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京都で紅葉を見るならどこが良いのでしょうか?この記事では数ある紅葉スポットの中から、特におすすめの寺社を紹介します。定番の人気スポットからおすすめの穴場、モデルコースなども提案しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
京都紅葉ベスト テン!混雑覚悟でも見に行きたい寺社
数ある紅葉スポットのうち、特に人気スポットをベストテン形式で紹介します。いずれも混雑は覚悟しなければなりませんが、その分美しい紅葉を見れるスポットです。
1位:永観堂
永観堂(えいかんどう)の紅葉は、息をのむほど美しいです。見頃になるとこの世のものとは思えないほどに、辺り一面が色づいた紅葉の世界となります。
永観堂のお庭は、放生池(ほうじょういけ)という池があり、この池の周りの紅葉と水面に映る紅葉はいずれも美しく、紅葉シーズンには多くの人が写真を撮っています。
もう一つの見所は境内(けいだい)で最も高い位置にある多宝塔(たほうとう)です。美しい紅葉が多宝塔を包んでいるような姿は、インスタ映えするはずですよ。
逆に、多宝塔から紅葉を見下ろすのもおすすめで、あたり一帯の紅葉と京都の街並みを楽しめます。
「秋はモミジの永観堂」と言われるほどの美しい紅葉をぜひ堪能してください。例年は11月中旬から色づき始め、11月下旬ごろまで見頃となります。
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2位:東福寺
東福寺(とうふくじ)も京都指折りの紅葉スポットです。特に、通天橋(つうてんきょう)という有名な橋は、紅葉スポットの象徴的存在です。
東福寺の紅葉は、葉っぱが3つに分かれて黄金色になるカエデ数十本が見られるほか、通天橋から見下ろす紅葉は絶景です。
そんな美しい紅葉を一目見ようと毎年多くの観光客が集まってくるため、毎年シーズンは人でごった返しています。例年の見頃は11月下旬~12月上旬で、混雑を覚悟してでも一度は行きたい紅葉スポットです。
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3位:北野天満宮
北野天満宮(きたのてんまんぐう)の紅葉も見事です。北野天満宮の紅葉といえば、御土居(おどい)が有名です。
豊臣秀吉は天下統一を成し遂げたあと、京都を外敵や水害から守るため、御土居(おどい)という土の堤防(ていぼう)を築きました。
京都の中心部をぐるっと囲む1周約22.5キロメートルの御土居は、今でも数カ所で一部が残っています。北野天満宮の境内にも御土居の一部が残っており、約350本の紅葉が存在します。
春は緑がさわやかな新緑(しんりょく)、秋は燃えるような紅葉を楽しめ、シーズンになると多くの参拝者で賑わいます。
大変幻想的な紅葉ですので、ぜひ一度ご覧ください。
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4位:清水寺
清水寺(きよみずでら)は、京都でトップクラスの人気観光スポットであるほか、紅葉の名所としても知られています。
毎年見頃となるのは11月下旬~12月上旬で、約1,000本のヤマモミジが色づきます。有名な「清水の舞台(きよみずのぶたい)」から眺めると、まるで紅葉の絨毯(じゅうたん)と思えるほど美しく、多くの参拝者を魅了します。
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5位:毘沙門堂
毘沙門堂(びしゃもんどう)は京都市山科区(やましなく)にあり、正しくは出雲寺(いずもじ)といいます。もともと上京区(かみぎょうく)の出雲路(いずもじ)にあったことから出雲寺のようですが、毘沙門堂の方が知れ渡っています。
毎年11月下旬ごろから境内(けいだい)は真っ赤な紅葉に包まれます。特に有名なのは長い石段の紅葉で、地面に落ちた散り紅葉(もみじ)は見事です。
山科エリア随一の紅葉スポットとしておすすめのお寺です。
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6位:南禅寺
南禅寺(なんぜんじ)は臨済宗(りんざいしゅう)という宗派のお寺で、正しくは太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)といいます。
4万5000坪という広大な境内で、およそ200本あるカエデが色付くと、周囲は紅葉一色となってとても幻想的です。
また、巨大な三門(さんもん)と紅葉の風合いも幻想的で、三門を額縁(がくぶち)に見立てると、美しい写真を撮ることができます。
秋に必ず行きたいスポットの1つです。
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7位:神護寺
神護寺(じんごじ)は真言宗(しんごんしゅう)という宗派のお寺で、正しくは神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)といいます。
神護寺は紅葉の名所としても知られており、長い石段を彩る紅葉は多くの参拝者を魅了します。また、境内(けいだい)各所の紅葉も美しく、わざわざ行く価値があります。
普段は人がまばらですが、紅葉シーズンは多くの参拝者で賑わいます。
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8位:高台寺
高台寺(こうだいじ)も京都で有名な紅葉スポットです。境内(けいだい)ではヤマモミジやイロハモミジなどが美しく色づき、たいへん華(はな)やかな雰囲気となります。
また、池に映る紅葉は「逆(さか)さ紅葉」と呼ばれ、特にライトアップされた時によく映ります。この世のものとは思えないほどの幻想的な雰囲気を、ぜひ一度味わいましょう。
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9位:知恩院
知恩院(ちおんいん)も紅葉の名所として知られています。知恩院では、イロハモミジやケヤキなどを味わうことができ、特に方丈(ほうじょう)にある庭園や、友禅苑(ゆうぜんえん)という庭園の紅葉は見事です。
見ごろの時期にはライトアップイベントも行われ、多くの人を魅了します。
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10位:三千院
三千院(さんぜんいん)の客殿(きゃくでん)という建物には、聚碧園(しゅうへきえん)という見事な庭園があります。
客殿内で庭園が見えた時には、思わずため息が漏れるほど美しい庭園で、しばらくその場から動きたくなくなります。
また、宸殿(しんでん)という建物の前には有清園(ゆうせいえん)という庭園があり、美しい苔(こけ)や立派な木々に囲まれいるほか、滝の音や川の流れが心地よいお庭です。
いずれの庭も秋になると紅葉が美しく、緑色との対比がその雰囲気を盛り上げてくれます。
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紅葉おすすめモデルコースをご紹介
紅葉スポットはどう巡れば効率が良いのでしょうか?ここではおすすめの紅葉モデルコースを紹介します。
南禅寺から哲学の道コース
先述の南禅寺から巡ると、美しい紅葉をたくさん見ることができます。南禅寺から銀閣寺に向かっていくと、途中に永観堂や哲学の道がありますので、たっぷりと紅葉を楽しむことができます。
哲学の道は約1.5キロメートルの散歩道のことで、桜や紅葉が美しく、観光シーズンになると多くの人で賑(にぎ)わいます。
また、銀閣寺でも美しい紅葉を見学できるため、紅葉盛りだくさんなコースです。
《モデルコース》
地下鉄東西線「蹴上(けあげ)駅」→(徒歩約9分)→南禅寺→(徒歩約4分)→永観堂→(徒歩約3分)→哲学の道を約20分歩く→銀閣寺
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東福寺から今熊野観音寺コース
東福寺から今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)までのコースもおすすめです。東福寺の紅葉を楽しんだ後、周辺にある塔頭(たっちゅう)寺院にも参拝してください。
光明院(こうみょういん)や勝林寺(しょうりんじ)のほか、毎年秋限定で公開される天徳院(てんとくいん)や龍吟庵(りょうぎんあん)へ行くのも良いでしょう。
そこから抜け道を通って泉涌寺(せんにゅうじ)に足を延ばし、今熊野観音寺へ行くと、美しい紅葉を満喫できます。
《モデルコース》
京阪・JR「東福寺駅」→(徒歩約6分)→東福寺※時間があれば周辺の塔頭巡り→(徒歩約12分)→泉涌寺→(徒歩約4分)→今熊野観音寺
ちなみに、東福寺から泉涌寺までの抜け道は、分かりにくいので以下地図をご参照ください。
【東福寺から泉涌寺の抜け道】
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神護寺周辺コース
高雄(たかお)、槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)は三尾(さんび)と呼ばれ、いずれも紅葉の名所として知られています。
まず、高雄には神護寺(じんごじ)、槙尾には西明寺(さいみょうじ)、栂尾には高山寺(こうざんじ)があり、それぞれ美しい紅葉を楽しめます。
山の雰囲気と古いお寺の雰囲気、そこに美しい紅葉が相まみえ、何とも言い表せない素晴らしい世界観を味わえるでしょう。
《モデルコース》
「高雄(たかお)」バス停→(徒歩約20分)→神護寺→(徒歩約6分)→西明寺→(徒歩約13分)→高山寺
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嵐山駅から徒歩で巡るコース
嵐山駅から徒歩で巡るコースもおすすめです。たとえば、天龍寺(てんりゅうじ)の特別早朝拝観をしたあと、宝筐院(ほうきょういん)、二尊院(にそんいん)、祇王寺(ぎおうじ)へと進むと良いでしょう。いずれも紅葉の名所として知られているお寺です。
また、足を延ばして化野念仏寺や、嵐山駅に戻りがてら大覚寺(だいかくじ)に行くのも良いでしょう。ただし、化野念仏寺から大覚寺までは、2キロ以上距離があることを想定しておきましょう。
ぜひ嵯峨野(さがの)エリアの紅葉を楽しんでください。
《モデルコース》
嵐電「嵐山(あらしやま)駅」→(徒歩約1分)→天龍寺→(徒歩約10分)→宝筐院→(徒歩約6分)→二尊院→(徒歩約4分)→祇王寺→(徒歩約10分)→化野念仏寺→(徒歩約28分)→大覚寺
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京都紅葉穴場スポット
京都の紅葉は美しい反面、観光客でごった返すため、混雑覚悟は前提です。しかし、できれば穴場でゆっくり楽しみたいという人も多いでしょう。
そこで、京都市内中心部よりは比較的混雑度合いがマシな、おすすめ紅葉穴場スポットを紹介します。
圓光寺の紅葉
圓光寺(えんこうじ)は、国内の教育をもっと発展させようということで1601年に建てられました。1601年は江戸時代が始まる2年ほど前ですね。美しい庭園や襖絵(ふすまえ)、絶景などを楽しめるお寺です。
そんな圓光寺は紅葉の穴場スポットです。京都市内の中で圓光寺がある洛北エリアは比較的寒いため、毎年美しい紅葉を見ることができます。
その一方で、市内中心部の紅葉スポットと比べると、観光客は少ないためじっくり紅葉を味わえます。
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善峯寺の紅葉
善峯寺(よしみねでら)は、樹齢600年の松が有名であるほか、京都市を一望できる絶景スポットとしても知られています。
また、あじさいの名所としても知られており、約3,000坪のあじさい苑があります。高台から見える紫陽花を京都市内の絶景とともに見ていると、とても贅沢な時間を過ごせますよ。
善峯寺は紅葉の穴場スポットでもあります。広い境内と山全体が朱色(しゅいろ)に染まり、山寺ならではの秋の雰囲気を楽しめます。
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興聖寺の紅葉
京都府宇治市にある興聖寺(こうしょうじ)は、京都や宇治の紅葉スポットして穴場です。興聖寺で有名なのが「琴坂(ことさか)」です。
およそ200メートルの参道(さんどう)は、そばを流れる小川のせせらぎの音と坂の形が琴に似ていることからそう呼ばれています。
琴坂の両サイドにはモミジの木が並んでおり、まるで紅葉のトンネルとなります。まるで絵画のような美しい紅葉ですので、秋の宇治観光では必見です。
【外部リンク】曹洞宗仏徳山 興聖寺
実相院
左京区の岩倉(いわくら)という地域にある実相院(じっぞういん)は、「床紅葉(ゆかもみじ)」が有名です。ピカピカに磨かれた床に、外の紅葉が映りこみ、美しい姿を楽しむことができます。
また、新緑のシーズンは緑色の楓(かえで)が映りこむ「床みどり」を味わえます。床紅葉は燃えるような赤、床みどりは清々しいエメラルドグリーンで、春~夏の始め・秋と、それぞれの季節で楽しませてくれます。
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紅葉ライトアップが美しい京都の寺社
紅葉シーズンには京都の各寺社でライトアップが行われます。数ある自社の中で特におすすめを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ただし、その年に開催しているかは念のため公式サイトにてご確認ください。
青蓮院のライトアップ
青蓮院(しょうれんいん)は皇族や公家が住職を務める「門跡寺院(もんぜきじいん)」で、とても格式が高いお寺です。立派な建物に囲まれた庭園が美しく、眺めていると癒されます。
そんな青蓮院では、毎年春と秋に夜のライトアップ特別拝観が行われ、多くの参拝者を魅了しています。庭園はもちろんのこと、境内をあますところなくライトアップされます。
御本尊(ほんぞん)の熾盛光如来(しじょうこうにょらい)は光そのもの、その化身の不動明王も炎の光を背負っているため、光と関係が深いことからライトアップが行われているのです。
昼間のしっとりとした青蓮院だけでなく、幻想的な夜の青蓮院もおすすめです。
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東寺のライトアップ
東寺(とうじ)のライトアップもおすすめです。五重塔(ごじゅうのとう)とライトアップされた紅葉は、まさしく京都の美といえるほどの美しさとなります。
池に映りこむ姿や、金堂(こんどう)・講堂(こんどう)という立派なお堂など、夜だからこその幻想的な雰囲気を楽しめます。
ただし、混雑は覚悟しなければなりませんので、時間にゆとりを持って参拝しましょう。
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曼殊院のライトアップ
曼殊院(まんしゅいん)は、左京区にある門跡寺院で、黄不動(きふどう)や庭園が有名です。曼殊院にある不動明王像(ふどうみょうおうぞう)は、その体が黄色いことから「黄不動(きふどう)」と呼ばれています。
仏像ではなく掛け軸(かけじく)であり、滋賀県にある三井寺(みいでら)の仏像を書き写したものだといわれています。
そんな曼殊院のライトアップは見事です。紅葉が色づいた庭園の夜景は、昼間には味わえない美しさです。ぜひ夜の庭園をお楽しみください。
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まとめ
京都各地の寺社仏閣では、美しい紅葉を楽しむことができます。ここで紹介したのはごく一部であり、ほかにもおすすめは多くあるのですが、今回は特におすすめのスポットを紹介させていただきました。ぜひ秋の京都観光にお役立てください。
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