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バスが便利な京都の寺社巡り!おすすめモデルコースをご紹介

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駅から遠い京都の寺社はどうやって巡れば良いのでしょうか?この記事ではマイカーをお持ちでない方や車の運転が苦手な方向けに、バスで行く京都のおすすめモデルコースを紹介します。バス停からは徒歩で巡るコースを提案しますので、ぜひ参考にしてください。

バスで行く京都の寺社!銀閣寺周辺のおすすめコース

銀閣寺
銀閣寺

有名な観光地である銀閣寺(ぎんかくじ)は、電車の駅から遠いため、バスでの参拝がおすすめです。銀閣寺から南に向かって、哲学の道(てつがくのみち)周辺を歩くと、さまざまな寺社を参拝できます。

哲学の道は約1.5キロメートルの散歩道のことで、桜や紅葉が美しく、観光シーズンになると多くの人で賑(にぎ)わいます。

まずは銀閣寺から熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)までのおすすめコースを紹介します。

《おすすめコース》

銀閣寺道バス停→(徒歩約7分)→銀閣寺→(徒歩約6分)→法然院→(徒歩約4分)→大豊神社→(徒歩約6分)→熊野若王子神社

 

銀閣寺

京都市左京区にある銀閣寺は、「銀閣寺道」バス停から徒歩約7分のところにあります。実はこの銀閣寺(ぎんかくじ)は、有名な金閣寺(きんかくじ)とともに相国寺(しょうこくち)の敷地外にある塔頭(たっちゅう)寺院です。

境内(けいだい)はダイナミックさと素朴(そぼく)さを兼ね備えながら、たいへん美しい庭園となっているほか国宝(こくほう)の観音殿(かんのんでん)は銀閣(ぎんかく)と呼ばれ、当寺院の象徴となっています。

ちなみに、銀閣寺というのは通称で、正式には慈照寺(じしょうじ)といいます。

【関連記事】銀閣寺の見どころや銀箔説を解説【京都の寺社100選】(左京区)

 

法然院

銀閣寺から徒歩約7分のところに、法然院(ほうねんいん)というお寺があります。法然院は浄土宗(じょうどしゅう)を開いた法然(ほうねん)というお坊さんゆかりのお寺で、元は浄土宗でしたが今は独立した寺院です。

正式には「善気山萬無教寺(ぜんきざんばんぶきょうじ)」といいます。

法然(ほうねん)が弟子と共に、六時礼讃(ろくじらいさん)を行った草庵(そうあん)〈質素な建物〉を、1680年に再興(さいこう)させたのが法然院です。

六時礼讃(ろくじらいさん)とは、1日を6つに分け、お経を読んだり念仏を唱えたり礼拝を行ったりすることです。盛られた白い砂や、中庭の椿(つばき)が有名で、紅葉もキレイです。

【外部リンク】法然院のホームページ

 

大豊神社

法然院から徒歩約4分のところにある大豊神社(おおとよじんじゃ)は、平安時代からの歴史を誇る神社です。大豊神社で有名なのが珍しい狛(こま)ねずみです。

通常、神社といえば狛犬(こまいぬ)が出迎えてくれますが、大豊神社内の大黒社(だいこくしゃ)では、狛犬ではなく狛ねずみが出迎えてくれます。

大国社の神さまである大国主命(おおくにぬしのみこと)は、ねずみに助けられたことがあるとされているため、狛ねずみが設置されているのです。

 

熊野若王子神社

大豊神社から徒歩約6分のところに、熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)があります。熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)が哲学の道の南側の終点となっており、哲学の道の目印にもなります。

歴代の足利将軍にあつく信仰されましたが、室町時代の大戦である「応仁の乱(おうにんのらん)」で被害を受け、豊臣秀吉が復興させました。

左京区の熊野神社(くまのじんじゃ)、東山区の新熊野神社(いまくまのじんじゃ)とともに、京都三熊野の1つに数えられています。

【外部リンク】熊野若王子

 

バスで行く京都の寺社!大原周辺のおすすめコース

三千院
三千院

京都市左京区にある大原(おおはら)エリアは、京都バス「大原」バス停の周辺に多くの名所があります。大原バス停からはのんびりあるいて巡りましょう。効率の良いおすすめルートと各寺院について紹介します。

《おすすめコース》

京都バス大原バス停→(徒歩約14分)→来迎院→(徒歩5分)→三千院→(徒歩1分)→実光院→(徒歩約1分)→宝泉院→(徒歩1分)→勝林院→(徒歩22分)→寂光院

 

来迎院

京都バス「大原バス停」から徒歩14分ほどのところに、「来迎院(らいごういん)」というお寺があります。自然に囲まれた静かなお寺で、薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)・釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)・阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)の3体が、本尊(ほんぞん)として祀(まつ)られています。

藤原時代につくられた仏像で、見学していると歴史の重みを感じずにはいられません。

来迎院は、平安時代後期に活躍した天台宗(てんだいしゅう)の良忍(りょうにん)が開いたお寺で、音楽的なお経(きょう)である天台声明(しょうみょう)の重要なお寺として現在に至ります。

参拝していると心が洗われ、スーッとした気持ちになれますよ。

 

三千院

三千院(さんぜんいん)は、大原を代表する観光名所です。広い境内(けいだい)には聚碧園(しゅうへきえん)というお庭や、有清園(ゆうせいえん)というお庭があり、その美しさに多くの参拝者が魅了されています。

また、有清園(ゆうせいえん)の中に建てられている往生極楽院(おうじょうごくらくいん)というお堂には、立派な阿弥陀三尊像(あみださんそんぞう)が祀(まつ)られており、有清園(ゆうせいえん)の雰囲気と合わせて非現実的な空間となっています。

見事な庭園や立派な仏像と、見どころ盛りだくさんなお寺です。

【関連記事】三千院は見事な庭園と仏像が必見【京都の寺社100選】(左京区)

 

実光院

三千院から徒歩約1分の実光院(じっこういん)には、池を中心とした池泉鑑賞式庭園(ちせんかんしょうしきていえん)の契心園(けいしんえん)と、歩いて楽しめる池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)の旧理覚院庭園(りかくいんていえん)があります。

約120種類の草花が庭園をいろどり、多くの参拝者を楽しませてくれる庭園です。お堂からボーっと庭園を眺めるもよし、歩きながら楽しむもよし、いずれにせよノンビリとした時間が過ごせます。

 

宝泉院

実光院から徒歩約1分の宝泉院(ほうせんいん)は、小さいお寺ながらもたくさんの見どころがあります。樹齢700年の五葉松(ごようまつ)は、宝泉院のシンボルともいえる立派な松の木です。

五葉松を含む庭園は、建物の柱と柱の空間を額縁(がくぶち)に見立て観賞できるようになっており、立ち去りがたいという意味で盤桓園(ばんかんえん)と呼ばれています。

また、生々しい血の跡が付いた「血天井(ちてんじょう)」も有名です。参拝するとお茶菓子とお茶をいただけ、庭園を眺めながらくつろげるお寺です。

【関連記事】宝泉院は立ち去りがたいお庭が有名【京都の寺社100選】(左京区)

 

勝林院

宝泉院から徒歩1分の勝林院(しょうりんいん)は、大きな阿弥陀如来(あみだにょらい)という仏像が有名です。

この阿弥陀如来は、浄土宗を開いたの法然(ほうねん)と学僧たちが問答をした際に、「法然の言う事が真実である」と証拠を示すように光を放ちました。そのことから証拠の阿弥陀(しょうこのあみだ)と呼ばれている仏さまです。たいへん立派な仏像ですので、大原観光時には必見です。

ちなみに、仏像の指からヒモが伸びていて、触るとご縁を結べるとされていますので、参拝時にはぜひ握りましょう。

【関連記事】勝林院は大原問答と仏像が有名【京都の寺社100選】(左京区)

 

寂光院

時間にゆとりがあれば、寂光院(じゃっこういん)まで足を延ばしましょう。勝林院から徒歩約22分のところに寂光院はあります。

寂光院は聖徳太子が建てたと伝わるほか、平清盛(たいらのきよもり)の娘である建礼門院(けんれいもんいん)ゆかりのお寺としても知られています。

聖徳太子作と伝わる本尊(ほんぞん)の地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)は現在残っておらず、鎌倉時代に作られた本尊も2000年の火災被害にあいました。修復後は収蔵庫(しゅうぞうこ)に安置されています。

そのため、現在の本堂には、火災被害前の地蔵菩薩が複製されて祀(まつ)られていますが、複製でも立派な仏像です。

寂光院はこじんまりしたお寺ですが、美しい池や見事な紅葉など、さまざまな見どころがあるお寺です。

【関連記事】寂光院は建礼門院ゆかりのお寺【京都の寺社100選】(左京区)

 

バスで行く京都の寺社!金閣寺周辺のおすすめコース

金閣寺
金閣寺

京都有数の観光地である金閣寺(きんかくじ)も、バスでのアクセスが便利です。ここでは金閣寺から大徳寺(だいとくじ)、今宮神社(いまみやじんじゃ)のルートを紹介します。

《おすすめコース》

京都市バス金閣寺道→(徒歩約3分)→大徳寺→(徒歩約3分)→今宮神社

 

金閣寺

銀閣寺のところでも紹介したように、京都市北区の金閣寺(きんかくじ)は、相国寺(しょうこくじ)というお寺の塔頭(たっちゅう)で、正式には鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。

2万8千坪が鹿苑寺庭園(ろくおんじていえん)は見ごたえがあり、そこに建てられている金閣はピカピカしてとても美しいです。

金閣は1950年(昭和時代)に放火で焼失したものの、1955年に再建されました。明治時代の大修理で詳しい図面が造られていたため、忠実に建て直すことができたとのことです。

【関連記事】金閣寺は相国寺の塔頭寺院【京都の寺社100選】(北区)

 

大徳寺

金閣寺から徒歩約18分のところにある大徳寺(だいとくじ)は、20以上の塔頭(たっちゅう)を持つ大寺院です。金毛閣(きんもうかく)と呼ばれる有名な三門(さんもん)のほか、庭園がきれいな塔頭がいくつもあります。

枯山水庭園(かれさんすいていえん)が美しい「大仙院(だいせんいん)・瑞峯院(ずいほういん)・龍源院(りょうげんいん)」や、心安らぐ庭園がある高桐院(こうとういん)など、見どころの多いお寺です。

【関連記事】大徳寺は多くの塔頭寺院が見応えあり【京都の寺社100選】(北区)

 

今宮神社

大徳寺から徒歩約3分のところにある今宮神社(いまみやじんじゃ)は、疫病退散(えきびょうたいさん)の神社で、周辺が紫野(むらさきの)というエリアであるため、紫野社(むらさきのしゃ)とも呼ばれています。

病気回復や願いが叶うと呼ばれる不思議な石の「阿呆賢(あほかし)さん」は、「神占石(かみうらいし)」とも呼ばれ、観光客から人気です。

また、今宮神社の前にある「あぶり餅」のお店は、一和(いちわ)と呼ばれる「一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)」と、「かざりや」の2軒が向かい合って営業しており、それぞれの味を食べ比べる人も多いです。

ちなみに一和(いちわ)は、飲食店として日本最古として知られています。

【関連記事】今宮神社は疫病退散のご利益!あぶり餅も有名【京都の寺社100選】(北区)

 

バスで行く京都の寺社!鷹峯周辺のおすすめコース

源光庵
源光庵

北区の鷹峯(たかがみね)エリアは、かつて芸術村と呼ばれたエリアで、現在でもその名残りを味わえます。周辺に電車がありませんので、バスでの観光が便利です。鷹峯周辺のおすすめコースを紹介いたします。

《おすすめコース》

鷹峯源光庵前バス停→(徒歩約3分)→光悦寺→(徒歩約2分)→源光庵→(徒歩約2分)→常照寺

 

光悦寺

鷹峯源光庵前(たかがみねげんこうあんまえ)バス停から徒歩約3分のところに、光悦寺(こうえつじ)があります。光悦寺はその名のとおり本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)という芸術家ゆかりのお寺です。

紅葉の名所として知られているほか、周辺の地名にもなっている鷹峯(たかがみね)という山は、花札の「坊主」のモデルとして知られています。

また、竹を斜めに組み、平面的な部分と立体的な部分の調和がとれた「光悦垣(こうえつがき)」が有名であることや、境内に7つの茶室があることなど、見どころたっぷりのお寺です。

ひっそりとした雰囲気の中で、数ある見どころをゆっくり楽しみましょう。

【関連記事】光悦寺は花札の坊主の景色が見られる【京都の寺社100選】(北区)

 

源光庵

光悦寺から徒歩約2分のところにある源光庵(げんこうあん)は、正式には「鷹峰山寶樹林源光庵(ようほうざんほうじゅりんげんこうあん)」といい、別名で「復古禅林(ふっこぜんりん)」とも呼ばれています。

見どころは悟りの窓・迷いの窓・血天井(ちてんじょう)です。円形の悟りの窓は、「禅と円通(知恵によって悟った正しいことの行い)」の心を表し、円は大宇宙を表現しています。

角型の迷いの窓は、「人間の生涯」を象徴し、人間の苦しみを表しています。血天井は血の付いた天井のことで、関が原の戦いの前哨戦が、どれほどすさまじかったかを伝えます。

源光庵は紅葉の穴場スポットとしても知られており、悟りの窓や迷いの窓越しに見る紅葉は、言葉にならないほどの美しさです。

【関連記事】源光庵は悟りの窓や血天井で有名【京都の寺社100選】(北区)

 

常照寺

源光庵から徒歩約2分の常照寺(じょうしょうじ)は、2代目吉野太夫(よしのだゆう)ゆかりのお寺です。2代目吉野太夫は文化や芸能に優れ、ハイレベルな趣味を持つ絶世の美女で、常照寺の入り口の山門(さんもん)は、彼女が寄付したことで知られています。

毎年4月に行われる「吉野太夫花供養(よしのだゆうはなくよう)」は、吉野太夫を偲(しの)ぶ華(はな)やかな行事です。

そんな常照寺は、桜や紅葉、紫陽花の穴場スポットですので、ぜひシーズンに参拝してください。

【関連記事】常照寺は2代目吉野太夫ゆかりの地【京都の寺社100選】(北区)

 

バスで行く京都の寺社!高雄周辺のおすすめコース

神護寺
神護寺

京都市右京区の高雄(たかお)エリアは、紅葉の名所として知られています。また、神護寺(じんごじ)、西明寺(さいみょうじ)、高山寺(こうざんじ)などの名所もあり、観光シーズンには多くの人で賑わいます。高雄周辺のおすすめコースを紹介します。

《おすすめコース》

高雄バス停→(徒歩約20分)→神護寺→(徒歩約5分)→西明寺→(徒歩約12分)→高山寺

※正確には、神護寺は高雄(たかお)、高山寺は栂尾(とがのお)、西明寺は槙尾(まきのお)にあります。

 

神護寺

神護寺(じんごじ)は、有名なお坊さんである最澄(さいちょう)や空海(くうかい)にゆかりがあるお寺で、正しくは神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)といいます。

歴史の教科書でお馴染みの「絹本著色伝源頼朝像(けんぽんちゃくしょくでんみなもとよりともぞう)」や、仏像ファンから人気のご本尊(ほんぞん)「薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)」など、貴重な文化財をいくつも保有しています。

また、高い場所からお皿を投げて厄除(やくよ)けを願う「かわらけ投げ発祥の地」としても知られ、紅葉スポットとしても有名です。

【関連記事】神護寺は最澄も空海もゆかりがある【京都の寺社100選】(右京区)

 

西明寺

神護寺から徒歩約5分の西明寺(さいみょうじ)は、平安時代からの歴史を持ち、1290年(鎌倉時代)に神護寺から独立しました。

ご本尊の釈迦如来像(しゃかにょらいぞう)や千手観世音菩薩像(せんじゅかんぜおんぼさつぞう)、愛染明王像(あいぜんみょうおうぞう)など、多くの仏像を見ることができます。

また、季節ごとに表情を変え、春の桜や山つつじ、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、美しい自然を楽しめます。

特に秋の紅葉は美しく、数百本のイロハモミジが見事に色づきます。見頃のシーズンにはぜひ訪れたい山寺です。

【外部リンク】槙尾山 西明寺公式サイト|真言宗大覚寺派

 

高山寺

西明寺から徒歩約12分のところにある高山寺(こうざんじ)は、世界文化遺産(せかいぶんかいさん)の1つに数えられています。

当初は神願寺都賀尾坊(しんがんじとがのおぼう)といいましたが、1206年(鎌倉時代)に華厳宗(けごんしゅう)のお寺となり、1966年(昭和時代)までは真言宗(しんごんしゅう)のお寺でした。現在はどこの団体にも属さない単立寺院(たんりつじいん)です。

日本で最初にお茶が作られた場所として知られているほか、国宝に指定されている石水院(せきすいいん)、日本最古の漫画として知られる「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」など、貴重なものが多いお寺です。

【関連記事】高山寺は鳥獣人物戯画が有名【京都の寺社100選】(右京区)

 

バスで行く京都の寺社!鈴虫寺周辺のおすすめコース

鈴虫寺
鈴虫寺

京都市西京区の鈴虫寺(すずむしでら)は、たいへん人気のある観光地ですが、電車でのアクセスは不便です。「苔寺・すず虫寺(こけでら・すずむしでら)」バス停までバスで行き、そこから周辺寺院を巡るおすすめコースを紹介します。

《おすすめコース》

苔寺・すず虫寺バス停→(徒歩約2分)→鈴虫寺→(徒歩約4分)→西芳寺→(徒歩約4分)→地蔵院

 

鈴虫寺

鈴虫寺(すずむしでら)は臨済宗(りんざいしゅう)のお寺で、正式には華厳寺(けごんじ)といいます。鈴虫寺の通称のとおり、一年中鈴虫が鳴いているお寺として全国的に有名です。

鈴虫寺では、お坊さんが大勢の前で鈴虫寺のことやお参りのしかた、日々の心の持ち方などを話してくれます。この鈴虫説法(すずむしせっぽう)は、ユーモアを交え楽しいお話しで、鈴虫寺の名物の1つです。

ほかにも、日本で唯一わらじをはいたお地蔵さまである「幸福地蔵(こうふくじぞう)」や、境内(けいだい)からの景色など、人気の理由がうかがえる見どころがたっぷりです。

【関連記事】華厳寺は鈴虫寺と呼ばれる人気名所【京都の寺社100選】(西京区)

 

西芳寺

鈴虫寺から徒歩約4分のところにある西芳寺(さいほうじ)は、通称で苔寺(こけでら)として親しまれています。

行基(ぎょうき)というお坊さんが、聖武天皇(しょうむてんのう)〈在位:724年(奈良時代)~749年(奈良時代)〉の命で建てた49のお寺の1つが前身で、鎌倉時代初期に法然(ほうねん)というお坊さんが浄土宗(じょうどしゅう)にした歴史あるお寺です。

西芳寺の庭園は美しい苔(こけ)が絨毯(じゅうたん)のように広がる見事な庭園で、120種類以上の苔を楽しむことができます。

そんな西芳寺は世界文化遺産に指定されており、京都でも人気の寺院です。拝観に事前予約が必要であるところも、特別感がありますね。

【関連記事】西芳寺は苔寺と呼ばれる世界遺産【京都の寺社100選】(西京区)

 

地蔵院

西芳寺から徒歩約4分の地蔵院(じぞういん)は、臨済宗(りんざいしゅう)のお寺で、天台宗(てんだいしゅう)を開いた最澄(さいちょう)が作ったといわれる地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を本尊としています。

たいへん静かなところに存在する地蔵院は、足元に広がる苔(こけ)の絨毯(じゅうたん)や、境内をおおっている竹林が圧巻で、通称で竹の寺と呼ばれています。

ちなみに、京都市北区に、通称で椿寺(つばきでら)と呼ばれている地蔵院がありますが、この地蔵院とは別のお寺です。

【外部リンク】京都-竹の寺 地蔵院

 

バスで寺社巡りする際の一言アドバイス

バスで寺社巡りする際の一言アドバイス

バスで寺社巡りをする際に、ぜひ知っておきたい内容として以下を紹介します。

  • 乗り放題の一日乗車券がお得
  • 路線図があると便利
  • 時刻表は停留所ごとに検索できる
  • 乗り場周辺も要チェック

 

乗り放題の一日乗車券がお得

バスで京都観光するのなら、一日乗車券がお得です。今回紹介した内容は、バス停周辺を徒歩で歩くコースですが、組み合わせで巡る場合や、遠方の観光地を複数巡る場合には、バスを多用する可能性があります。

そのようなケースでは1日乗車券があると便利かつお得ですので、上手に活用すると良いでしょう。地下鉄利用を含めたものや、2日間利用できるものもありますので、節約と移動時間短縮を念頭に、効率よく利用しましょう。

【参考】京都市交通局:地下鉄・バス一日(二日)券

 

路線図があると便利

バスを利用する際には、路線図(ろせんず)があると便利です。乗ろうとしているバスが、目的の観光地まで行くのかが一目で分かりますので、乗車前に確認しておきましょう。

「京都 バス 路線図」と検索すれば、すぐにヒットするはずです。

 

時刻表は停留所ごとに検索できる

時刻表のチェックもおすすめです。停留所(ていりゅうじょ)ごとに検索すれば、お手持ちのスマホでもバスの時刻を確認可能です。

バスの到着時間から逆算することで、有意義な観光をしやすくなるでしょう。

 

乗り場周辺も要チェック

バスがなかなかこない場所もありますので、バス停周辺もチェックしておきましょう。近くに観光地やカフェなどがあれば、バスの待ち時間が長くても暇つぶしできます。

有意義な観光のためには、事前のプランニングが大切です。

 

まとめ

京都の観光地は駅から近いところばかりではありません。電車が走っていない名所も数多く存在します。そんなところへはバスを利用すると良いでしょう。

今回はバス停周辺から徒歩で巡るコースを紹介しましたが、コースの組み合わせやバス主体の観光も可能です。電車と併用すると行先の候補地も増えますので、ぜひバス観光も検討してください。

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