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5月におすすめする京都寺社めぐり!春イベント情報をご紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

5月の京都観光はどこがおすすめでしょうか?5月は京都の各寺社にて、さまざまな行事が行われ、特に葵祭(あおいまつり)は京都三大祭(きょうとさんだいまつり)の1つにも数えられる有名行事です。詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

5月に行くべき京都の寺社はどこ?おすすめイベント情報

葵祭
葵祭

5月はゴールデンウィーク中に行われる寺社のイベント(行事)を始めとして、さまざまイベントが行われ、中でも京都三大祭(きょうとさんだいまつり)に数えられる葵祭(あおいまつり)は必見です。

そんな葵祭(あおいまつり)を含め、数ある寺社イベント(行事)の中から、おすすめとして以下を紹介します。ぜひタイミングを合わせて見学してください。

  • 藤森神社の藤森祭
  • 神泉苑の神泉苑祭
  • 車折神社の三船祭
  • 上御霊神社の御霊祭
  • 下御霊神社の下御霊祭
  • 京都の年中行事一覧(5月)
  • 京都三大祭りの1つ葵祭

 

藤森神社の藤森祭

京都市伏見区にある藤森神社(ふじのもりじんじゃ)では、藤森祭(ふじのもりまつり)が行われます。5月1日から境内(けいだい)に出店が並び、5月5日には駆馬神事(かけうましんじ)が行われます。

駆馬神事(かけうましんじ)では、走ってる馬の上でアクロバティックな技が披露(ひろう)され、技が繰り広げられるたびに見学者から歓声があがります。

駆馬神事
駆馬神事

姿が消えて見える「横乗り」や、逆立ちをする「杉立ち」など、戦場で敵をあざむくかのような馬の乗り方が見ものです。ちなみに、13時からと15時からの2部制となっていますので知っておきましょう。

 

神泉苑の神泉苑祭

京都市中京区にある神泉苑(しんせんえん)では、毎年5月2日から4日まで神泉苑祭(しんせんえんさい)が行れます。

神泉苑には法成就池(ほうじょうじゅいけ)という広い池があり、善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)というお社(おやしろ)が中央の島に存在します。

神泉苑祭では善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)の拝殿(はいでん)に神輿(みこし)を祀(まつ)り、境内(けいだい)に3本の剣鉾(けんぼこ)を立てて行う善女龍王社の祭りです。

さまざまな行事が行われる中、5月3日の夕方には法成橋(ほうじょうばし)という橋の上で、白拍子(しらびょうし)姿をした静御前(しずかごぜん)の舞が演じられます。

白拍子とは男装して舞を披露する女性や子どものことです。ちなみに、神泉苑は源義経(みなもとのよしつね)と静御前(しずかごぜん)の出会いの地ともいわれています。

 

車折神社の三船祭

京都市右京区にある車折神社(くるまざきじんじゃ)のお祭りとして、三船祭(みふねまつり)があります。昭和3年から行われている三船祭りは、毎年5月の第3日曜日に嵐山の大堰川(おおいがわ)で行われ、平安時代の船遊びが再現されます。

船の上でさまざまな伝統芸能が行われ、その華やかさに魅了される見学者は多いです。ちなみに、雨天の場合は中止、小雨は決行となります。

 

上御霊神社の御霊祭

京都市上京区にある上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)では、年間をとおしてさまざまな行事が行われますが、最も有名なのは御霊祭(ごりょうまつり)ではないでしょうか。

5月18日の神幸列(しんこうれつ)という行列では、美しい衣装をまとった子どもたち〈稚児(ちご)〉や、神さまに使える八乙女(やおとめ)という女の子たち、牛車(ぎっしゃ)なども登場します。

また、夕方に3基の神輿(みこし)が御所(ごしょ)の北にある朔平門(さくへいもん)に集まる姿は勇ましい雰囲気です。チャンスがあればぜひ見ていただきたいお祭りです。

 

下御霊神社の下御霊祭

京都市中京区にある下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)では、5月に下御霊祭(しもごりょうさい)が行われます。毎年5月1日に神幸祭(しんこうさい)という行事、5月20日頃の日曜日に還幸祭(かんこうさい)という行事が行われます。

還幸祭(かんこうさい)前日の土曜日の夜は宵宮(よいみや)が行われ、周辺の通りに出店が出て賑わいます。また、子ども神輿(こどもみこし)などが出て周辺を練り歩くなど、見ごたえのある行事です。

還幸祭(かんこうさい)では、立派な神輿(みこし)を見ることができます。2基ある神輿(みこし)のうち1つは全国最大級の神輿(みこし)であるため、そうとう重いと考えられます。

もう1つの神輿(みこし)は狭い道路でも巡行(じゅんこう)できる神輿(みこし)であり、勇ましい掛け声とともに周辺地域を巡行(じゅんこう)します。また、神輿(みこし)とは別に行列があり、多くの人が興味深く見学します。

 

京都三大祭りの1つ葵祭

葵祭(あおいまつり)は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)下鴨神社(しもがもじんじゃ)のお祭りで、祇園祭(ぎおんまつり)、時代祭(じだいまつり)とともに京都三大祭(きょうとさんだいまつり)の1つに数えられています。

葵祭は古くからのしきたりのまま、「宮中の儀(きゅうちゅうのぎ)」「路頭の儀(ろとうのぎ)」「社頭の儀(しゃとうのぎ)」という3つの行事が行われ、路頭の儀では平安貴族姿の行列が、京都御所(きょうとごしょ)から下鴨神社を経て上賀茂神社へと進みます。

 

葵祭のスケジュール

葵祭のスケジュールを以下にて紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

京都寺社の年中行事一覧(5月)

その他、5月の年中行事を以下一覧表にて紹介します。

開催日行事名開催地
1日~5日藤森祭藤森神社
2日~4日神泉苑祭(しんせんえんさい)神泉苑
3日稲荷祭還幸祭(いなりまつりかんこうさい)伏見稲荷大社
4日石清水灯燎華(いわしみずとうりょうか)石清水八幡宮
5日古武道奉納奉告祭白峯神宮
5日今宮祭神幸祭(いまみやまつりしんこうさい)今宮神社
5日菖蒲神事(しょうぶしんじ)貴船神社
7日五月満月祭(うえさくさい)鞍馬寺
10日新日吉祭(いまひえさい)新日吉神宮
14日五月会(さつきえ)妙法院
17日三船祭(みふねまつり)車崎神社・嵐山大堰川
18日御霊祭(ごりょうまつり)上御霊神社
24日下御霊祭(しもごりょうさい)下御霊神社
24日嵯峨祭還幸祭(さがまつりかんこうさい)愛宕神社御旅所・野々宮神社御旅所~大覚寺
【葵祭】
1日 競馬足汰式(くらべうまあしそろえしき)上賀茂神社
3日鏑流馬神事(やぶさめしんじ)下鴨神社
4日斎王代御禊の儀(さいおうだいぎょけいのぎ)上賀茂神社
5日歩射神事(ぶしゃしんじ) 下鴨神社
5日賀茂競馬(かもくらべうま)上賀茂神社
12日御蔭祭(みかげまつり)下鴨神社~御蔭神社~赤ノ宮神社~下鴨神社
15日葵祭路頭の儀(王朝行列)・社頭の儀下鴨神社~上賀茂神社

 

京都三大祭りの1つ葵祭

葵祭(あおいまつり)は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)下鴨神社(しもがもじんじゃ)のお祭りで、祇園祭(ぎおんまつり)、時代祭(じだいまつり)とともに京都三大祭(きょうとさんだいまつり)の1つに数えられています。

葵祭は古くからのしきたりのまま、「宮中の儀(きゅうちゅうのぎ)」「路頭の儀(ろとうのぎ)」「社頭の儀(しゃとうのぎ)」という3つの行事が行われ、路頭の儀では平安貴族姿の行列が、京都御所(きょうとごしょ)から下鴨神社を経て上賀茂神社へと進みます。

 

葵祭のスケジュール

葵祭のスケジュールを以下にて紹介します。ぜひ参考にしてください。

【葵祭】
1日 競馬足汰式(くらべうまあしそろえしき)上賀茂神社
3日鏑流馬神事(やぶさめしんじ)下鴨神社
4日斎王代御禊の儀(さいおうだいぎょけいのぎ)上賀茂神社
5日歩射神事(ぶしゃしんじ) 下鴨神社
5日賀茂競馬(かもくらべうま)上賀茂神社
12日御蔭祭(みかげまつり)下鴨神社~御蔭神社~赤ノ宮神社~下鴨神社
15日葵祭路頭の儀(王朝行列)・社頭の儀下鴨神社~上賀茂神社

【関連記事】京都寺社の年中行事

 

5月の寺社でおすすめする見ごろの花

三室戸寺で見ごろのツツジ
三室戸寺で見ごろのツツジ

5月の京都は、サツキやアヤメ、カキツバタなどが見ごろとなりますが、特におすすめしたいのが三室戸寺(みむろとじ)と長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)のツツジです。また、平等院(びょうどういん)の藤(ふじ)も有名です。

  • 三室戸寺のツツジ
  • 長岡天満宮のツツジ
  • 平等院の藤

 

三室戸寺のツツジ

三室戸寺のツツジ

京都府宇治市(うじし)にある三室戸寺(みむろとじ)は、ツツジの名所として知られています。毎年4月下旬~5月上旬に見ごろを迎えるツツジは、約2万株が美しく咲き誇ります。

その様子はツツジの絨毯(じゅうたん)のようで、多くの参拝者を魅了します。

 

長岡天満宮のツツジ

長岡天満宮のツツジ

京都府長岡京市(ながおかきょうし)にある長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)は、キリシマツツジの名所です。

4月下旬頃~5月上旬に咲き誇るキリシマツツジは樹齢170年前後と推定され、長い歴史を今に伝えています。高さ約2.5メートルのキリシマツツジがずらっと並んで咲き誇る姿は圧巻で、毎年多くの人が全国から訪れます。

 

平等院の藤

平等院の藤

京都府宇治市(うじし)にある平等院(びょうどういん)は藤(ふじ)の名所で、観音堂(かんのんどう)というお堂の横にある藤棚(ふじだな)では、約1万本の藤(ふじ)が咲き誇ります。

美しさに加えて良い香りをただよわせ、多くの参拝者を魅了します。例年の見頃は4月下旬~5月上旬です。

 

まとめ

5月の京都は、葵祭(あおいまつり)をはじめ、各寺社にてさまざまな行事が行われます。イベント(行事)に合わせて観光し、普段とは雰囲気の異なる京都をご覧ください。また、三室戸寺や長岡天満宮のツツジのほか、平等院の藤も見ごろですので、合わせてチェックしておきましょう。

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