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京都一周トレイル西山コースと周辺の寺社

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

京都一周トレイルをご存知ですか?京都一周トレイルは伏見桃山から上桂まで、京都市を囲む山道コースです。約83.3キロのうち今回は西山コースを紹介します。コース沿いの寺社も案内しますので、ぜひご覧ください。

京都一周トレイル西山コースの概要

京都一周トレイルは、京都市を囲む山々を登るコースで、トレイル初心者でも楽しめます。京都市の東、北、西を囲む山道およそ83.3キロのコースで、おおまかには以下5つのコースがあります(コースは5コースですが、計9回くらいに分割されると登りやすいです)。

深草コース1回で登り切れます
東山コース3分割がおすすめ
北山コース(東部)2分割がおすすめ
北山コース(西部)2分割がおすすめ
西山コース1回で登り切れます

※ほかにも別コースとして設定されている京北(けいほく)コースがありますが、ここでは紹介しておりません。

この記事では西山コースを、周辺の寺社とともに紹介いたします。

※各コースの一覧は京都一周トレイルにある人気の寺社」をご覧ください。

 

西山コースの全容

京都一周トレイル西山コースは、清滝(きよたき)から上桂(かみかつら)駅まで全長約12.3キロのコースです。

 

西山コースの標高

京都一周トレイル西山コースの最大標高は235mです。

 

コースの特徴

京都一周トレイル西山コースは、初心者でも問題はありません。清滝川(きよたきがわ)沿いを歩いたり、観光地である嵯峨嵐山(さがあらしやま)エリアを楽しんだり、松尾山(まつのおやま)からの絶景を楽しめたり、バラエティー豊かなコースです。

 

清滝川沿いから六丁峠へ

京都一周トレイル西山コースは、前回の終了地点だった案内板94から紹介します。前回の続きとなりますので、これより前の様子をご覧になりたい人は以下記事をお読みください。

【関連記事】京都一周トレイル北山コース西部と周辺の寺社(氷室口から清滝)

案内板94(北山西部)

案内板94は、清滝バス停から徒歩6分ほどのところです。

以下に清滝バス停の周辺地図を掲載しておきます。上記の橋を渡ったところに、嵯峨清滝公衆トイレがあります。地図と照合する目印にしていただければと思います。

 

案内板94に向かって左手に進みます。

案内板94周辺

 

西山コーススタート

西山コースの案内板1です。ここから西山コースのスタートとなり、西山コースは案内板51まであります。

西山コース1

 

階段を下り、川の水面に近い道を歩きます。

川の水面に近い道

 

橋が見えてきました。

西山コースの橋

 

この橋を渡ると、案内板2があります。

西山コース2

 

橋を渡ったら左折して、階段を下ります。

西山コースの階段を下る

 

清滝川のせせらぎに癒される

清滝川はとても美しく、せせらぎに癒されます。

清滝川のせせらぎと側道

 

案内板3を進みます。

西山コース3

 

引き続き川沿いを進みます。

西山コース3周辺

 

案内板4を直進します。

西山コース4

 

見えてきた橋を渡ります。

西山コース案内板4付近の橋

 

六丁峠を越える

川から上の道に上がったところに案内板5-1があります。「六丁峠を経て嵐山」と記載された方向に進みます。

西山コース5-1

 

アスファルトで歩きやすいものの、ここからしばらく急な上り坂が続きます。車がよく通る道ですので、気を付けて進みましょう。

西山コース5-1周辺

 

保津川下り(ほづがわくだり)で知られる保津川の景色がキレイです。

六丁峠付近の絶景

 

案内板6は六丁峠(ろくちょうとうげ)というところです。

西山コース6

 

撮影した日は、この案内板6が倒されていましたので、分かりにくかったです。

案内板6

 

しばらく急な坂を下ると、案内板7が現われます。

西山コース7

 

そのままアスファルトの道を進みます。

西山コース7

 

突き当りまで進むと、左手に赤い鳥居が現われます。これは、「愛宕神社一の鳥居(あたごじんじゃいちのとりい)」です。

西山コースの鳥居

京都市で最も標高が高い、愛宕山(あたごやま)山上にある愛宕神社(あたごじんじゃ)の鳥居です。

【関連記事】愛宕神社は約900社の総本社【京都の寺社100選】(右京区)

 

鳥居を左手にした突き当りに案内板8があります。

西山コース8

 

観光地である嵯峨嵐山エリアを楽しむ

この辺りから京都有数の観光スポットである嵯峨嵐山エリアに突入です。

 

重要伝統的建造物群保存地区を進む

重要伝統的建造物群保存地区(じゅうようでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)を歩きます。重要伝統的建造物群保存地区は、カンタンに言うと、我が国にとって価値が高いところなので守りましょうという地区のことです。

重要伝統的建造物群保存地区

 

約1,200年の歴史がある化野念仏寺

直進していると右手に階段が見えてきます。ここは化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)というお寺です。

化野念仏寺の階段

化野念仏寺はかつての風葬の地(ふうそうのち)にあり、約1,200年の歴史があります。その昔、京都には亡くなった人のご遺体を運び、野ざらしにする風葬の地(ふうそうのち)が3箇所ありました。そのうちの1つがこの化野(あだしの)です。

約1,200年前に空海(くうかい)というお坊さんが五智山如来寺(ごちざんにょらいじ)を開き、そのあと法然(ほうねん)というお坊さんが常に念仏(ねんぶつ)を唱えるお寺としました。

現在は華西山東漸院念仏寺(かさいざんとうぜんいんねんぶつじ)という名前で、浄土宗(じょうどしゅう)という宗派に属しています。

【関連記事】化野念仏寺はかつての風葬の地【京都の寺社100選】(右京区)

 

化野念仏寺を右手に見ながらしばらく直進すると、分かれ道が出てきます。

化野念仏寺を右手に見ながらしばらく直進

 

そこに案内板9があります。右側の道に進みましょう。

西山コース9

 

突き当りまで行くと、いろいろな石碑が建っています。

突き当りの標識

 

苔が美しい祇王寺

京都トレイルはこの突き当りを左折なのですが、右に曲がると祇王寺(ぎおうじ)というお寺があります。祇王寺(ぎおうじ)は嵯峨エリアの奥にある静かなお寺で、思わずため息が漏れるほど美しい名所です。

祇王寺に入ると目の前に苔が絨毯(じゅうたん)のように広がり、その美しさに心を奪われてしまいます。四季折々の花を楽しむことができるため、春夏秋冬いろいろな表情を味わえます。

平清盛から愛された祇王(ぎおう)という白拍子(しらびょうし)〈男装して舞を披露する女性や子どものこと〉の、悲しい恋の物語で知られるお寺です。

 

さきほどの突き当りを祇王寺とは逆の方向に曲がり、突き当りまで進むと案内板10があります。

西山コース10

 

案内板10を右折して直進します。

西山コース10周辺

 

道なりに進むと案内板11が登場します。

西山コース11

 

小倉あん発祥の二尊院

案内板11を右折すると二尊院(にそんいん)というお寺があります。詳しくは小倉山二尊教院華台寺(おぐらやま にそんきょういん けだいじ)と言います。

西山コース中の二尊院

二尊院の名は、本尊である「釈迦如来(しゃかにょらい)」と「阿弥陀如来(あみだにょらい)」の二尊に由来します。

往年のスターである坂東妻三郎(ばんどうつまさぶろう)のお墓や、大商人である角倉了以(すみのくらりょうい)・素庵(そあん)親子のお墓があるほか、小倉あん発祥の地であることでも知られています。

【関連記事】二尊院は静寂を味わえるお寺【京都の寺社100選】(右京区)

 

二尊院の前を直進すると、案内板12があらわれます。

西山コース12

 

右折して突き当りまで進みます。

西山コース12周辺

 

そこに案内板13があります。左折します。

西山コース13

 

そこから直進です。

西山コース13を直進

 

案内板14です。

西山コース14

 

ここはトロッコ列車の「トロッコ嵐山駅」があります。

 トロッコ嵐山駅

 

駅右側の道をゆるやかに登ります。

駅右側の道

 

竹林や渡月橋を楽しめる

右手に大河内山荘(おおこうちさんそう)があらわれます。大河内山荘とは、時代劇などで知られる俳優の大河内傳次郎(おおこうちでんじろう)が別荘として造った庭園です。

大河内山荘

 

ちょうど、大河内山荘の向かい側に案内板15があります。

西山コース15

 

左折すれば有名な嵯峨野の竹林です。

嵯峨野の竹林

 

今回は左折せず、そのまま直進します。

西山コース15を直進

 

案内板16です。

西山コース16

 

嵐山公園にでてきました。公園内は標識を見落としやすいので気を付けましょう。

西山コース16周辺

 

案内板17です。この近くには景色がキレイなところや、テーブル・椅子が用意されているところがあるので、お弁当スポットとしておすすめです。

西山コース17

 

案内板17を左折します。

西山コース17周辺

 

公園の階段を下ります。

西山コース17の階段

 

案内板18を右折します。

西山コース18

 

引き続き公園内を歩きます。

案内板18周辺

 

案内板19です。

西山コース19

 

次の案内板の方向に進みましょう。

西山コース19周辺

 

案内板20です。

西山コース20

 

川べりに出てきました。

西山コース20周辺

 

直進すると、有名な渡月橋(とげつきょう)が見えてきます。

渡月橋

 

渡月橋のところにある案内板21を右折します。

西山コース21

 

渡月橋を渡ります。

渡月橋を渡る

 

左手側に案内板22が建てられています。

西山コース22

 

案内板22を左折すると、次の案内板が見えてきます。

西山コース22周辺

 

案内板23です。

案内板23

 

右折して橋を渡りましょう。

西山コース23周辺

 

左手に阪急嵐山駅(はんきゅうあらしやまえき)が見えてきました。

案内板23周辺

 

その駅前広場のところに案内板24があります。

西山コース24

 

駅を左に見ながらそのまま直進すると、突き当りに案内板25があります。

西山コース25

 

そこを左折します。

西山コース25周辺

 

松尾山から上桂駅へ

平坦な道は終了し、松尾山(まつのおやま)に入ります。

しばらく登りが続く

案内板26を右折します。

西山コース26

 

この細い道から登っていくことになります。

西山コース26周辺

 

案内板27をそのまま直進します。

西山コース27

 

まだまだ上り坂が続くので、無理のないペースでゆっくり登りましょう。

西山コース27周辺

 

案内板28を道なりに曲がります。

西山コース28

 

引き続き上り坂です。

西山コース28周辺

 

案内板29です。

西山コース29

 

真っすぐ進みます。

西山コース29周辺

 

案内板30です。

西山コース30

 

そのまま直進します。

西山コース30周辺

 

案内板31です。

西山コース31

 

こちらもそのまま直進です。

案内板31周辺

 

松尾山山頂へぐるっと一周

開けたところに出てきました。

西山コースの開けたところ

 

ここに案内板32があります。左折して進んでも良いのですが、せっかくなのでぐるっと一周して松尾山山頂に向かうのも良いでしょう。

西山コース32

 

ここでは案内板32を右折して、松尾山山頂を目指すルートを紹介します。

西山コース32周辺

 

登っていくと、途中に絶景スポットがあります。ベンチもありますので、上り坂に疲れたら休憩しましょう。

西山コース32周辺の絶景

 

案内板33です。

西山コース33

 

引き続き山頂を目指して進みます。

西山コース33周辺

 

案内板34です。

西山コース34

 

あと少しで山頂です。

西山コース34周辺

 

案内板35が松尾山山頂です。

西山コース35

 

山頂からの景色もキレイです。

松尾山山頂からの絶景

 

案内板36です。

西山コース36

 

続いて、案内板37を左折します。

西山コース37

 

下り坂を進みます。

案内板37周辺

 

開けたところに出てきました。先ほどの案内板32のところに戻ってきたわけです。

案内板32の開けたところに戻る

 

無事に一周してきました。

再び案内板32

 

下山して西芳寺方面へ

西芳寺(さいほうじ)方面を目指して進みます。

案内板32から西芳寺方面へ

 

案内板38を右折です。

西山コース38

 

しばらく直進です。

案内板38周辺

 

案内板39を直進します。

西山コース39

 

雰囲気の良い道ですね。

案内板39周辺

 

案内板40です。

西山コース40

 

引き続き直進します。

案内板40周辺

 

案内板41です。

西山コース41

 

同じく直進です。

西山コース41周辺

 

案内板42です。

案内板42

 

ここも真っすぐ進みます。

西山コース42周辺

 

案内板43です。

西山コース43

 

この案内板を越えると、主だった上り坂はなく、ほとんど下りとなります。

西山コース43周辺

 

案内板44です。

西山コース44

 

直進します。

西山コース44周辺

 

案内板45です。

西山コース45

 

こちらも直進します。

西山コース45

 

案内板46です。

西山コース46

 

ここもそのまま直進です。

西山コース46周辺

 

案内板47と。

西山コース47

 

案内板48を経て。

西山コース48

 

案内板49を左折します。

西山コース49

 

急な傾斜のところには階段が設置されているので、降りやすいです。

案内板49周辺

 

案内板50です。

案内板50

 

引き続き下ります。

案内板50周辺

 

西山コース最後の案内板である51です。

案内板51

 

ここから上桂駅(かみかつらえき)に向かいます。

案内板51周辺

 

通称「苔寺」で知られる西芳寺

上桂駅に向かう途中、西芳寺(さいほうじ)の入り口が左手に見えてきます。

西山コース途中の西芳寺

行基(ぎょうき)というお坊さんが、聖武天皇(しょうむてんのう)〈在位:724年(奈良時代)~749年(奈良時代)〉の命で建てた49のお寺の1つが前身です。

西芳寺の庭園は美しい苔(こけ)でおおわれているため、通称で苔寺(こけでら)として親しまれ、世界文化遺産(せかいぶんかいさん)に登録されています。

参拝するには事前予約が必要ですので気を付けましょう。

【関連記事】西芳寺は苔寺と呼ばれる世界遺産【京都の寺社100選】(西京区)

 

西芳寺を後にすると、鈴虫寺(すずむしでら)と地蔵院(じぞういん)の看板が見えてきます。

鈴虫寺駐車場

上桂駅へは地蔵院の方向に進みます。

 

人気観光スポットの鈴虫寺

正式には華厳寺(けごんじ)である鈴虫寺は、その通称のとおり鈴虫がたくさんいるお寺で、京都の中でも人気の観光名所です。

お堂の中にはたくさんの箱がズラリと並んでおり、多くの鈴虫を見れるようになっています。また、日本で唯一、わらじを履いている珍しいお地蔵さま「幸福地蔵菩薩(こうふくじぞうぼさつ)」も有名です。

欲張らず、1つだけお願いごとをすれば叶えてくださるお地蔵さまです。

 

竹の寺と呼ばれる地蔵院

上桂駅へは、鈴虫寺と反対の方向にある階段を登ります。

鈴虫寺と反対の方向にある階段

 

すると、右手に地蔵院(じぞういん)が見えてきます。

西山コース途中にある地蔵院

地蔵院(じぞういん)は、臨済宗(りんざいしゅう)のお寺で、天台宗(てんだいしゅう)を開いた最澄(さいちょう)が作ったといわれる地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を本尊としています。

たいへん静かなところに存在する地蔵院は、足元に広がる苔(こけ)の絨毯(じゅうたん)や、境内をおおっている竹林が圧巻で、通称で竹の寺と呼ばれています。

ちなみに、京都市北区に、通称で椿寺(つばきでら)と呼ばれている地蔵院がありますが、この地蔵院とは別のお寺です。

 

上桂駅で西山コース終了

地蔵院を右手に見ながら直進し、以下写真の場所を左に曲がります。

地蔵院の後の分岐点

 

あとはずっと真っすぐ歩けば、阪急電車の踏切が見えてきます。

上桂駅の踏切

 

踏切を渡ったところに上桂駅があり、これにて京都一周トレイルは終了です。

上桂駅

 

念のため、案内板51から上桂駅までのルートを紹介しておきますので、参考にしてください。

 

まとめ

京都一周トレイル西山コースは、気持ちの良い川沿いから、人気観光地の嵯峨嵐山、景色が美しい松尾山を経て、上桂駅までのコースです。一部上り坂が続くところはありますが、比較的易しいコースですので、初心者でも安心してトライできます。進むごとに雰囲気が変わり、いろいろな表情を楽しめますので、ぜひ歩いてみてください。

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