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京都一周トレイル北山コース東部と周辺の寺社(大原戸寺町から二ノ瀬)

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

京都一周トレイルをご存知ですか?京都一周トレイルは伏見桃山から上桂まで、京都市を囲む山道コースです。約83.3キロのうち今回は北山コース東部の一部(大原戸寺町から二ノ瀬)を、コース沿いの寺社とともに紹介します。ご覧ください。

京都一周トレイル北山コース東部の概要

京都一周トレイルは、京都市を囲む山々を登るコースで、トレイル初心者でも楽しめます。京都市の東、北、西を囲む山道およそ83.3キロのコースで、おおまかには以下5つのコースがあります(コースは5コースですが、計9回くらいに分割されると登りやすいです)。

深草コース1回で登り切れます
東山コース3分割がおすすめ
北山コース(東部)2分割がおすすめ
北山コース(西部)2分割がおすすめ
西山コース1回で登り切れます

※ほかにも別コースとして設定されている京北(けいほく)コースがありますが、ここでは紹介しておりません。

この記事では北山コース(東部)を、周辺の寺社とともに紹介いたします。

※各コースの一覧は京都一周トレイルにある人気の寺社」をご覧ください。

 

北山コース東部の大原戸寺町から二ノ瀬まで

京都一周トレイル北山コース東部は、比叡山の「ケーブル比叡駅(ひえいえき)」から二ノ瀬(にのせ)までの全長約17.9キロのコースです。

ただ、1回でこれだけ歩くと大変なので、2回に分けるのがおすすめです。おすすめの分け方は以下のとおりです。

《京都一周トレイル北山コース東部を2分割》

  1. 比叡山(ひえいざん)のケーブル比叡駅(ひえいえき)から大原戸寺町(おおはらとでらちょう)
  2. 大原戸寺町(おおはらとでらちょう)から二ノ瀬(にのせ)

この記事は上記②の案内記事です。

 

距離や標高

京都一周トレイル北山コース東部(大原戸寺町〈おおはらとでらちょう〉から二ノ瀬〈にのせ〉)距離は約8.1キロで、最大標高は375mです。

 

コースの特徴

京都一周トレイル北山コース東部(大原戸寺町〈おおはらとでらちょう〉から二ノ瀬〈にのせ〉)は、初心者に適したコースです。

上り坂は2か所しかなく、それ以外は平坦な道か下りです。ただし、そのうち1カ所は急な坂が長く続きますので、無理せずのんびりと登りましょう。

また、途中に小さな神社やお寺などがあるほか、鞍馬寺(くらまでら)のように有名なお寺もあり、観光気分も味わえます。

 

大原戸寺バス停からスタート

戸寺バス停

 

今回は、京都バス「戸寺(とでら)」バス停付近からスタートです。戸寺バス停の周辺地図は以下のとおりです。

前回の続きとなりますので、これより前の様子をご覧になりたい人は以下記事をお読みください。

【関連記事】京都一周トレイル北山コース東部と周辺の寺社(ケーブル比叡駅から大原戸寺町)

 

今回は大原戸寺町(おおはらとでらちょう)から二ノ瀬(にのせ)に向かう順番で紹介しますが、逆から進んでも問題ありません。

 

のどかな里を歩く

案内板24からスタートし、案内板47がゴールです。

案内板24(北山)

 

細い道を下ります。

案内板24(北山)周辺

 

すぐに案内板25が現れます。ここを右に曲がります。

案内板25(北山)

 

のどかで癒やされます。

案内板25(北山)周辺

 

案内板26−1を右に進みます。

案内板26−1(北山)

 

引き続きのどかな道を歩いていきます。

案内板26−1(北山)周辺

 

案内板26-2です。この辺りはテンポよく案内板が現われます。

案内板26-2(北山)

 

アスファルトの平坦な道なので歩きやすいです。

案内板26-2(北山)周辺

 

案内板27です。

案内板27(北山)

 

小川を右手に見ながら進みます。

案内板27(北山)周辺

 

遠くの方に鳥居(とりい)が見えてきました。

案内板27(北山)周辺の鳥居

 

広い道を渡り、そのまま案内板28を直進します。

案内板28(北山)

 

この辺りから、山の雰囲気が少しずつ出てきます。

案内板28(北山)周辺

 

案内板29を左折します。左折せず真っすぐ行くと、江文神社(えぶみじんじゃ)がありますので、せっかくですから参拝しても良いでしょう。

案内板29(北山)

 

江文神社に寄り道

少しだけトレイルコースから離脱することになりますが、案内板29から徒歩数分のところに江文神社(えぶみじんじゃ)があります。

江文神社の鳥居

 

後方にそびえる金比羅山(こんぴらさん)の頂上で、朝日が一番早く当たるところに祀(まつ)られていた神さまたちを、山のふもとに社殿(しゃでん)を建てて祀(まつ)ったなど、その成り立ちには諸説あります。

江文神社の本殿

その人が生まれた土地の守護神のことを「産土神(うぶすながみ)」といいますが、江文神社は大原(おおはら)という地域の産土神として知られています。

 

水を感じながら登る

江文神社から先ほどの案内板29に戻り、トレイルコースに復帰します。

案内板29(北山)

 

案内板の指示に従って進むと、いよいよ山に突入です。

案内板29(北山)周辺

 

小川の上に設置された橋を渡りましょう。

案内板29(北山)から奥の橋

 

奥に進むとまた橋がありました。

案内板29(北山)のさらに奥の橋

 

小川の流れに沿って歩いているので、ところどころに橋があるのです。

小川と橋(北山東部)

 

坂を上り切ると、案内板30が現われました。

案内板30(北山)

 

すると、交通量の多い道に出てきます(案内板28の時に渡った道と同じ)。

案内板30(北山)

 

歩きやすい山道から静原へ

広い道沿いに歩くと、右手に「三体不動明王(さんたいふどうみょうおう)」「金毘羅大権現(こんぴらごんげん)」と書かれた石碑(せきひ)が見えてきます。

金毘羅山(北山トレイルコース)

石碑に書かれている不動明王(さんたいふどうみょうおう)や金毘羅大権現(こんぴらごんげん)とは一体なんなのでしょうか?

仏さまにはランクがあり、偉い仏さまから順に「如来(にょらい)」「菩薩(ぼさつ)」「明王(みょうおう)」「天(てん)」となってります。

会社で例えると如来(にょらい)が社長、菩薩(ぼさつ)が部長、明王(みょうおう)は係長、天(てん)はガードマンです。

明王(みょうおう)の中でも特に重要視されることが多いのが不動明王(ふどうみょうおう)だといわれています。

金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)は、金毘羅(こんぴら)さんと呼ばれてい親しまれていますが、元はバラモン教の神さまで「クンビーラ」です。

よく、インドの「クベーラ」を元とする毘沙門天(びしゃもんてん)と間違えられますが、実は別物です。

 

案内板31から33

石碑の正面に案内板31があり、左に曲がります。ここから山に入り静原(しずはら)という地域に向かいます。

案内板31(北山)

 

ゆるやかな下り坂で歩きやすいです。

案内板31(北山)周辺

 

しばらく、木々に囲まれた道を進みます。

案内板31(北山)から奥に進む

 

案内板32を直進します。特に迷うことはないでしょう。

案内板32(北山)

 

トンネルをくぐります。

案内板32(北山)周辺のトンネル

 

案内板33で広い道と合流します。

案内板33(北山)

 

静原という山里を歩く

案内板33周辺には、美しい山里の景色が広がります。ここは鞍馬(くらま)と大原(おおはら)の間にある「静原(しずはら)」という山里です。

飛鳥時代に天武天皇(てんむてんのう)<在位:673年(飛鳥時代)~686年(飛鳥時代)>が襲われた際、身も心も静かになったことから、元の名前の志津原を「静原」としたといわれています。

静原の形式

 

しばらく広い道を歩き、案内板34を右に曲がります。

案内板34(北山)

 

案内板35-1に従って進みます。

案内板35-1(北山)

 

のんびりとした集落ですね。

案内板35-1(北山)周辺

 

静原神社

案内板35-2までくると、公園があり、トイレも備わっています。

案内板35-2(北山)

 

公園の横には静原神社(しずはらじんじゃ)が建てられています。

静原神社の鳥居

 

静原神社(しずはらじんじゃ)は、古墳時代に建てられと伝わります。残念ながら、室町時代の戦争で、神社に関する書物などが失われました。

昭和35年には下鴨神社(しもがもじんじゃ)から独立し、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)という神さまを祀(まつ)る神社として、多くの人から信仰されています。

ちなみに、2柱(はしら)<神さまはの単位は柱で表す>の神さまを祀(まつ)ることから、二ノ宮(にのみや)などとも呼ばれています。

静原神社の境内

 

集落を通り抜ける

静原神社を後にして、引き続き集落を通り抜けるルートを歩きます。

案内板36(北山)

 

道に迷いやすいので、案内板の地図を写メしておくと便利です。

案内板36(北山)周辺

 

案内板37を右に曲がります。

案内板37(北山)

 

あと少しだけ集落を歩くことになります。

案内板37(北山)

 

案内板38を右折します。

案内板38(北山)

 

鞍馬を経て二ノ瀬駅まで歩く

静原の集落を抜けると、山道となります。上り坂がキツイので、のんびりと歩きましょう。

 

急な上り坂が続く

案内板39-1を左に曲がります。

案内板39-1(北山)

 

こんな感じ(以下写真)のところを進みます。

案内板39-1(北山)周辺

 

すぐに案内板39-2が現われます。

案内板39-2(北山)

 

ここから急な上り坂が始まります。

案内板39-2(北山)周辺

 

心臓破りの上り坂なので、のんびりと進みましょう。

案内板39-2(北山)周辺の上り坂

 

長くて急な上り坂をクリアしたところに、案内板40があります。今回のコースで登り坂はこれで終了です。

案内板40(北山)

 

案内板40付近は、薬王坂(やこうざか)といいます。最澄(さいちょう)というお坊さんが鞍馬(くらま)で「薬王如来(やくおうにょらい)」という仏像を造り、比叡山(ひえいざん)に帰ろうとしてこの坂を越えたそうです。

その際にこの場所に薬王が現われたことから、薬王坂(やこうざか)の名がつけられたといわれています。

薬王坂

 

案内板40以降は下り坂となります。ヒザを傷めないようにのんびりと下りましょう。

案内板40(北山)周辺

 

案内板41を直進します。

案内板41(北山)

 

ひたすら下ります。

案内板41周辺

 

下まで降りてくると、案内板42が現われます。

案内板42(北山)

 

案内板42付近には小さなお寺や神社が建ち並んでいます。

案内板42にある地蔵寺

 

せっかくなので、手を合わせてから進みましょう。

案内板42(北山)周辺の神社

 

鞍馬(くらま)エリアに到着です。

鞍馬エリア

 

案内板43を左折です。

案内板43(北山)

 

車がちょくちょく通るので、安全に歩道を歩きましょう。

案内板43(北山)周辺

 

観光名所で知られる鞍馬寺

鞍馬寺(北山トレイル)

右手に観光名所である「鞍馬寺(くらまでら)」が現われます。鞍馬寺は牛若丸(うしわかまる)が修行をした地であることや、天狗(てんぐ)が知られるほか、強力なパワースポットとして有名です。

鞍馬寺について詳しくは、以下関連記事をご覧ください。

【関連記事】鞍馬寺は天狗で知られるパワスポ【京都の寺社100選】(左京区)

 

二ノ瀬駅まで2駅歩く

鞍馬寺を超え、二ノ瀬駅(にのせえき)まで2駅の道のりを歩きます。案内板43を超えてから、しばらく案内板がありあせんので、鞍馬街道(くらまかいどう)という道を歩いて二ノ瀬駅(にのせえき)を目指しましょう。

鞍馬街道

 

1駅分を歩くと、貴船神社(きふねじんじゃ)の鳥居が見えてきます。

貴船神社(きふねじんじゃ)の鳥居

 

この鳥居から約2㎞先に、貴船神社があります。

貴船神社まで2キロ

貴船神社(きふねじんじゃ)のについて詳しく知りたい人は、以下関連記事をお読みください。

【関連記事】貴船神社はエネルギー根源の地【京都の寺社100選】(左京区)

 

二ノ瀬トンネル右側の道を歩きます。

二ノ瀬に向かうトンネル

 

川沿いなので気持ちがいいですね。

二ノ瀬トンネル右側の道

 

ようやく案内板が出てきました。理由は分かりませんが、案内板44と45はなく、案内板46まで飛んでいます。

案内板46(北山)

 

案内板46を右に曲がり、細い道を進んだあと橋を渡ります。

案内板46(北山)周辺

 

今回は案内板47でゴールです。ここから二ノ瀬駅(にのせえき)まで歩きましょう。

案内板47(北山)

 

二ノ瀬駅周辺地図は以下のとおりです。

 

まとめ

北山コース東部の一部(大原戸寺町から二ノ瀬)は、上り坂が2か所だけなので、初心者でもチャレンジしやすいコースです。

ただし、そのうちの1か所は急な登りが長く続くため、のんびり登ることをおすすめします。古くから存在する寺社や観光名所として有名な鞍馬寺など、山以外にも見どころが多いコースですので、ぜひトライしてください。

【このコースの続き】は「京都一周トレイル北山コース西部と周辺の寺社(二ノ瀬から氷室口)」をご覧ください。

【カテゴリー】ほかの京都一周トレイルコースもお読みになりたい場合は、京都一周トレイルにある人気の寺社をご覧ください。

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