(あさいながまさ)という大名と、織田信長のお姉さんの娘です。そんな淀殿(よどどの)が父親である浅井長政を供養(くよう)するために建てたのが養源院です。

亡くなった人が仏さまの弟子として授かる名前のことを「院号(いんごう)」といいますが、養源院というお寺の名前は浅井長政の院号からとられています。

それが1594年(安土桃山時代)なのですが、程なくして火災により焼失してしまいました。1621年(江戸時代)に淀殿の妹で、二代将軍である徳川秀忠(とくがわひでただ)の妻「崇源院(すうげんいん)〉」によって建て直され、それ以降は徳川家を弔(とむら)うお寺となっています。

 

養源院の見どころ

養源院の見どころは多いのですが、その中からいくつかピックアップして紹介します。

 

養源院の血天井

養源院は血天井(ちてんじょう)でも有名です。関が原の戦いの前哨戦で、徳川家康の家臣だった鳥居元忠(とりいもとただ)ら1800人が伏見城(ふしみじょう)に立てこもりました。

13日間の攻防の末、反徳川軍に攻め落とされた時、鳥居元忠や家臣たちは自害しました。その戦いによってたくさんの血がついた廊下の板を天井に張って、彼らの霊を弔って(とむらって)いるのがこの養源院の血天井(ちてんじょう)です。

今も生々しくたくさんの血が残っていて、戦乱の世のすさまじさを物語っています。ちなみに養源院のほか、北区の源光庵(げんこうあん)や左京区大原の宝泉院(ほうせんいん)にも血天井があります。

【関連記事】源光庵は悟りの窓や血天井で有名【京都の寺社100選】(北区)

【関連記事】宝泉院は立ち去りがたいお庭が有名【京都の寺社100選】(左京区)

 

俵屋宗達の杉戸絵

養源院では、江戸時代の画家である俵屋宗達(たわらやそうたつ)が描いた絵が見れます。杉の木でできた戸には、白象図(はくぞうず)、唐獅子図(からじしず)、麒麟図(きりんず)などが描かれており、風変りな表現が新鮮です。当時では珍しい動物たちが大胆に描かれ、参拝者を魅了し続けています。

 

俵屋宗達の襖絵

俵屋宗達が描いた襖絵(ふすまえ)も有名です。松と岩だけが描かれた襖絵(ふすまえ)は、今にも動き出しそうな松が大きなインパクトを与えてくれます。

背景は全て金箔(きんぱく)となっている豪華な襖絵(ふすまえ)で、俵屋宗達の作品として唯一残っている襖絵です。

 

養源院のお役立ち情報

養源院のお役立ち情報

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院に参拝するなら、どんなことを知っておくべきですか?

養源院のお役立ち情報をお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

養源院のお役立ち情報として以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。

  • 養源院の桜
  • 養源院の紅葉
  • 養源院の御朱印

 

養源院の桜

養源院は隠れた桜の名所として知られています。参道に咲き誇る樹齢200年のヤマザクラや、本堂(ほんどう)前の2本の八重紅枝垂桜(やえべにしだれざくら)は見事です。

地元京都の人でも知らない桜ですので、ぜひ穴場の桜として観賞してください。

 

養源院の紅葉

養源院は紅葉の名所でもあります。参道で色づく真っ赤な紅葉や、石畳(いしだたみ)の上に落ちる散りもみじは、鮮やかな秋の雰囲気を存分に楽しませてくれます。

それほど人が多くない穴場なので、ぜひ紅葉シーズンに参拝しましょう。

 

養源院の御朱印

養源院の御朱印

養源院の御朱印は「雨寶殿」と書かれた御朱印を300円でいただけます。せっかく参拝したのなら、ぜひ御朱印もいただきましょう。

 

養源院の参拝情報

養源院の参拝情報

観光客のAさん
観光客のAさん
養源院の交通アクセスを教えて下さい。

参拝情報と合わせてお伝えしますね。
お坊さん
お坊さん

養源院の参拝情報として以下内容を紹介します。ぜひお出かけ前にチェックしておきましょう。

  • 養源院の拝観料金や参拝時間
  • 養源院の交通アクセス
  • 養源院の駐車場情報
  • 養源院の地図

 

養源院の拝観料金や参拝時間

養源院の拝観料金は600円で、参拝時間は9時~16時です。養源院の中では血天井や襖絵(ふすまえ)なども含め、丁寧に案内してもらえますので、意味を理解しながらの参拝が可能です。

 

養源院の交通アクセス

養源院への交通アクセスは、市バス「博物館三十三間堂前(はくぶつかんさんじゅうさんげんどうまえ)」バス停、「東山七条(ひがしやまななじょう)」バス停からそれぞれ徒歩約3分です。

また、京阪電車(けいはんでんしゃ)「七条駅(しちじょうえき)」から徒歩約10分です。

 

養源院の駐車場情報

養源院には駐車場がありません。マイカーで参拝する場合は周辺の有料駐車場を利用しましょう。養源院の前には三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)がありますが、三十三間堂の駐車場にとめて養源院に行くことはできません。

 

養源院の地図

養源院の住所は「京都市東山区三十三間堂廻町656」です。地図を以下にて掲載しますので、参拝時の参考としてください。

【外部リンク】養源院 【公式】

 

まとめ

養源院は浅井長政を弔(とむら)うため、娘の淀殿が建てたお寺です。小さい敷地ながらも、俵屋宗達の絵や血天井など、見どころの多いお寺です。また、桜や紅葉の隠れスポットでもあるため、時期を選んで参拝すると見どころが増えます。交通アクセスの良いところにありますので、ぜひ参拝してください。

当記事と同じカテゴリーの他の記事は、以下リンクにまとめてありますので、宜しければクリックしてご覧になってください。

【カテゴリー】同じカテゴリーの他の記事をお読みになりたい場合は、京都の寺社100選【東山区】をご覧ください。

祇園辻利の「宇治茶と抹茶スイーツ」でホッコリ休憩しませんか?



京都祇園に本店を構える「祇園辻利」。抹茶好きなら知らない人はいない、京都でも老舗の宇治茶専門店です。

自宅にいながら老舗の味を楽しめる【祇園辻利・茶寮都路里オンラインショップ】 をご紹介します。

《他では味わえないおすすめポイント》
・最高の宇治茶をお届けする職人技
・1時間にわずか40グラムの奇跡!最高品質の抹茶をお届けするための独自製法
・名だたるパティシエが羨むほどに素材に応じた使い分けができる繊細な風味の差異をもつ抹茶を持っており、抹茶好きにはたまらない“質の高い”スイーツを提供

メディアで紹介された人気の抹茶スイーツ「Petitパフェ」や、抹茶スイーツの先駆者で行列が絶えない「宇治抹茶ロール」などをはじめ、人気NO.1の抹茶菓子「つじりの里・ぎおんの里」など、おすすめ盛沢山です。

他にもクリスマス、バレンタイン、母の日、敬老の日など、シーズナルで登場する限定商品にも注目ください♪