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2月の京都はどの寺社を巡れば良いのでしょうか?2月は各寺社で節分祭が行われるほか、梅の花が見頃を迎えます。また、雪景色を期待できる季節でもあります。この記事では冬の京都について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2月の京都でおすすめのイベント(行事)
2月は京都の各寺社において、さまざまなイベント(行事)が行われます。ここでは数ある2月のイベント(行事)の中から、特におすすめのイベント(行事)について紹介します。
- 廬山寺の鬼法楽
- 吉田神社の節分祭
- 法輪寺針供養
- 醍醐寺の五大力尊仁王会
- 京都寺社の年中行事(2月)
※注意)節分は立春(りっしゅん)という春への変わり目なので、立春の日が変動すれば節分の日も変わります。太陽と地球の動きの関係で立春は変わることがあり、2021年は立春が1日ずれて2月3日となり、その前日である節分も2月2日(節分が3日でなくなるのは37年ぶり、2日になったのは124年ぶり)となりました。そのため、節分関連の行事も日程変更のケースがあります。
廬山寺の鬼法楽
京都市上京区にある廬山寺(ろざんじ)では、毎年2月の節分(せつぶん)に行事が行われます。廬山寺の「鬼法楽(おにほうらく)」は、宮中で元三大師の修業を妨害する悪い鬼を退散させたという言い伝えにちなんでおり、京都の各寺社で行われる節分行事の中でも有名な行事の1つです。
吉田神社の節分祭
京都市左京区の吉田神社(よしだじんじゃ)では年間を通してさまざまな行事がありますが、特に有名なのが節分祭(せつぶんさい)です。
吉田神社の節分祭は本宮や大元宮(たいげんきゅう)という建物において、節分の当日を中心に前後3日間にわたって行われます。
節分前日(2月2日)を節分前日祭、当日(2月3日)が節分当日祭、翌日(2月4日)が節分後日祭です。最もよく知られているのが2日18時からの追儺式(ついなしき)で、方相氏(ほうそうし)という神さまが赤・青・黄の3匹の鬼を追い払います。
また、古いお札やお守りに火を付けて燃やす、3日23時からの火炉祭(かろさい)も見ごたえがあります。
法輪寺針供養
京都市西京区にある法輪寺(ほうりんじ)では、針供養(はりくよう)という個性的な行事があります。針供養は皇室で使用された針を供養するために始まりましたが、現在も毎年2月に皇室から預かった針の供養がなされています。
使い古した針をコンニャクに刺して供養する行事で、服飾関係者を中心に根付いています。
醍醐寺の五大力尊仁王会
京都市伏見区にある醍醐寺(だいごじ)では、2月23日に五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)という行事が行われます。
五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)は「五大力さん」と呼ばれて親しまれている行事で、国の平和や国民の幸福を願う行事です。
この日だけもらえるお札の「御影(みえい)」は、災難よけや盗難よけのご利益があり、京都のお店や家庭の入り口に貼られています。
この御影(みえい)は、醍醐寺のお坊さんたちのべ1,000名以上が2月15日~21日までの1週間お堂にこもって祈祷(きとう)したものです。それだけに欲しい人も多く、求める人の列が朝早くから夕方まで途切れません。
また、この日に行われる「餅上げ力奉納(もちあげちからほうのう)」も有名です。男性は150kg、女性は90kgの鏡餅(かがみもち)を持ち上げ、その時間を競います。
京都寺社の年中行事(2月)
その他、2月の年中行事を以下一覧表にて紹介します。
開催日 | 行事名 | 開催地 |
1日~29日 | 大涅槃図 | 高台寺 |
2日 | 鬼やらい神事 | 石清水八幡宮 |
2日~3日 | 節分祭 | 須賀神社 |
2日~3日 | 節分会、こんにゃく炊き | 千本ゑんま堂 |
2日~3日 | 節分祭豆撒き | 八坂神社 |
2日~3日 | 節分会 | 聖護院 |
2日~4日 | 節分会、炮烙奉納(ほうらくほうのう) | 壬生寺 |
2日~4日 | 節分祭 | 吉田神社 |
3日 | 節分祭・追儺式(ついなしき) | 北野天満宮 |
3日 | 追儺式(ついなしき) | 下鴨神社 |
3日 | おかめ福節分会 | 千本釈迦堂 |
3日 | 鬼法楽(おにほうらく)・追儺式(ついなしき) | 廬山寺 |
3日 | 節分祭 | 伏見稲荷大社 |
3日 | 節分祭 | 平安神宮 |
3日 | 追儺式(ついなしき)・豆まき | 聖護院 |
3日 | 節分会・追儺式(ついなしき) | 六波羅蜜寺 |
3日 | 節分会 | 天龍寺 |
3日 | 節分祭・石見神楽奉納(いわみかぐらほうのう) | 松尾大社 |
8日 | 針供養 | 虚空蔵法輪寺 |
8日 | 世継地蔵尊功徳日大祭(よつぎじぞうそんくどくびたいさい) | 上徳寺 |
9日 | 初午大祭(はつうまたいさい) | 伏見稲荷大社 |
11日 | 紀元祭 | 上賀茂神社 |
14日 | 加持大祭(かじたいさい) | 松ヶ崎大黒天 |
15日 | 大涅槃図 | 清水寺 |
23日 | 五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ) | 醍醐寺 |
25日 | 梅花祭(ばいかさい) | 北野天満宮 |
【関連記事】京都寺社の年中行事
2月の京都観光耳寄り情報
2月の京都観光耳寄り情報として、以下内容を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- 雪が積もったら行くべき寺社
- 冬の京都は蝋梅・梅が見頃
- 椿のおすすめスポット
雪が積もったら行くべき寺社
京都では、ひと冬のうち雪が積もるのは数日程度なのですが、雪が積もった時に寺社巡りをすると普段とは違った観光を楽しめます。
雪の日のおすすめはたくさんありますが、特におすすめなのが金閣寺、清水寺、貴船神社、天龍寺です。
詳細は以下関連記事の後半に記載していますので、チェックしてみてください。
【関連記事】1月におすすめする京都寺社めぐり!冬の見どころをご紹介
冬の京都は蝋梅・梅が見頃
2月の京都では蝋梅(ろうばい)・梅(うめ)が見頃となります。これらを楽しめるのは、京都市上京区の北野天満宮(きたのてんまんぐう)や京都市右京区の梅宮大社(うめのみやたいしゃ)のほか、京都市伏見区の城南宮(じょうなんぐう)、京都市西京区の善峯寺(よしみねでら)などもおすすめです。
椿のおすすめスポット
2月はツバキの見頃でもあります。おすすめの見どころは、京都市左京区の法然院(ほうねんいん)、同じく左京区の真如堂(しんにょどう)のほか、京都市北区の等持院(とうじいん)、同じく北区の金閣寺(きんかくじ)、京都市右京区の龍安寺(りょうあんじ)などがあります。
まとめ
2月の京都では、年に一度の一大行事として、各寺社にて節分祭が行われます。ほかにも針供養のような個性的な行事や、五大力尊仁王会のような迫力ある行事も行われ、見ごたえたっぷりのシーズンです。また、梅が見頃を迎える時期でもありますので、花見もおすすめです。ぜひ京都観光の参考としてください。
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